木崎さん(写真で僕の背後の方)との出会いは、
ちょうど旅に出て5日も経ってない頃。
その日僕は、
山の上にある道の駅を今夜の根城にしようとして
食事を取ろうとしていたのですが、
山口県の山奥の道の駅だったので、
近くにスーパーもコンビニも無いということにすぐ気付き、
「晩飯を食う場所が無い!!」
と途方に暮れていました。
もう体力もヘトヘトで、山を下りてコンビ二まで行く気力は無く、
辺りも暗くなって、外灯のない山道を下るのは困難な状況でした。
そんな時、木崎さんが
「カップ麺あるけど食うか?」
と助けてくださったことが、
彼と知り合ったきっかけでした。
そのときをきっかけに、
京都や北海道で2度、3度と会い、
道中何度もお世話になった木崎さんから、
応援メッセージを頂きました。
是非、読んでみてください。
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何もせずに引きこもっている人たちへ!
外の空気を思い切り吸ってみましょう。
日本1周をママチャリで完遂した下司くんが誘ってくれてますよ!
3年前のゴールデンウィーク。
毎年九州を1周している私は、いつも山口県から日本海側を走って京都へ帰るのですが、
阿東町辺りに願成寺温泉という道の駅併設の温泉があるんですが、
そこで温泉に入った後自分のキャンプ道具でご飯とラーメンを食べてるときに、
彼が現れたのであります!
彼のひと言「この辺にコンビニありますか?」
との問いかけに即答で
「無いわ!晩御飯か?ラーメンやったら余ってるで~ 湯沸かしたるから食べたらええよ」
と云いました。
よっぽど我慢してたのか、彼は一瞬で食べ尽くしたのです〓
「僕、ママチャリで日本1周やってるんです。この前、福岡の自宅出発したとこで・・・まさか、こんな最初に試練が訪れるなんて・・・でも助かりました。ありがとうございます」
僕はその時
「人は、いつもいつも頼ったらあかんけど、困ったときは勇気を出して近くの人に遠慮せず声をかけたらええよ。ちゃんと助けてくれるから」
と彼にアドバイスして、彼と別れました。
その後は、京都にある私の家に立ち寄ったり、
北海道に渡る時には彼の経済的負担を少しでも減らせるように
自転車を私の車に載せて一緒に渡ったり・・・
西向いて、九州方面に戻るときも我が家に立ち寄ってくれて・・・
その時は、立派な男になった彼を見れて嬉しかったです。
ちなみに、彼が日本1周を成し遂げたあと、
私はゴールデンウィークに九州方面に行くとき、彼の家に訪問させて頂いてます。
なぜ、彼がこのような成長を出来たか?
それは、
①意志の強さ
②素直な性格
③何事も最後までやり遂げようと努力と苦労を惜しまないところ
この3つを彼は忠実に実行したから日本1周を成し遂げる事が出来たのです。
なので、
「やらなければ始まらない!」
「続けなければ終わりは無い!」
「人との繋がりは一生モノ」
ということを彼は教えてくれています。
私は、彼を障害者として認識はしていますが、
敢えて普通の一般男性という見方しかしてません。
「障害者だから・・・」という考え方が私は嫌だから。