▼はじめまして!
木工用ボンドを使って絵を描く画家として活動しています「冨永ボンド」です。私の活動テーマは「つなぐ(接着する)」。大型商業施設や飲食店でのライブペイントやワークショップ、病院・福祉施設等でのアートセラピーを通して、多くの人に「画を描く作業の大切さ」を伝える作家活動を行っています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトは、独自の画法「ボンドアート」で描いた絵画作品を、5月にパリで開催されるアートフェスに単独ブース出展することです。題して「BOND in PARIS 2016」、冨永ボンドの世界挑戦、第2弾です。
▼「ボンドアート」とは?
私が考案した独自の画法です。
ボンドアートに使用する画材は2つ。多彩な水性塗料と、木工用ボンドに黒い塗料を混ぜて作った"黒いボンド"です。描き方は簡単。先ず、筆で自由な絵柄をベタ塗りし、画面をすべて塗り終えたら、色と色の間を黒いボンドでフチ取って完成です。散らばった色たちを一瞬で引き締める黒い線は力強く、立体的で光沢があり、まるでステンドグラスのような独特の絵肌が出来上がります。この立体感と光沢はボンド(塩化ビニル樹脂)特有のもので、ボンドを使わなければ出すことのできないマチエール(絵肌)です。
▼ボンドで画を描くようになったきっかけ
私が初めて画を描いたのは2009年、当時26歳でした。画材は、はじめの一枚から木工用ボンド。知人が開催した音楽イベントにライブペイント(即興絵画)で出演したのがきっかけで、ライブ創作なら人の目を惹く意外性のあるモノを使って画を描こう!と思い、誰もが知っている身近な木工用ボンドを手に取りました。
▼画のモチーフは「人間」
私の絵画の役割は「画を描く作業の大切さ」をより多くの人に伝えることです。人と人のつながり・肉体のつながり・四肢のつながり・細胞のつながり・精神のつながりなど、人に纏わるモチーフを抽象的な絵柄で表現しています。アートに興味のない人を惹きつけるためには奇抜さと意外性、そして「わかりやすさ」が必要です。私の場合その全ては人とつながりの中で出来たライブ作品でなければなりません。人とのつながりの中で生まれる作品だから、私は人ばかりを描き続けます。
↓過去に描いた作品を紹介します↓
▲「題:KINO」A3size(2012年)
▲「題:MGPB」福岡パルコ、幅4M壁画(2013年)
▲「題:TUOH2014」幅3600mm×高1800mm(2014年)
▲「題:TUOH2015」幅10メートル×高1800mm(2015年)
▲「題:RING」幅1800mm×高1200mm(2015年)
▲「題:VJPZ 01~03」直径200mm(2014年)
▲「題:Untitle」幅600mm×高600mm(2014年)
▼新しい表現はいつも「ライブ」の中で生まれてきた
私は絵画の創作をライブに限定しています。つまり、人が見ている前意外では画を描かないのです。理由は、人のつながり(接着)を強く感じられるのはライブだから。
ライブぺインターとしてイベントに出演する回数は年間約60回。音楽イベントや飲食店、病院や福祉施設など環境は様々あります。画材は木工用ボンドで、画法はボンドアートであることは毎度変わりませんが、絵柄は会場に流れるBGM・制限時間・体調・アクシデント・会場で出会った人たちとの会話に影響され変化します。新しい表現はいつもライブの中から生まれ、進化してきました。
▼2014年、ニューヨークのアートフェスに挑戦
冨永ボンドの世界挑戦、第1弾。2014年4月にニューヨークのマンハッタンで開催された世界最大級のアートフェス「ART EXPO NEW YORK 2014」に単独ブース出展しました。
この時も、キャンプファイヤーを利用し、大変多くの方々にご支援を頂きました。ありがとうございました。
ニューヨークでのアートフェス開催期間は3日間。
日本において、画廊所属歴なし、個展歴なし、賞歴なしの超無名な私にとって500以上のブースが連なるNYのビッグフェスに出展することは無謀な挑戦といえるものでした。
「ニューヨーカーにボンドアートを見てもらえたらいいな」くらいの気持ちで臨んだプロジェクトだったのです。
しかし、思いもよらない奇跡的な出来事が起こりました。
フェス開催期間中、なんと私は5つの現地ギャラリーと名刺交換をし、最終日にはSOHOにあるギャラリーと1年間のアーティスト契約をすることになったのです。
とても刺激的な出来事でした。
ニューヨーカーに私の作品は、こう評されました。
この絵肌は「新しい」と。
「BOND in New York 2014」に関わってくださった皆様には、改めて御礼を申し上げます。今こうしてパリに挑戦することが出来るのも皆様のおかげです。ありがとうございました。
▼海外のアートフェスに挑戦する理由
私は今後も「日本ベース」で作家活動をし、世界に挑戦して行きたいと考えています。作家活動を通して達成したい目標が日本にあるからです。
私の目標は、
日本のアートと医療をつなぎ(接着し)
人の心と生活を豊かにすること。
アートの力で医療福祉の分野を支援することが、アーティストとして活動する私の最終目標です。それを達成するために先ずは、「作家として強い影響力が欲しい」そう思うようになりました。より多くの人へ「画を描く作業の大切さを伝える」ため、そして「日本における自由なアートシーンを活性化」するためです。その手段が、海外のアートフェス出展という世界挑戦なのです。
▼医療の分野に活かすボンドアート
失敗のない自由なアート創作は成功体験につながり、人の心を豊かにします。特に私のボンドアートは、自由度が高く、創作段階と完成が明確にあり、誰もが気軽に取り組みやすく、そしてなにより失敗がありません。
この特徴は、リハビリの分野においてアートセラピーとして有効なのではないか、アートをつくる成功体験が自信を取り戻すきっかけになるのではないかと考えるようになりました。これまでに、重度認知症のデイケアや精神障がいのグループホーム、就労支援施設やデイサービスなどで、年間約50回のボンドアート体験ワークショップを開催。過去に500人以上がボンドアートを体験し、作品を制作しました。年齢は2歳から94歳までボンドアート体験の実績があります。
私はあくまでアーティストという立場で医療に関わりたいと考えています。セラピストになると誰かを支援することにウェイトがかかり自身の創作活動が出来なくなってしまうし、作家という立場でしか成しえない支援のカタチがあると考えるからです。
過去に某福祉施設でボンドアートセラピー体験会を開催した際、どうしても画を描くことが出来ない女の子がいました。その時、私はその場でライブペイントを行い絵画が出来上がる作業を観せました。観て貰うことでアート体験会に参加することが出来ないかと考えたからです。結果的に、その女の子は黒いボンドでフチ取る作業だけですが笑顔で行うことが出来ました。
失敗のないアートを創る作業、つまり「画を描く作業」は成功体験につながり、意外性があり創作段階と完成が明確にあるボンドアートは、多くの人の心を豊かにするきっかけになると信じています。
▲ボンドアート体験で描かれたお客様の作品
▼BOND in PARIS 2016で達成したい5つの目的
その① パリで、原画を売ること
その② パリで、スマホカバーを売ること
その③ パリで、ライブペイントをすること
その④ パリの人に、ボンドアート体験をしてもらうこと
その⑤ パリのギャラリーとアーティスト契約すること
パリ滞在期間(5/25~6/1)に、上記5つのことを達成します。
▼集まった資金の使い道
パリ出展にかかる費用の内訳です。
・アートフェス単独ブース出展費用 40万
・渡航宿泊費 35万
・同行カメラマン 渡航宿泊費 35万
・現地での画材調達費 5万
・フランス語通訳人件費 15万
・絵画運搬費(往復) 20万
合計150万円のうち、95万円はプロダクトグッズ(応援キーホルダーや応援スマホカバー)の販売などで集まりましたが、残り55万円が足りていません。
▼リターンについて
原画の絵肌を再現したプロダクトグッズのパリ出展限定デザインや、現地でライブペイントした作品を断裁して小さなフレームに入れてお渡しする「原画解剖シリーズ(はがきサイズ)」、オリジナル原画の描き下ろしをご用意いたしましたので、ご覧頂ければ幸いです。
◆冨永ボンドロゴ – ステッカー
◆冨永ボンドロゴ – ラバーキーホルダー
◆冨永ボンドロゴ – ラバーコースター
◆Bond Graphicsロゴ – 情熱の赤い星ステッカー
◆Bond Graphicsロゴ – 情熱の赤い星キーホルダー
◆手帳型 iPhoneケース(限定色:赤、白、青)
対応機種:iPhone6s,6,5s,5
※支援後、ご希望の"機種"を、メッセージ機能で5/11までにお知らせください。
※指定のない場合は、iPhone6sをお送りしますので予めご了承ください。
フランス国旗の3色を使用した限定配色をご用意しました。黒のラインは原画を再現した凹凸光沢仕様。通話孔付きなので、閉じたまま通話が可能です。ベースは上質な合皮仕様、内側の色はホワイトです。
◆手帳型&ハードタイプ、iPhoneケース(現行デザイン)
対応機種:iPhone6s,6,5s,5
20種類のデザインからお選び頂けます(アルファベットA~S)
黒のラインは原画を再現した凹凸光沢仕様。手帳タイプは閉じたまま通話できる、通話孔付きです。
※支援後、ご希望の"機種"と"デザイン名(アルファベットA~S)"を、メッセージ機能で5/11までにお知らせください。
※指定のない場合は、iPhone6sの"デザインA"をお送りしますので予めご了承ください。
★手帳タイプ
★ハードケースタイプ
◆はがきサイズの原画「原画解剖シリーズ」
パリで描いた絵を持ち帰り、はがきサイズに分割して額に入れてお送りします(通し番号とサイン付き)※フレームの色や形はお任せになります。
◆オリジナル原画(F3号~F25号)をお好きな配色で創作します。
※支援後、お好きな色を3~5色、メッセージでお知らせください。指定のない場合は、お任せの配色になります。
※キャンバスは木製パネルです。額装をせずに壁掛けが可能です。
※絵画のデザインテイストは「Cell」になります。こちらからご確認ください→http://www.bondgraphics.com
▼応援コメント
★多久市長 横尾 俊彦
「新婚さんいらっしゃい助成金」が富永ボンドさんと多久市の出会いです。それは多久市の定住促進策のひとつで、私はそう呼びます。その御縁で多久市民になり、持ち味の技と情熱で新たな時空を拓き進むのがボンドさん。木工ボンドを画材にした新アート。誰にもでき、誰もが楽しめ、誰でも自己肯定を見いだせるプロセス。それによって人との出会いと絆も育める。その可能性を見つめ、ひたむきに疾走する彼は芸術の都パリでビッグチャレンジします。日経新聞文化欄にも紹介されたユニークアーティストによる、未知の新ページ創造のボンドプロジェクト。応援よろしくお願いします。(パリではジェームスにも会えるといいね。)
★BAKIBAKI(ライブぺインター)
ボンドくんとの出会いは初年度のLive Paint DOJOで、画材としてのボンドと本人のクールなドヤ感が印象的でした!今年は多久の町をアートで盛り上げようと奔走してるボンドくんと再会し応援したくなりました!アートセラピーの活動も気になりますね。これからもアートと社会の接着剤としてガンバッてください!
★大関れいか(Vine)
アートは彼氏がやっているスプレーアートしか知らなかった私ですが、そんな彼氏が富永ボンドさんのボンドアートが好きと言うのをキッカケに知りました。ボンドで絵!?と思った私ですが、一目見て「なんだこれかっこよ!」となり早速彼氏とお揃いでアイフォンカバーを購入して今でもずっと愛用してます。そんな私の大好きなボンドさんのボンドアートの魅力や素晴らしさがより多くの人に、世界中の人に知ってもらえることを、心より願っています。頑張ってください!
★ほくぴー(Vine)
デザイン超かっこいい!!初見でiPhoneケースを買いました。今では彼女と二人で愛用してます。これきっかけで彼女と仲良くなったと言っても過言ではない。いや、過言かも笑。挑戦し続ける姿勢にはすごく刺激を受けるし、創作テーマにも掲げてるように、人と人を「つなぐ(接着する)」力がボンドアートにはあると信じてます。頑張ってください!!!!応援してますよーーーー!!
★N.O.B.U!!!(ミュージシャン)
BONDさんと10年近くの付き合いになりますが常に刺激を与えて頂いている芸術者。BONDさんの芸術は全世界、Parisの心にも伝わると確信しております。道は違いますが、芸術を通し生涯高め合う同士でありたい。“ボンドが世界を変える”#まじRespect
★TKMi(クリエイター)
世界にチャレンジする、トミさんにいつも刺激を頂いています!国境関係なく進んで行ってほしい!パリの挑戦応援します!
★原田 啓之
完成した作品やお洒落なカフェ、そして医療や福祉の現場で「つなぐ」行為をしてきたボンド。完成した作品は、特にクリエイティブでなくていい。冨永ボンドが駆け抜ける中で発見出会う、楽しみや苦しみ。人や社会、福祉、医療とまっすぐに会話をし、それらを「つなぐ課程」がクリエイティブであって欲しい。おそらく、その課程にあるのがフランスへの挑戦。ぜひ、新たな「つなぐ課程」=「クリエイティブ」をフランス現地で実現して欲しい。
▼最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
画を描く作業は、
人の心と生活を豊かにします。
自由で失敗のない「アート」と皆さんをつなぐ(接着する)ものが、私のボンドアートであれば幸いです。
そして私は一人の作家として今後も自身の表現を追求し、日本のアートシーンと精神医療の発展を願い、情熱(PASSION)を持って世界に挑戦し、世界のアートシーンとつながり続けることを誓います。
P…PARIS(世界挑戦、第2弾)
A…???
S…???
S…???
I…???
O…???
N…New York(世界挑戦、第1弾)
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
アートに失敗はない!
冨永ボンド
最新の活動報告
もっと見るパリ挑戦プロジェクト、終了しました。
2016/06/03 17:59ボンジュール! ボンドです。 冨永ボンドの世界挑戦第2弾「BOND in PARIS 2016」終了しました。皆さまのお力添えのおかげで、パリ挑戦「5つの目標」を全て達成し、パリのギャラリーと作家契約するという大きな成果を残す事ができました。本当にありがとうございました。 プロジェクトを振り返りながら、いま帰国する飛行機の中でこのブログを書いています。長文ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。 ーーーパリに挑戦すると決めたのは、ちょうど1年前。その時は、どこの日仏仲介業者を利用するか、パリのなんと言うアートフェスに出展するのか、出展費用をどうして集めるのか等、実は何も決まっていませんでした。 正直、今思い返すと無謀すぎる(笑) その時に僕が持っていたものと言えば、 2014 年ニューヨークSOHOの奇跡が再びパリでも起こるんじゃないかって「期待」、SOHOのギャラリーと1年間の作家契約したのに1年間何も出来なかった「悔しさ」、それから、自分の作品に対するほんの少しだけの「根拠なき自信」。 どれも頼りないものばかりでした。 目標は明確にあった方が、伝わりやすい そう思ったのは、資金集めに利用したクラウドファンディングを立ち上げる時。僕はパリに行って何がしたいのだろう、アートフェスに出店して何を達成したいのだろうと、改めて考え直しました。そしたら、プロジェクトを通して自分が何をしたいのかが自然と見えてきて。 自分が日々日本でやっていることをパリで実現してみよう!そしてニューヨークで失敗してしまったギャラリー契約、つまり日本ベースで活動しながら海外で成功するということにもう一度チャレンジしてみよう! そう思ったのです。 結果、パリ挑戦5つの目標 ①パリで、ライブペイントをする②パリで、ボンドアート体験をしてもらう③パリで、原画を売る④パリで、スマホカバーを売る⑤パリの、ギャラリーと作家契約する を、全て達成し、最大の難関であったギャラリー契約は自分に合った「デジタル要素を取り入れたギャラリー」で達成。鳥肌が立ちました。 ギャラリー契約達成をフェイスブックにアップしたとき「目標達成おめでとう!」と大勢の人が言ってくれた。みんなずっと見ていてくれたんだと、心の底から嬉しくなりました。ありがとうございます。 目標達成の実績を具体的に報告します。 ①パリで、ライブペイントをする。 ・ノートルダム大聖堂前・ポンピドゥーセンター前広場・ルーブル美術館横チェイルリー公園・Art shopping ブース内 以上、4カ所でライブペイントを行いました。ニューヨークのタイムズスクエアで描いたみたいに、人ごみの中ゲリラでキャンバス広げて描いたんですけど、正直、結構怖かったです。テロ警戒が凄かったし。ポンピドゥー広場前では、絵描きの人沢山いたけど、縄張りみたいなのがあって、「そこで描くな、あっち行け!」なんて言われちゃって。笑、でも大勢の人に見てもらえて、アートフェスのブース見に行くよ!って言ってくれる人もいたりして、楽しかったです。足を止める人は日本よりニューヨークより多かった。それだけは事実。さすが芸術の都。 ②パリで、ボンドアート体験をしてもらう。 Art shoppingのブース内で展示していたS30号のLINEは、まだボンドを入れていない状態で展示していました。体験してもらう為に、わざとボンドを入れてない状態で持って行ったのです。展示2日目、ボンドで黒線を入れる作業を会場にいるお客さんたちに勧めてみた。始めはみんな戸惑うけどやってみるとみんな楽しそうに描いてくれました。会場でライブペイントをしているグラフィティーライターやストリート系のアーティストは数名いたけど、 描かせるスタイルの人は一人も居なかった。そりゃそうだ、アーティストだもの。 でも僕の場合、それ自体がコンセプトだから当然のことで。体験させる事自体が作品のコンセプトとなっているLINEの「人の道」というコンセプトは、たくさんの人から好評価を得て、購買にもつながりました。体験させるというのは、かなりのインパクトを残せたのではないかと思います。 ③パリで原画を売る。 原画は3枚売れました。LINEのS1号が2枚、RINGのS1号が1枚、の合計3枚。大きなサイズの画が売れなかったのが心残りだけど、「この画はパリやロンドンで絶対売れると思う」というお言葉を何名かに頂いたので、これから先に期待。それから、ニューヨークの時と同様「画肌が新しい」という評価を多く頂けた。画面が凸凹している作風なんか海外には山ほどあるんだけど、黒いラインだけが凸でしかも光っている、そういった作風はこれまでには無いらしい。ほんとかな?って思ったけど、素直に嬉しい。オリジナリティーって大事です。 ④パリでスマホカバーを売る スマホカバーはよく売れた。販売個数合計22個。30個くらい持っていってたかな、原画が多すぎてトランクに入りきれなかったため、売れ筋の7デザインのみ持参した。これだけは言える。クオリティーが高ければ スマホカバーは海外でも絶対売れる! 原画とスマホカバーを並べると間違いなく価格の高い原画は売れにくくなり、スマホカバーが売れるようになるのは当然。でもスマホカバーって今しか売れない時間の限りがある商材かも。そもそも僕はアートに実用性を持たせたくてスマホカバーという複製品を作ったもので、これからもスマホカバーはあくまでも「原画の価値を高めるための複製品」であり「原画が売れにくい日本で活動するための資金づくり」のためにあるものだというスタンスは変えず、クオリティーは更に高め、原画の購買につないで行きたいです。 とにかく、スマホカバーは海外でも売れる。 ⑤パリの、ギャラリーと作家契約する これはもうほとんど奇跡に近い。実力だとか、必然だとか言ってくださる方がたくさんいて凄く嬉しいけど、この契約は、本当に僕一人の力で実現したものではありません。同行してくれた素晴らしいチームの一人一人のチームワーク、そして日本から応援してくれた皆さんの支援があってこそ実現したものです。本当にありがとうございました。 これからお付き合いが始まるART DIGITAL STUDIOの皆様、僕の作品を目に止めてくださいましてありがとうございました。インタビューで言っていただいたこと、とても嬉しかったです。それから一番嬉しかったのは 「あなたが新しく開設する画廊、一人目の作家です」 と言われた時。こんなことがあるのか!と驚きました。 ART DIGITAL STUDIOさんはフォトスタジオなんですが、10月にサンルイ島というパリ市内でも一等地の場所に画廊を開設するとのこと。その画廊所属作家一人目ということです。 スタジオには凄い機材が沢山並んでいて、大きな白い犬がいて(名前は忘れちゃった)大判印刷機もあった。将来的には原画のレプリカやポスター、作品集などを作りたいとまで言ってくださって、デジタル好きな自分としてはこれ以上無い期待と喜びです。いろんな事が展開出来そう。楽しみで仕方ないです。もしかしたら、スマホカバーが影響したのかもしれない。ハイスピリット様のおかげですね、いつもありがとうございます。 通販サイトは既にあって、そのサイトなどを使ってギャラリーが完成するまでの間は僕のプロモーションを行ってもらえるとのこと。最高です。 今後も日本でも作家として影響力が持てるよう頑張ります。これからよろしくお願い致します。 以上が目標に対しての活動実績です。 ここからもう少し詳しく記録に残します。興味のある方は、ご一読ください。 <クラウドファインディングについて> パリ出展を決めてまず始めに考えたのが出展費用や渡航費など、プロジェクトにかかる費用をどのようにして作るかです。ニューヨークの時も3日出展で総額100万円程度、今回は2日出展でしたが(内覧会含め3日)約200万円ほど掛かりました。 この費用をどのようにして集めるかが大変です。僕の創作スタイルや活動コンセプトは「プロセス」を重視していますから、資金集めもその過程が分かるようにしたい。それを可能にするのが、クラウドファンディング「CAMPFIRE」です。プロジェクト開始時期にタイミングよく、運営側に支払うマージンも20%から5%に下がるというリリースが発表さえたのでとても利用しやすかった。 80日間資金を募り、目標金額のボーダーラインは55万円としていましたが、わずか5日間でコンプリート。最終的には、予想を遥かに上回る164万8千円の資金が集まりました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。リターンは6月から7月にかけて送付します。よろしくお願い致します。 クラウドファンディングを利用するメリットは多いけど、大きなリスクも伴います。個人的には、利用するにあたってのテクニックは大変重要になってくると思う。特に「アート」って、日本ではまだまだ私事の人がすくないジャンルなので、よっぽどな有名な人、たとえば芸能人とかじゃないと一見さんではお金集まってこないんじゃないかな。 何にしてもビジネスなので何が良くて何が悪いとか全然そんなんじゃないんだけどね。人生をかけて絶対やり遂げたい目標があるって人は、いろんな物やシステムを利用すべきです。でないと、いつまで経ってもボランティアで画を描くハメになる。お金という評価が付くことで自分の作品や活動が汚れちゃうって思っている人は、それはそれで良いんですよ。画を描く事にストレスを覚えるなら何にもなりませんから。 それでも、画を描くことを仕事にして飯食っていきたいって日本人、必ずいるはずです。みんなで頑張って、日本に新しいアートビジネスの土壌を作りましょう。 そして今回、164万8000円のご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。このお金があったから、パリに出展することができたし、何より、自信になりました。リターンは出来るだけ早く発送しますので楽しみに待っていてくださいね。 <出展作品について> 出展作品は全部で23点でした。前回のニューヨークは11点だったから、ほぼ倍の数持って行っていました。小さい絵はアタッシュケースにいれ、大きな画(200号や30号)は、キャンバス張りしたものに画を描き、一度それを木枠から外してロール状に丸め、大きな釣り竿のケースに入れて手持ちで持参しました。 海外輸送を使うと金額が高いです。送るだけで片道50万円くらい。保険とかもかけないといけないし、何よりも「無事の届かない可能性がある」ということ。なくなったり、ぼろぼろになって届いたりするから。荷物になるけど、自分で持って行った方が確実です。 そして、現地で同じサイズの木枠を購入し、タッカーで打ち付ける。この作業を今回も展示ブースで行いました。 Art shoppingというだけあって、売れるだろうなぁと思っていたし、芸術の都ということで過剰に期待しすぎていたのかもしれない。正直、お客さんはそんなにいなかったように思える。フランスはここ5年ほど景気が下降気味らしい。それでもちゃんと売れている人は売れていたし、売れていない人は売れていない。あの中で、フランスの事を全くしらない自分の画が3枚も売れたのは良かった方だと思う。大きな画は確かに売れて欲しかったけど、それよりも今後の継続的な可能性へとつながったのが大きい。 画肌が立体的な作品は、他のブースにもたくさんあったし、抽象的なものもたくさんあったけど、ボンドアートの画肌は新しいという評価はニューヨークのとき同様、すごく多かった。あと褒められたのは色彩。どちらもオリジナルなんだけどな、勉強もしていないし。どこで習ったの?と言われるから逆に嬉しい。 僕はあまり他人の作品を見ないし、画廊や美術館へも行きません。影響を受けるのが嫌だし、すごい作品を見ると悔しいから。 でも、絵画コレクターに自分がなるっていうのもいいなぁと思うようにも少しずつ思っている。ボンドバ完成のために。これについては、また後日ゆっくり。 これからも、広い視野を持って自分の感性を追求して行きたい。 <アートショッピングについて> ブースは約100個、作家は500くらい参加してた。場所はルーブル美術館の敷地内にある「カルーゼルドルーブル」というショッピングモール、の中にある催事場。観光客が大勢来場する開けた場所です。ルーブル美術館はパリで最大の大きさを誇る美術館で、全部回るのに1週間かかるそうな。あの有名なモナリザが展示してある美術館です。毎日入場口に行列が出来ていて、とても入れる雰囲気ではなかったので入りませんでした。 Art shoppingは毎年2回開催されていて、ギャラリー単位でなく「作家個人」でも出展出来るアートフェス。審査があったのかどうかわからないけど、冨永ボンドの出展は意外とすんなりと決まった印象。運営側とのやり取りは仲介業者さんにお任せしていたので解らないですが。 出展していた人たちはギャラリー、アーティスト、グラフィティーライター、彫刻、コラージュ作家など様々で、本格的な西洋美術からコンテンポラリーまで多種多様だった。普段ギャラリーや美術館に全く行かない僕にとっては、観ていてすごく楽しかったし刺激的でした。興味のある方は、Art shoppingで検索してみてください。 <同行チーム> 今回、同行してくれた男気あるメンバー5人。このチームが無かったら、今回の結果は出せていないし、文句言わずに手伝ってくれたみんなに改めて御礼を言いたい。本当にありがとうございました。 この5人の誰か一人でも欠けていたら、今回のプロジェクトは大成していませんでした。このチームがどのように出来たかも特に計画していたわけではなくて、自然と集まったメンバーです。たった2回しか合ってないのに、現地では意気投合して楽しくプロジェクトをやり遂げることが出来ました。最高です。 ・カメラマンのPHOTOLAND107、東野征吾さん仕事でもの凄く忙しいのに、しかもお子さんも生まれたばかりなのに、ついてきてくれてありがとうございました。ショウゴさんには過去何回かイベントでも写真を撮ってもらっていて、BOND in 韓国 の時にも同行してくださった先輩。プロジェクト結末までのプロセスを遠く日本にいるみんなに毎日伝えるため、写真は非常に重要です。素晴らしい画像を沢山ありがとうございました。さすがです。チームにとっても、ショウゴさんはムードメーカーでしたね。本当にありがとうございました。次もスケジュール的に可能であれば世界挑戦、一緒に行きましょうね! ・ テレビ局のフリーディレクター、大石さん1年半ほど前から、僕の活動をカメラで追って頂いているフリーのディレクターさんです。奇跡は起こるって大石さん言ってましたけど、本当に奇跡って起こるのですね。すごく楽しかったです。パリに居ても毎日遅くまでお仕事されていましたね、ご多忙のなか同行いただき本当にありがとうございました。大石さんの優しさにチームのみんなは癒されました。あと、シャンプー使ってごめんなさい(笑)これからもよろしくお願いします。一生懸命走り回りながら撮っていただいた動画、とっても楽しみにしています! ・通訳のナイキくん今回のプロジェクトで初めてお会いしたアズマナイキ君は、いまカナダのバンクーバーに住んでいて、遠いのに遥々来てくれた超イケメンの通訳さんです。通訳をするのは初めてだって言ってたしまだ20歳、さぞ大変だったろうと思う。色々無理をいって申し訳なかった。ごめんなさい。でも本当に、彼の仕事のおかげでギャラリー契約につながったし、事前に僕の活動のことを理解してくれていたからこその結果です。道案内や言葉で困ったときの5人のサポートをしてもらって、本当にありがとう。スマホカバーを付けてくれて笑顔で嬉しそうにしていたのが可愛かった(笑)また逢えるのを楽しみにしているよ。またね! ・金ちゃん(後輩アーティスト:CARP)旅行やホテルの手配をしてくれたのが、後輩のアーティストCARPこと金ちゃん。通訳のアズマナイキくんは金ちゃんの従兄弟。金ちゃんとは、パリ渡航の準備段階から色々と打ち合わせや相談をしていましたね、仕事とかで大変な時期に色々とありがとう。金ちゃんがいなかったら今回のプロジェクトは間違いなく先に進んでいなかったよね。ほんと救われました。現地でのライブペイントはバタバタだったので、俺も金ちゃんもバタバタな作品になったけど、まあそれがライブやね。作品持って帰れなくて残念だったけど、いつかまた逢えるといいね。あと、金ちゃんのキャラクターが実はいじられキャラだということが分かって嬉しかったです!ははは! ・江頭さん(ボディーガード)行ってきますの画像で顔にモザイクが掛かっていたのは、実は皆さんご存知江頭さんでした(笑)スモーキングガンという福岡では有名で人が沢山入るイベントの主催者で、そのイベントにも何度かライブペイントで出させて頂いたことがあります。イベントオーガナイザーとしてもとても尊敬する大先輩です。今回のパリ挑戦に同行してくださると聞いたときは、ほんとに?!!?ってなったんですが、本当に来てくれて嬉しかったです。こんなにゆっくり話をするのも初めてでしたし、あんなに酔っぱらった姿を見たのも初めてでした(笑)とても気さくで色々と的確なアドバイスもくださります。最強のボディーガードでした。また海外行くときはお誘いしますね。ありがとうございました! 皆さんが居て本当によかったと思います。一人では本当に出来ていなかった、みんながいたからこそ生まれた奇跡だと思います。そして何より、毎日楽しかった。次回の世界挑戦も一緒に行きたいです。今後ともよろしくお願い致します。 <お世話になった皆様> ・フィグー社、桐藤さん今回仲介をしてくださった業者の担当者さんです。メールがとても親切で分かりやすく、何も分からない僕が質問した事に対して1を10にしてアドバイスしてくださいました。とても信頼できる方です。いつかお会いして御礼をさせてください。桐藤さんのおかげでパリ挑戦は大収穫です。本当にありがとうございました! ・轟さん車の画を描く画家さんです。ずっとお会いしたくてメールをやり取りするのですが噛み合ず、海外のギャラリーとくにパリのギャラリーとの契約について大事なときにアドバイスをくださいました。あの時電話できてよかったです、とても安心しました。しかし、つながりが中島さんだったとは驚きです。ニューヨーク出展前からこの御縁はつながっていたのですね。あの失敗は無駄じゃなかったこと、今になって分かる気がします。近々お会いしましょう。楽しみにしています! ・吉武さん突然お邪魔して、しかも絵画まで飾って頂き本当にありがとうございます。でもあのLINE2点はお店にすごく合ってましたね、素敵でした。自分で言うのもなんですが(笑)アートフェスにも遊びに来てくださり嬉しかったです。日本に帰ってこられたら森長君とかも一緒に飲みに行きましょう!ボンドバも是非一度観て頂きたいです。ボロいですが。またパリには行くと思いますので、その時またご連絡します!奥様にもよろしくお伝えください!ありがとうございました! ・花田さんせっかく紹介してくださったのに、すみませんでした。しかも天では酔っぱらってしまってすみませんでした。笑、実はあの翌日、日本人がオーナーさんだというフランス料理店(名前は忘れました)に行ったのですが、小さいサイズの絵画がたくさん展示してあり、月交代でアーティストが変わるって行ってました。もしかしたらそのお店かもしれませんね。お手数お掛けしてすみませんでした。またお会いしましょう! ・壮行会を開いてくれたボンドファミリーのみんなうおーーー!!やったぞーーー!って早く言いたい。笑、みんなが素敵な壮行会を開いてくれたおかげで元気よく出発し、元気よく帰ってくることが出来ました。いつも本当にありがとう。チョコレート買って来たから食べてね。早い者勝ち。そういえば、パリでほうれん草ゲーム、めっちゃしました。チーム全員、ほうれん草ゲームでめっちゃ酔っぱらいました。パリで。笑、あのゲームやっぱ楽しい。 ・福岡文化振興財団の清原さんすごいタイミングでつながることができて私はとても救われました。まだお会いしたこともないのにパリの事や現地のアート事情の事、翻訳までお願いしたりして、本当にありがとうございます。ご主人にもよろしくお伝えください。次回のアートマネジメントセミナー、楽しみにしています。これからよろしくお願いします。 ・美紀さん今回は行けなくて残念だったけど、子供が大きくなったら、いつかパリに一緒に行こうね。いつも支えてくれてありがとう。夢は生きがい。これからも力を合わせて頑張っていこうね。明日のお弁当はエッフェル塔にしてください。 日本の未来のアートシーンを担う若い世代の皆様へ僕の想いを伝えたい。 楽しく画を描いて成功したいなら、 簡単に、教えてもらうべきではないし、簡単に、評価を受けるべきではないし、簡単に、夢を見るべきではない。 つまり、僕が何を言いたいか分かるでしょうか。 ビジネスなくして夢は叶わない。形を変える夢もいずれは、良くも悪くも誰かと誰かのビジネスとなるのです。 先ずは自分が何をやりたいのか即答出来ること。それからそのことについてどれだけ熱意を相手に伝えられるかその説明ができること。その説明を、作品を前にして話す事ができればきっと日本でも海外でも絵描きとして成功するでしょう。 僕は決して特別な人間ではないし特別なアーティストではありません。 僕より画が上手い人は山ほど居るし僕よりも発想力のある人は沢山居るし僕よりもビジネスが上手い人は大勢居る。 僕が絶対誰にも負けないと思っているのは 「情熱」 ただ、それだけです。 アートフェス挑戦なんか、やろうと思えば誰でも出来る。僕なんか英語もフランス語も全く喋れませんからね。やろうと思えば何だって出来るんです。もちろん、僕一人の力では到底無理。 たくさんの人のご支援とつながりのおかげです。 アート作品で本当に夢を叶えたいと思うなら、今すぐ挑戦へ向けて動き出すべき。僕もまだまだ夢の途中。これからも挑戦し続けます。ですが、挑戦する事ばかりが全てではありません。 でも、 挑戦し続けなければ、夢はビジネスに喰われます。 僕はそうはなりたくない。だって「夢は生きがい」だから。 冨永ボンドの活動テーマと作品コンセプトを一言で説明するためのキャッチコピー、 「アートに失敗は無い」(No failure in Art.) は、パリでも通用しました。 自由なアートは間違いなく世界を(日本を)変えます。 これは終わりではなく始まり。これから更に頑張って、頑張って、世界一影響力のある画家になって、日本の医療福祉の分野を支援するのだ。 BOND in PARIS 2016ありがとうございました。 No failure in Art.アートに失敗はない! 冨永ボンド もっと見る
パリ6日目!ギャラリー契約!!!
2016/05/31 18:09ボンジュール! ボンドです。 パリ滞在最終日。 話しを頂いたギャラリー2件のうち、一方のギャラリーへ作品を持っていきました。 パリの中心街からタクシーで30分ほど離れた場所に事務所がある 「ART DIGITAL STUDIO」 という様々な機材が揃うお洒落で大きなフォトスタジオです。 このフォトスタジオが、今年の10月にギャラリーを新しくオープンさせるとのこと。場所はパリの中心街でも一等地、今回私がゲリラライブペイントを行った「ノートルダム大聖堂」付近です。 新しく出来るギャラリーの名前は 「Collection private」 でほぼ確定とのこと。 そのコマーシャルギャラリー第一号の所属作家が日本の画家「冨永ボンド」です。と、オーナーのナタリーさんから伝えられました。 ここは、以前にもギャラリーを運営していたことがあり、絵画コレクターも既に沢山持ってあるし、はじめはフォトグラフをメインで扱っていくけれど、アートも取り入れて行きたいということでした。 印刷機やカメラのスタジオにも、すごい機材が沢山そろっていて、将来的には私の作品をスキャンして複製品、つまりクオリティーの高い複製品も作る事ができるとのことでした。スマホカバーも沢山もって行っていたので、日本ブランドの技術の高さも目に留まった要因のひとつです。高貴な老舗画廊よりも、僕に合ったギャラリーでした。すごく嬉しい。 作品は全部で23作品持っていきましたが、売れたのが3作品。一番大きな作品はキャンプファイヤーで投資をしてくださった方々へのリターン用にはがきサイズに解剖するので、持ち帰ります。 正直もう少し売りたかったけど、難しかった。その理由は明日の総まとめブログで投稿します。 残った19作品のうち17作品を、ART DIGITAL STUDIOへ持っていき、残してきました。 来年の6月、再びパリを訪れ、そのギャラリーでライブペイントをすることが決まりました。 それまでの期間約1年、僕のプロモーションをパリでやってくれるとのこと。つまり僕のコマーシャルをパリでしてくれて、絵を売ってくれるとの願っても無い契約なのです。 本当に最高の気分だし、最高の結末です。 これも一重にご支援くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。素晴らしい結果報告ができて、嬉しいです。 スタジオに作品を預けたあと、 フランスのミュランガイド1つ星★のめちゃくちゃ凄いレストラン 「SOLA」 さんへ行きました。 今回の展示で一番好評だった2作品を持っていき、店内に展示して頂きました。 内装もすごくお洒落でかっこいいです◎ SOLAの吉武さんは皆さんご存知、情熱大陸やネスカフェのCMなど全国ネットでテレビにバンバン出ている有名な人です。緊張しました。 そんなお店に飾っていただけるなんて、本当に嬉しい。 Art shoppingへも足を運んでいただき、ありがとうございます。またパリに戻ってきますので、その時は是非お食事したいです。佐賀でもお会いできたら良いですね! 紹介してくれた佐賀県伊万里のBARラガッツァの森永くん、ありがとうございました! 夕方は、ホテルに戻ってロビーで雑誌の取材でした。 「DC(ディーシー)」 という名前の雑誌で、 ・メンズファッション誌・レディースファッション誌・家 の3つを刊行している大きな編集社です。 DCが売られているのはパリではなく、なんと ロシア! 都市の名前は、 「サンクトペテルブルグ」 モスクワの前に首都だった大きな都市です。 この雑誌のメンズファッション誌に、3ページも特集してくれるとのこと!やばい!! インタビューを受けましたが、これまで聞かれたことないような質問が多くて面白かった。 Q:作品と活動のテーマである「つなぐ(接着する)」は、なぜなのか? Q:モチーフが人間で、人間ばかりを描く理由は何なのか? Q:配色が素晴らしい。どこで学んだのか? というような内容。 一番面白かったのは、 Q:ルイ14世は「私がフランスだ」という偉大な言葉を残したが、あなたが言うなら何か? と聞かれ、 A:アートに失敗はない!(no failure in Art) と答えたら、 Q:アートに失敗がないなら、アートには何があるのか? と返されたので、おおぅ そう来たか。となったのでとっさにボンドアートセラピーの事を伝え、成功体験によってつくられる「自信」や、フロー体験によってつくられる「精神的なストレスの緩和」ですと応えました。セラピーの話は、僕の作家活動の本質であり、最終目標。話が出来てよかった。 取材は1時間くらいで終わったけど、全てに質問に対してスムーズに応えることができたから、やっぱり日頃からテーマやコンセプトをまとめていることは大切なことなのだなと改めて感じました。 この記者さんは、現在パリの教育機関で先生をしているらしく、サンクトペテルブルグにも自分のギャラリーを持っており、そちらにもいずれ作品を展示しないか?という内容の話もしてくださった。 はッ!!! つながりました!! 冨永ボンドの世界挑戦、第3弾で目指す都市は ロシアのサンクトペテルブルグ(Sankt Peterburg) になりそうです。 頑張るぞ!!! P…PARIS(世界挑戦、第2弾) A…??? S…★NEW!Sankt Peterburg(世界挑戦、第3弾) S…??? I…??? O…??? N…New York(世界挑戦、第1弾) 私は一人の作家として今後も自身の表現を追求し、日本のアートシーンと精神医療の発展を願い、情熱(PASSION)を持って世界に挑戦し、世界のアートシーンとつながり続けることを誓います。 それでは、また明日。アートに失敗はない! 冨永ボンド もっと見る
パリ5日目!ギャラリー契約!
2016/05/30 16:16ボンジュール! 冨永ボンドです。 奇跡が起きました。 単刀直入に結果報告をします。 木工用ボンドで絵を描く画家、冨永ボンドは2つのギャラリーから話を頂きました。 ・ART DIGITAL STUDIO・Bayaluce という名前のパリ市街地にあるコマーシャルギャラリーです。 それぞれのギャラリーのスタイルや話の内容、帰国したあとの繋がりの継続性を検討した結果、ART DIGITAL STUDIOに明日、作品を持って行く事が決まりました。 どういった契約になるかわかりませんが、日本ベースで活動していてもパリとつながっていられるような話し合いになれば良いなと思います。 ご期待ください。 それから、 パリの「スクエアエニックス」から仕事の話を頂きました。 ゲームの「ファイナルファンタジー」を作っている会社のパリ支局。 今年の9月に新しくリリースされるファイナルファンタジー15に関わるオフィシャルのプロジェクトの案件。 黄色い鳥「チョコボ」の高さ50センチほどの造形物に、世界各国のいろんなアーティストがペンティングをするというもの。日本人の僕にもひとつお願いできないかという依頼でした。ドラクエ、ファイファン世代の自分としては、願っても無いとても嬉しい案件です。 それから、 取材は2件。 ・DC(ディーシー)パリの、メンズファッション、レディースファッション、家、以上3つの雑誌を発刊している編集社。画像をみたけどかなりかっこいい雑誌。明日の夕方、宿泊しているホテルのロビーで特集インタビューを受けます。記者の方はプライベースで来場していたらしく、名刺を持っていなかったためサイトがわからない。掲載枠がどれくらいか定かではないが、結構すごそうな案件。 ・PLUTON-MAGAZINE http://pluton-magazine.com/ネットマガジン。サイトはシンプルで結構かっこいい。このページに紹介される予定です。http://pluton-magazine.com/category/litterature-arts-cinema/arts/ スクエアエニックスと取材の件はニューヨークではなかった出来事なので、また次につながりそうでわくわくしています。テーマやコンセプトを分かりやすくまとめていると、こういう案件にもつながるのですね◎ とにかく大収穫です!明日の契約の話、がんばってきます。 それでは、また明日。アートに失敗はない! 冨永ボンド もっと見る
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