2022/01/30 15:22
こんにちは!ACEの成田です。

このキャンペーンは、全国で子どもに関わる活動をする組織200以上が集まって活動している、期間限定のネットワーク組織です。
子どもの権利の考え方が日本でも広がり根づいていくことを願い、
子どもの権利を基盤とした基本法や政策ができることをめざして活動しています。

キャンペーンの活動が継続できるよう、11/25から開始したクラウドファンディング。
数日前まで目標達成は厳しいのではないかと思っていましたが、急展開で達成できて驚いています。
本当に応援してくださる皆様の力を感じ、心から感謝を申し上げます。


今回は、これまで様々な場で聴いた子どもたちの声を一部ご紹介します。

●子ども基本法があったほうがいいと思います。なぜなら子ども基本法の制定は目に見える効果だけではなく、目には見えない心の変化にもつながると思うからです。
基本法の制定により、子どもの権利条約の認知の低さはだいぶ改善されると思います。


●法律や政策、条例などを作る際にもっと生の子どもの声を伝えていくことで、従来からの改善点をより見つけられるようになると思います。


●学校教育で、しかも義務教育で、ちゃんと子どもの権利条約の内容を子どもに伝えるべき。


●不登校の子どもたちが増えているけど、学校以外の居場所で、自由に過ごしていいという認知が広がってない。学校に行きたくないのに、学校に行くことが正しい、という価値観だけが正しいというのはおかしい。学校外での学びの選択肢が認知されてほしい。


●私自身、外国にルーツのある子どもです。外国にルーツのある子どもの中には、経済的な理由や、言葉の壁から高校や大学への進学をあきらめざるを得ない場合があります。でも、その実態が分からないので対策しきれません。日本政府には、外国にルーツのある子どもの教育を受ける権利の実態をちゃんと調査して公表してほしいです。


●私はほかの人とは違うという理由で変人扱いをされ、いじめを受け人間不信になり自殺したいと毎日思う時期がありました。子どもたちのあたりまえは、人それぞれ違うことなど小さいころから伝えたり、学校側の教育のシステムを変えるような取り組みをしてもらいたい。


●なぜ暴力をふるっている人がいるかを考えると何かしらの理由(経済的に苦しく精神状態が安定しない、など..)そういったことの支えを強く手厚いものにする必要もあると感じました。


子どもの命と尊厳が守られ、子どもとおとなが共に幸せを実現していける社会のになるように、キャンペーンを通じて、ひとりひとりの願いを大きな力にして実現していきましょう。