紅工房いよいよ本丸 鰹木製作 漆喰仕上げ
2024/02/22 22:20
ものづくりにおいて理論と実験は車の両輪。片方だけでは良い物は出来ません。職人の仕事が確かで、職人の言葉が響くのは、知識に基づいた実証を経て仕事しているからなのだろうと思います。実践を伴わない教科書の知識だけでは敵わない言葉の重さが、実際に現場で仕事をする職人にあります。写真は本丸の鰹木製作風景。鰹木はもともと古墳時代に始まった茅葺屋根が飛ばないように抑える部材。今は装飾や聖性の象徴。かつお節に似ていることから鰹木。勝男木。紅工房の鰹木は偶数6本。漆喰は消石灰(サンゴ礁)と布海苔、フサ(麻の繊維)を混ぜたもの。漆喰壁は呼吸するので調湿効果があります。冬の乾燥、夏の湿気を防ぎます。漆喰の原料は自然素材なのでシックハウスの原因となる接着剤を使わないし、家具から出るホルムアルデヒトを吸収し、放出しない優れもの。見た目が真っ白で美しい。#鰹木#勝男木#檜#素木#漆喰#ものづくり#職人#職人技#大工#宮大工#左官#建築#日本建築#神社#紅工房#梅古庵