2021/12/22 15:37

心躍るパフェ。アイスクリームに生クリーム、フルーツにチョコレートなど、そのお店のスペシャルな甘味がのせられたパフェは、何歳になっても食べたいスイーツです。

カフェでも、パフェをだそうよという話はありました。でも、うちのみせだからこそ!のパフェをできることなら出したい。今ひとつこれこそはという試作品のないまま時が流れました。

オープンからしばらくの間、ありとあらゆるスイーツが週替わりで作られました。今週のスイーツ、なんてメニューもありました。ロールケーキやプリン、アボカドやヨーグルトを使ったヘルシーなケーキや、スパイスのきいたクッキーに野菜を練り込んだクラッカー。酒粕や甘酒なども材料に加えてアイスクリームを自作もしました。

そんな試行錯誤の中で、評判がよく固定化メニューになったのが黒糖とラム酒のアイスクリームでした。

そこに、先のクラウドファンディングでリターンとしてあげたグラノーラが生まれます。

この二つをあわせたのは、思いつきでした。クリーミーで濃厚な甘さをもつ黒糖アイスはフルーツを加えることで甘酸っぱさを得て最高に美味しい。でも、食感にもっと動きが欲しい。サクサクガリガリとした食感で最後まで飽きない食べ応えを出したい。


そんなふうに思っていたところに、喫茶店の定番商品パフェにはいっているコーンフレークが頭に浮かびます。

コーンフレークなんてかさ増しじゃん、そういわれたりもしますが、私はコーンフレークのはいったパフェが大好き。頭に浮かんだら試さずにはいられず、店の黒糖アイスと焼き上がった朝食用のグラノーラを一つの器に盛り付けて食べました。

完璧でした。

求めていた食感に、ナッツのコクと香ばしさまで加わってこれはほんとに美味しいと思いました。

因みに、パルフェの語源はフランス語。完璧な、を意味するparfaitから来ています。 

メニュー表にのせる名前を決める時、パルフェとは完璧なスイーツという意味だ、これがうちの店の完璧なスイーツなんだ、と思って1文字『ル』を加えることにこだわりました。


そんなパルフェ、たくさんの方に届けられたら嬉しいなと思っています。