「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」は12の実行委員団体が運営を担っています。団体メッセージ第6弾の今回は、IPA日本支部さんです!****************IPA日本支部は、子どもの遊ぶ権利のために活動している団体です。「子どもが遊ぶ」ことは、ごはんを食べたり、眠ったりすることと同じくらい、子どもが生きていくうえでなくてはならないものです。そして、その遊びというのは、子どもの「やりたい!」「やってみたい!」から始まるものです。子どもの権利のなかでも「遊ぶ権利」が大切にされる社会というのは、子どもが「生きる」ことを楽しめる社会になると思います。子ども時代を十分に楽しみ、その時代に得たかけがえのない経験を基に、次のステージとなる大人社会に期待を膨らませることのできる社会になっていくはずです。そのためには、子どもの遊びについて話し合う機会や場を、身近なところで作っていき、子どもの遊びの理解者を増やし、親や市民の意識を変えていくよう努力せねばなりません。子どもたちの夢や希望が叶う未来の実現に向けて、日本はもちろん、世界中の人々とつながり、子どもの遊ぶ権利を課題とした様々な取組を進めていきます。IPA日本支部代表 梶木典子****************IPAの正式名称:International Play Association – promoting child’s right to play-(日本語名:子どもの遊ぶ権利のための国際協会)。1961年に設立された国際NGOで、子どもの基本的人権である「遊ぶ権利」を保護し、推進することが目的。世界のおよそ50か国に支部を持ち、3年毎に世界大会(2023年大会は、スコットランド・グラスゴーを予定)を開催。日本支部は国際児童年である1979年に設立され、1990年には世界大会が東京で開催された。現在では、50名の会員が所属。子どもの権利条約の採択にあたっては、遊ぶ権利を条文の中に入れるよう提案した組織としても知られている。近年では、子どもの権利条約の中でも「忘れられた権利」として扱われていた第31条について、世界7団体とグローバル・パートナーシップを組み、8か国で開催した世界専門家会議を通じて遊ぶ権利の阻害要因を特定し、子どもの権利委員会の一般的意見(ジェネラルコメント)第17号の採択に寄与した。この度のコロナ禍では、2020年4月に『危機的状況における遊び:子どものくらしに関わる人のためのガイド』を作成し、子どもが遊ぶことの大切さと大人の役割についての啓発を行った。「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」では、啓発チームに所属。