毎度お騒がせしております!
banesh代表の、飯塚 はる香 です。
クラウドファンディング、4度目の挑戦です。今回が、banesh クラファン 最終章です。
目次
【1】駆け抜けた初年度
【2】次なる挑戦
【3】banesh Tシャツ 入手ラストチャンス!
【1】駆け抜けた初年度
私たちbaneshは、2020年に出来たばかりのブランドです。
バングラデシュで生産をし、主に日本国内で商品をお届けしています。
色んな挑戦をしながら、色んな失敗をしながら、そして沢山の方にサポートして頂きながら。何とか1年を駆け抜けることが出来ました!
・クラウドファンディングを過去3回実施
・コロナ禍での、全国移動販売
・バングラデシュで、品質の高い商品のモノづくり
・アパレルだけでなく、食品やインテリアの商品企画
ただモノを作るだけでなく、関わってくださる皆さんも一緒にワクワク出来るような「挑戦」をし続けるブランドを目指して。
「挑戦」は、baneshの代名詞ともなりつつあります。
そして。
また再び。新たな挑戦の始まりです。
【2】次なる挑戦
この度、baneshは新しく生まれ変わります。
いままでの「見込み生産」から、「受注生産」へ、完全に切り替えます!
まず。
「見込み生産」とは。
ものづくりの世界では、最も一般的な生産方法です。
どのくらい売れるかを予測し、予測した数量を生産する、という方法です。
デメリットとしては、作りすぎてしまうこと。現実に起きている問題として、新品の服が沢山捨てられています。昨今よく取り上げられるようになった「大量廃棄」問題は、この「見込み生産」が原因です。
一方で、「受注生産」とは、
必要な数量だけ、生産する方法です。
最大のメリットは、過剰に生産することがなく、捨てることもない、という点。
職人ひとりひとりが愛情を込めて作った服を、お客様の元に、確実に届けることが出来ます。
結果的に、職人も、お客様も、そしてその流れに関わる私たち自身も、皆がハッピーです。
バングラデシュといえば「大量生産」「大量廃棄」の国、という認識があります。
でも。良い品質の服を作ることも、関わる人をハッピーにすることも、出来るんです。
baneshのモノづくりを通して、これからも証明していきます。
【3】banesh Tシャツ 入手ラストチャンス!
私たちには、商品があります。
「Tシャツ」です。
上代は、¥7,000。確かに、ちょっと強気かもしれません。
でも、自信を持って、その価値をお届け出来ると思っています。
理由は3つ。
1. デザイン
デザインは、副代表 兼 デザイナーの、稲橋が手掛けています。
彼は、簡単に言うと「洋服バカ」です。
ファストファッションブランドから、メゾン系ブランドまで、致死量レベルの服を着倒してきた人です。業界内での販売経験があり、日常的に目の肥えたお客様と関わってきたことから、やはり彼の言葉には血が通っています。
その彼が、服の外観はもちろん、型までデザインします。良い商品に、決まっています。
2. 生産背景
baneshの服は、全てバングラデシュで生産しています。
バングラは、「大量生産」に慣れてしまっています。「品質」よりも「納期」を求められることが多いです。
一方で、私たちbaneshが作りたいのは、品質の高い商品。1点ずつ、しっかり、作っています。1枚ずつ検品して、不備があれば直す。その繰り返しです。
正直、めちゃくちゃ大変です。でも、諦めない。
良い商品を、バングラの彼らと作りたいし、良い商品を、お客様に届けたい。その一心です。
それに。現地の彼らと、日々真剣に向き合っている。これって、私にしか出来ない仕事だと思っています。
楽しみに、待っていてください。
そして最後に、
3. 思い
baneshのTシャツには、私たちの思いも乗っています。
「挑戦を止めない」
このご時世、色んな規制がかかりました。とにかく我慢我慢の日々だったかと思います。
世間の雰囲気もすごく不穏で、SNSやテレビのニュースでは、毎日のように誰かが叩かれて、自由な行動が許されないムードになりました。
ぶっちゃけますと、正直、私自身も辛かったです。色々ありました。
脱サラ直後に、コロナが猛威を奮ってやってきました。
バングラ現地の空港が封鎖されて、日本には帰れず。街はロックダウンがずっと続き、喧騒の街がゴーストタウンと化しました。
エリア間の移動が規制されましたが、そのルールが厳重に守られることは難しく、治安は最悪...。
正直、生きた心地のしない日々、でした。
...でもね。
「や〜めた!」って、白旗を挙げるのは、早すぎる。まだ出来ることがある。
だって、私には、夢があるから。
目の前で繰り広げられる、バングラの現実とか、アパレル業界の闇とか。
見ちゃったんですよ。
それに、生産現場のバングラの人達だけではなく、巡り巡って、私たち日本人も「幸せにならないループ」に組み込まれてしまってること、気付いてしまったんです。
だから、このまま無視することなんて、絶対できない。
こんなこと、いつまでやるんですか?
私は、「大量生産」と「大量廃棄」の世界線を、終わらせに来ました。
もっと優しい世界を迎えに行きたいです。
baneshのTシャツを着て、一緒に挑戦しましょう。
私は、覚悟を決めました。
あなたは、どうしますか?
【最後に】
私たちbaneshが立ち向かう問題の「課題」と「解決策」を、皆さんと共有したいと思います。
ちょっと真面目ですが...これは、本で読んだハナシでも、映像で見たハナシでもなく、私自身がアジアのアパレル生産国で実際に体験してきたハナシです。どうか、他人事と思わず、当事者として、この事実を受け止めてください。
▼課題
いまこの瞬間も、廃棄される運命にある服をひたすら縫い続ける人達が居ます。その人達は、自分達の成果物が廃棄されることを知っているかもしれません。でも、縫い続けます。現金収入が欲しいから、家族を養わなければいけないから、生き続けたいから。
服って、人が作ってます。機械ではないです。1枚1枚に人の温もりがあり、人の愛があり、人の生活があります。沢山の人の手によって作られた服。廃棄されて良い理由なんて、1つもないです。
アパレル大国であるバングラデシュ。生産量は世界2位、国家総輸出額の9割を締め(外務省発表 バングラデシュ基礎データより)、ここ2~30年で、国を牽引する産業にまで成長しました。国民の多くが従事する産業でもありますが、一方で、同時に多くの問題を抱えています。
環境問題、人権問題、労働問題...様々な問題の巣窟となっている、アパレル業界。その原因を作っているのは、実は他でもない、私たち一般人なのです。私たちが何の気無しに買う服が、結果的に「大量生産」に拍車を掛け、「大量廃棄」を招き、地球や人を苦しめています。
これが事実です。この事実を、どうか受け止めてください。
▼解決策
絶望的な結論を申し上げると、今すぐに解決するというのは、不可能です。気の遠くなるような時間がかかるでしょう。
でも、解決可能なのです。
今後、世の中は必ず変わっていきます。「大量生産」と「大量廃棄」がまかり通る世界が、誰も幸せにならないループが、このまま続くとは考えられません。地球を汚染し続け、人を痛め続ける、アパレル業界。この流れを変えるには、やはり私たち一般人の力が必要です。
いま日本では、年間10億枚の服が廃棄されています。4枚に1枚、です(『大量廃棄社会』より)。しかも、誰の手元にも届くことなく、新品の状態で廃棄されていきます。この状況は、誰かが望んだことでしょうか。決してそうではないはず、でも事実なのです。
私達は、この流れを変えたい。
その様子を、「傍観する側」になるのか、「変えていく側」になるのか。その選択は自分次第ではありますが、私達の願いは、関わって下さる全員を「変えていく側」になって頂くことです。
バングラデシュ現地の彼らと、ああでもない...こうでもない...お互いに文句を言いながら、励まし合いながら、なんとかカタチにした商品。それが、banesh Tシャツです。そこには、現地の彼らのオモイも、乗っています。
全員の力を合わせて、baneshのTシャツを着て、世の中を一緒に変えて行きましょう。
優しい世界を、一緒に、本気で、迎えに行きましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
◆リターンについて
① ただ、応援したい
金額別にリターンを用意しております。
※一口 ¥5,000〜です!
② banesh Tシャツ
黒:2型(刺繍違い)
白:1型
サイズ:ユニセックス 5サイズ (XS・S・M・L・XL)
最新の活動報告
もっと見る今やるべきことは何か(白目)
2024/07/24 12:18アッサラーム・アライコム!みなさんこんにちは、はる香です。定期的にやってくる、どうしようもない絶望感と共に、言葉を絞り出しています。いまバングラで何が起きているか報道などでご存知の方も多いかと思いますが、いまバングラデシュの情勢は凄く悪いです。ざっくりご説明すると、「政治決定に納得できない学生たちがデモを起こして、バングラデシュ全土で暴動が起きている」です。※詳しく説明されているリンクを共有しますね。(Newsweek日本版)【バングラデシュ情勢 (2024.07.23)】 現地は、荒れまくってます。普通の生活が出来ないレベルで、荒れまくってます。交通はもちろん、通信も全て遮断されてます。そのせいで、ここ4日間ほどは現地にいるビジネスパートナーやスタッフや友人達と、全く連絡が取れませんでした。生存確認すらできず、ただただ彼らの無事を祈る日々。現地の情報を伝えるメディアすら、情報をアップデートできず、現地で一体何が起きているかということすら知れず......↑この写真。通常だったら、上の道も下の道も、人/車/バイク/リキシャー/CNG...圧倒的なカオス状態が広がってます。なんせ、人口密度が世界イチの国ですから。でも、今回の暴動によってロックダウンが施行され、この様子...。ある意味すごい光景...!!ビジネスパートナーとの会話。日本時間24日0時頃に、4日間を経てやっと既読になり......返事が返って来た時は、本当に本当に安心しました。電話で声も聞けて......本当に安心した......!!! 生きてて良かった!!!↓「良かったーーーーー!!」 と電話口で叫びました。......を、経て。私が今やるべきことはなにか(白目)その答えは、「目の前のことを粛々とやる」ですわ。ほんと白目むいちゃうけど。もちろんね、人によって意見は異なると思います。無理にでも現地に行くとか、する人も中にはいるかと思います。でも私は、行かない。あくまで、私の意見ですが。イチ外国人である私は、この様な状況下においては、全くもって不可抗力なんです。イチ外国人である私がどれだけ努力をしたって、何を1ミクロンも変えることは出来ない。それを、現地での生活を通して、身をもって良く良く知りました。現時点の結論としては、私が今やるべきことは、「目の前のことを粛々とやる」こと。そして、現地の情勢が日常に戻ることを、気長に待ちます。↑これでも人出が少ない方。どんだけカオスなんだよ、バングラ。大好きだぜ。いつになったら次のアクションを実行できるんだやりたいことがあります。バングラで。どうしても、バングラで。いつになったら出来るんだい?テロ、コロナ、首相選挙、戦争、暴動、、、えーっと、次は何だい?まあね。何かしらが一生付きまとうんだと思うんですよ。次から次へと。私個人の努力ではどうすることも出来ない規模感の何かしらが。でも、そんなの織り込み済みですわ。バングラでビジネスするって、バングラで生きていくって、そういうことだと思っています。ビジネスチャンスがあると思ってバングラに進出した、という流れではなくバングラに沼ってバングラでビジネスすることを決めた、というどうしよもなくアホな救いようのない流れなので他の国でやろう、とかいう思考回路は、ナイわけです。残念した。きっと。ナイスなタイミングが来ると思います。その時までに、しっかりと下準備を進めていきます。粛々と。粛々と。先輩曰く今朝。海外ビジネスを長年されている大先輩とオンラインで話しました。彼女のフィールドは主にミャンマーなのですが.....ね。同列で比較することは難しいですが、ミャンマーも全くもって論理の通じない可笑しな状況になっている国のひとつです。国民は翻弄され......取り巻く環境や関係国も翻弄され......しかも、長い間。「こう言う時はさ、目の前のことを、粛々とやっていくしかないよね」これは、彼女の言葉です。ミャンマーをはじめとする東南アジアの国々に15年以上関わる彼女の言葉、です。そして、それを聴いた瞬間に、サーーーーッと、ある意味で心が晴れました。救われました。自分は全くもって不可抗力だということを認めて、いま出来ることを、目の前のことを、粛々とやる。それが答えですわ。粛々とやります。baneshはる香 もっと見る
平和って、なんだ。
2024/05/29 22:50こんにちは!baneshの飯塚です。日本は、長い長い冬を越え、やっと暖かい季節になりました。週末を中心に、様々なイベントが催されるようになりましたね!...今日はちょっと、いつもとは毛色の違う内容になりそうです。ミャンマー祭り 2024つい先日、コチラに行って参りました。【ミャンマー祭り 2024】毎年この時期になると、東京都港区の増上寺で開催されます。国は違えど、同じ仏教国のミャンマー。どんなご縁から増上寺でミャンマー祭りが開催されるようになったか、というのも、やはり宗教上の繋がりに起源があるそうで。[東南アジアの国のお祭り@東京]というと、ワイワイガヤガヤなイメージがあるかと思いますが、やはり場所がお寺の境内なだけに、ミャンマー祭り当日は、(いい意味で!)独特な雰囲気が流れていました!ミャンマーで、いま何が起きているか知っていますか?〈すごくざっくり流れを纏めてみました!〉・軍事政権⇄民政化 を、何度も繰り返す・2021年2月1日(絶賛コロナ禍)、国軍が政権を獲る・以来、クーデターがミャンマー国内各地で続く・害のない民間人まで殺戮の対象になり、平和な田舎の村までが戦場と化している詳しくは、こちらを参照↓...同じ時代、同じ地球上で。同じアジア、飛行機で8時間程で行ける距離で。こんなことが起きているだなんて、信じられません。けど、事実です。受け入れ難いけど、事実です。平和って、なんだ。なんなんでしょうね、平和って。なんだと思いますか?きっと、人によって答えは違うと思います。正解はきっとないです。でも、日本で生きていると考えることすらないこの問いを、じっくり、考えてみてください。いま、ミャンマーで起きていること。個人の努力ではどうすることもできない。ただただ現実を受け入れるしかない。そんなの辛すぎるけど、けど、それしかない。私のような外国人なんてもっと無力で、海の外で起きているニュースをただ観て、ただ知って、ただ悲しむしか出来ない。例えそれが、大好きな国だったとしても。大好きな友人や、お世話になった人が、沢山いる国だったとしても。私に、なにができるんだ。平和って、なんだ。答えのない問いを、ミャンマー祭りの会場で、ずっとぐるぐる考えていました。いつかきっとくるはずの平和を、待ち望んで。私は私の持ち場で。ベストを尽くします。ミャンマーにいる、私の大好きな人達へ。どうか希望を捨てないで。私のような外国人なんて無力だって言ったけど、やっぱり無力じゃないかも知れない。微力でも、こうして何かしら思いを繋げていくことで、何かになる可能性がある。ミャンマーへ、祈りを。はる香 もっと見る
あれから11年
2024/04/24 19:00こんにちは!アッサラーム・アライコム!今年も、この日がやってきました。4月24日。「ラナプラザ崩落事故」から、今日でちょうど11年です。ラナプラザ崩落事故とは...2013年4月24日、バングラデシュ首都ダッカ、郊外の街サバールで起きた、史上最悪の産業事故です。縫製工場ビルが大崩落し、何千名もの死傷者をだしました。((ご興味ある方。文章、画像、動画、様々な媒体で様々な情報が共有されているので、ぜひ調べてみてください。痛ましい事故なので、ここでは控えました。))現地時刻、08:45 (11:45 JST)、黙祷を捧げました。犠牲者へ、そして、未だに苦しむ方達へ。Rest In Peace.余談ですが。「ラナプラザ崩落事故」をきっかけに、わたしはバングラデシュでアパレルをやることを決意しました。あれから11年か。長いようで短いようで長いようで笑ウチの現地スタッフも、この日だけはどうやら特別な感情になるらしく。思いを共有できてることが確認できて、良かった。引き続き、それぞれの思いを大切に、1日1日を大切に、生きていきましょう。banesh 代表飯塚 はる香最後に。良かったら、お買い物してください!!【banesh オンラインストア】 もっと見る
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