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『30年継続企業を目指す』《4》
◆20歳代は起業の準備 【起業は早いほど成功する】【日本では敗者復活が難しい】
私の趣味でもあります将棋のプロ棋士について述べます。
先日19歳にして史上最年少の五冠を獲得した藤井聡太竜王は超有名人になりました。
現役のプロ棋士は160名ほどいます
現在は男性しかおりませんが、女性でも棋士になることは可能です。
また、それと別に女性のみで構成された女流棋士という制度もあります。
棋士になるには、奨励会という棋士養成機関に入ります。
奨励会には一定以下の年齢で、プロ棋士の推薦を受けた人のみが受験できます。
奨励会は6級から三段まであり、成績によって、6級→5級・・・1級→初段→二段→三段と上っていきます。
三段になると、年に2回の三段リーグを行い、原則としてそこでの上位2名が四段となります。
四段から正式なプロ棋士となります。
ですからプロ棋士は年に4人という狭き門です。
奨励会には年齢制限があり、満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ退会処分となります。
この奨励会には小学生や中学生の頃に入り、遅くても高校生の時に入らないとプロにはなれません。
将棋のプロを目指す人は既に小学生の頃から目標設定がなされていると言う事です。
次はピアニストの話です。
ピアニストになるのに、資格や免許は必要ありません。
しかし多くの場合は、幼少のころからピアノを習い、音楽大学に進学し、ピアノ科を専攻するパターンが多いです。
クラシックのピアニストを目指す場合、音大受験が最初の関門です。
音大を目指すとなると、受験生を指導できる先生に師事する必要があります。
そして、なるべく早い段階から準備をし、相当量の練習をすることになります。
楽典の勉強や、ソルフェージュ(聴音・初見歌唱)のレッスンも必須です。
音大に進学してからは、さまざまなコンクールに出場して経験を積みます。
卒業後は海外留学をする人も多く見られます。
私事で誠に恐縮ですが、クラシックピアニストであるわが愚息は小学生5年の時にプロになる決意を表明しました。
それは「プロになるのと趣味でピアノを弾くのとでは教え方が違う」と先生から迫られたからに他なりません。
どの世界でもプロを目指すためには幼い頃からの目標設定が欠かせないものなのです。
これはビジネスの世界でも同じで、起業するには早くからの目標設定、準備段階が必須と思います。
もちろん大器晩成型のように高齢で会社設立し、立派に運営され大企業にまで育てた方もたくさんいらっしゃいます。
確かに始めるのに年齢は関係ないとは思いますが、やはり早い方が有利であることには間違いありません。
「金儲けの神様」と呼ばれた直木賞作家の故・邱永漢著『四十歳からでは遅すぎる』PHP文庫をご参照下さい。