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『30年継続企業を目指す』《3》
◆約束を守る (支払い、時間 、言ったこと)【できない約束はしない】
社会人としても当然のことなのですが、ビジネスマンとしてあってはならないことなのに守らない人もいて驚かされます。
最近目に付くのが事前にアポイントをとっているにも関わらず、顧客から面会が入ったのでとキャンセルをしたり、交流会やイベントで参加表明をしているのに無断欠席をしたりするなどです。
それも一度ならず数回も・・・。
恐らく本人はどちらが優先順位なのか、どんなに信頼を失っているのか気づいていないのでしょう。
例え相手が総理大臣であろうとも、先に約束した方を優先するのが当たり前です。
中小零細経営者や個人事業者の頭の中は資金繰りのことで大半を占めていると言われます。
その当てにしている集金が滞るというのは、少額といえども最大のストレスになります。
これを2~3度繰り返されたのでは、その人の信用度はガタ落ちになり、もう当てにはされなくなります。
銀行融資の返済においての滞りは、次回の借入申請時の審査で大きなマイナスとなります。
創業以来、長期間継続している私のある取引先は、一度も支払期日が遅れたことがありません。
むしろ約束の期日よりも早くに支払ってくれることが何度もあり、資金繰りでとても助かったこともありました。
こんな相手には良い商品や良い情報を誰よりも先に教えてあげようと思います。
これに見習い私もできるだけ仕入先には早く支払いをするように努めました。
その結果、明らかに他よりも良い商品が回ってくるようになったのは言うまでもありません。
反対に支払いも含めて、約束を守れない相手は私の方から遠ざかるようにしてきました。
そのお陰か、この35年間で大きな不渡りを被る事はありませんでした。
できない約束はしないことです。
「天知る 地知る 我知る」
東大に進学した3人の兄に対し
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
と言ったのは私の大好きだった故・米長邦雄永世棋聖です。
彼は中学生の住み込みの修行時代に貧乏なあまり切符を買うお金にも事欠き、キセルを何度かやったそうです。
自分がキセルをしたことは、車掌も知らない。もちろん対戦相手も知らない。
だが、自分は知っている。
こんな事をしていたのでは運気が逃げていくに違いない。一流の棋士にはなれないだろうと気付きキセルをやめたそうです。
「30年継続企業を目指す」事業家になるには、誠実、正直が何よりだと思います。