昨日、熱気あふれる中、第21回大阪高校生演劇フェスティバルin池田を終演しました。

コロナの感染拡大により、日本全国で休校が相次ぐ中、上演校も影響を受け、あと1回休校になれば、開催日が、休校中に予定されていた学校行事の代替日と重なり、参加が難しいかも。直前に休校となれば、参加できない。

主催者としては、府・市の方針に従い、会場使用許可が出ている限り、感染対策を徹底して開催したい。高校生の青春の機会を奪わない、と心に決めていましたが、万が一参加校のすべてが休校になれば、開催のしようがない。その場合にできることは何か。仮に１，2校休校になって参加できなくなったら、それらの学校にどのようなチャンスを創ってあげることができるか。。。などと、考えに考え、天に祈り続けてきた直前1週間でしたが、ありがたたや。無事に、全校参加で、開幕することができました。

開催できて本当に良かった。聞いて下さい。高校生たちの声を（参加高校生へのアンケートより抜粋）。

「めちゃ楽しかったです！！　他校さんの劇もたくさん見れてとても勉強になったし、裏方のことも教えていただけて貴重な経験になりました！！　（準備段階・プロの指導を受けて）プロの方が本当にすごくて感激しました！」

※真ん中の人、違和感ありませんか？　AIロボを演じています。見事！！

「高校生活の中で1番心に残った出来事になりました！このような素晴らしい機会を与えてくださりありがとうございました！　他の高校さんの作品を観て感動し、これからの日々を頑張ろうと思いました。（準備段階・プロの指導を受けて）様々な人の協力のおかげで準備をスムーズにすることができました！ありがとうございました」

「大きい舞台でとても緊張しましたが、一生懸命がんばりました。他校さんの演技の勢いがすごかったです。」

「すばらしかったです！コロナの影響もあって、他校の作品を観る機会が少なかったので、とても嬉しかったです。」

今、タイピングしてて、涙が出ちゃう。こんな風に、高校生たちが心動かす、得るものがある、人生に残る、体験をしてくれたこと。それに関われたこと。こんな幸せな仕事にたずさわれていること。このような機会を与えてもらえている私の人生。感謝しかありません。

北摂こども文化 協会の活動趣旨は、「子どもたちの心が豊かに育つ地域文化環境の向上に努める」です。私たち大人にできることは、あくまで、子どもたちの取り巻く環境を豊かにすること。その環境の中で、どのような体験をするか、何を選び、その体験から、何を感じ、何を学ぶのか、それは子どもたち一人ひとりに託されていること。

＜感動しなさい、感謝しなさい、成長しなさい、これを学びなさい＞なんて、私たちが押し付けること、教え込むことはできないのです。主体は子ども。私たちの務めは、子どもたちが主体で居ることができるように、とりまく環境を豊かにし、より多くの子どもたちがその豊かな環境に触れることができるように、機会を保障すること。

私たちがこだわり、追い求め、貪欲に護り続けてきた本取り組みが、実っていることに、私は喜びでいっぱいです。

再び、高校生の声を聴いて下さい。

「初めての演フェスで、照明も二度目だったので、失敗したこともありましたが、参加できて楽しかったです。リハーサルで、打合せと違う所がみつかり、直前まで心配な所もありましたが、みなさんが優しく安心できました。」

「照明の位置を決めるのは優柔不断な私には難しかったんですが、次は迷わないようにしたいです。」

「いろいろミスもしてしまいましたが、それもすべて経験として将来に活かしたいです。様々なジャンルの作品が見れて、笑ったり、悲しんだり、とにかくいろいろ感動できてよかったです。」

「設定や形は違えど、この先の人生で生かせられるような学びがたくさんある劇でたくさん楽しめました。」

いかがですか。子どもたちが、自分たちの力で、得て、学び、感じ、心を動かしています。きっと今回参加した高校生たちは、自分なりの成長を遂げていることでしょう。

みなさん、ぜひ、この私たちが本気で取り組んでいる、この、高校生の自己表現・体験の機会提供に、協力してくれませんか。支援金によるご協力をお願いいたします。

頂戴しました支援金は、次のお支払いに充てさせていただきます。

審査会場費、実践技術交流会舞台会場費、ホール打合せ会場費、リハーサル舞台会場費、本番舞台会場費、リハーサル控室代各校分、本番控室代各校分、実践技術交流会音響照明機材借用費、リハーサル音響照明機材借用費、左記と別に上演各校の演出に応じた音響照明機材追加借用費、本番音響照明機材借用費、、左記と別に上演各校の演出に応じた音響照明機材追加借用費、舞台監督謝金、音響照明専門家謝金、審査会交通費、当日補助スタッフ人件費、当日撮影委託費、リハーサル関係者ケータリング代、当日関係者ケータリング代、チラシ制作費、パンフレット製作費、チラシ・パンフレット郵送代、広報事前インタビュー撮影補助人件費、広報プロモーション動画制作委託費、コロナ対策消毒等消耗品費、コロナ対策座席添付貼り紙用紙代、コロナ対策座席添付貼り紙パウチ代

（主担当者はじめ当事業従事職員の人件費や、当事業ＨＰサイト運営費、会議資料や来場者名簿や会場内案内掲示等の用紙代、印刷代、電話代などを除く）

自己資金では限界があります。御多分に漏れず、弊協会もコロナの影響を受け収入が減っており運営が苦しい状況です。それでも、「本物の舞台で上演したい！」と演劇に情熱を注ぐ高校生たちに、未成年の若者に夢を実現させてあげたいと取り組んで参りました。

私たちも知恵と工夫で乗り切ります。持てるものを総動員して、実現させます。

貴方のお力添えが、大きな支えとなります。

21年目を迎えた大阪高校生演劇フェスティバルを支えて下さい。

「子どもに表現の自由を保障する」（子どもの権利第13条）、「子どもたちに文化芸術の機会を保障する」（子どもの権利第31条）、大阪高校生演劇フェスティバルが、これからも、10年、20年と続いてくように。

貴方も、子どもの権利・表現の場を、高校生の青春の機会を、保障するために。

貴方も、子ども・若者の夢を応援する一人に～★☆彡なってください☆彡

2022.1.30

特定非営利活動

北摂こども文化協会

理事長　川野麻衣子

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