2022/01/28 21:15

連日あたたかいご支援をありがとうございます!
プロジェクトの募集終了日(1/31)まであと3日となり、ドキドキしすぎて最近なんだか胸?胃?が苦しい図録担当のIです!!!元気です!!!!
本プロジェクトは、無事目標金額の100%を達成しておりますが、図録の印刷品質のグレードアップに向けて150%のご支援達成を新目標にしております。
残りの期間もわずかとなりましたが、引き続き、ご支援・ご声援をよろしくお願いいたします!

さて、今回は、図録製作秘話、といいますか、図録を作ることになった舞台裏を少し書こうかと思います。
とても長いです!!!!笑

そもそも、実際に展覧会の日程が決まった時点で、本当に予定した日程で展示が開催できるのか、というのが一番の懸念材料でした。
しかしながら、展覧会を開催するには前もっての準備が不可欠ですし、作家さんに前々からお声かけもして、作品を描いていただく必要があります。
前回の「あしもとにゆらぐvol.2」はコロナの流行と流行の隙間のようなタイミングで開催でき、多くの方にご来場いただけましたが、今回もそうとは限りません。
感染症対策をどうするかなども含め、考えれば考えるほど頭の痛いことだらけでした。

そんな中で、最終的にこの2点をどうするか、という課題にぶつかりました。
・展覧会が開催できたとしても、会場への来場が難しい方に向けて何かできないか
・展覧会が中止になった場合・来場者が少ない場合に、少しでも多く人の目に作品が触れられる機会を確保できないか
オンライン展示などの案も上がったのですが、SNSで誰でも気軽に情報発信ができ、見やすく便利なプラットフォームも溢れている時代です。
何か常花企画らしいちょっとアナログ感もあることを、と悩んで最終的に意見が一致したのが、展覧会の記録も兼ねた図録を制作することでした。

作ろう!と決まったはいいものの、個人発行のZINE程度の冊子の制作をしたことはあっても、きちんとした「図録」や「書籍」の制作を0から経験したことのある者は実行委員会のメンバー内に誰もいません…
熱意と「こんなの作りたい!」だけはあるんだけど、どうしたらいいのか…わからないなりに自分たちで試行錯誤してみる?と悩みまくっていた我々の前に現れたというか、悩みまくっているのを見かねて声をかけてくれたのが、今回図録のデザインをお願いすることになったデザイナーのRioさんでした。
▶︎RioさんのInstagramはこちら!https://www.instagram.com/pizzatime271/

「どんな本が作りたいの?」という質問に、主催MとIとでRioさんにこんな話をしました。
「実際の来場者の方にも欲しいと思ってもらえるような…来れなかった人には、会場の雰囲気や作品の素晴らしさが伝わるような…」「あしもとにゆらぐ、のコンセプトが伝わるような表紙のデザインだといいなあ。足元で風に揺れてる植物の凛とした空気感みたいなのが伝わるのがいい」「植物園の展示で、イラストやアートに興味がある人以外の、むしろ植物の方に興味がある人も思わず手元に欲しい、と思うような…」「インテリアとしてお家に飾れるようなシンプルだけどおしゃれな装丁で…」「他のイラスト系の画集とはちょっと違う雰囲気の…」「"本"として手元に置いておきたくなるような…」「中身も、絶滅危惧植物の紹介を載せて、そっちにも興味をもってもらえるような」「植物に興味がある人がアートに、アートに興味がある人が植物に、自然に関心を持てるような…」「学術協力をいただいている先生方の図鑑の紹介もしたい!」「メインビジュアルのイラストが全面に出てしまうとその人の画集のように見えるから、なるべく『みんな』の画集に見えるように…」「どうせ作るならかっこいいやつ!!」
ま〜〜今思うとよくもまあこれだけわがままを並べたものですね!!!!!!!!!!!!!!
しかし、そんなわがまま放題な私たちにRioさんがくれた答えは、印刷された表紙案の紙の束だったんですよ…

ボ リ ュ ー ム  ? ? ?(※画像はいただいた案のうちの一部です)
一瞬戸惑いすら覚えました、え、やばい、すごい人にすごいことを頼んでしまった……
そうしていただいた表紙案の中から、最終的に選んだのが、みなさまご存知のこちらのデザインです。
まさに、足元で風に揺れてる植物の凛とした空気感…。
「できてる…!」「図録が具現化してる…!!」「え、もうできてる…!!?」と慄く我々をよそに、本文のデザインもどんどんと上がってきて、そのデザインときたらこの表紙の空気感そのままの、展覧会の様子が伝わり・作家さんたちの作品を堪能することができ・絶滅危惧植物の紹介ページもあって、シンプルだけどおしゃれで見やすい、そんなデザインでした。
そうして図録のデザインは、そのままRioさんにお願いすることとなったのです…この場を借りて、Rioさん、本当にありがとうございます!
Rioさんは今現在もデザインをより素晴らしい形で皆様にお届けできるように、制作作業をし続けてくれています。
そんなRioさんへのデザイン制作の謝礼の一部としても、クラウドファンディングでいただいたご支援は活用させていただく予定です。

長くなりましたが、図録制作秘話(笑)でした!
引き続き、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします!
気になる本文ページの内容、多くをまだ皆様にお見せできておりませんが、そろそろじわじわと解禁していければと思っておりますので、次の活動報告をどうぞお楽しみに!