(撮影時のみマスクを外しております)
クランクアップのご報告
お世話になっております。映画「A SIBLINGS」監督の中岡です。
先日撮影を全て終え無事クランクアップいたしました。
改めましてご支援頂いた皆様本当にありがとうございました。目標金額達成とは言えませんでしたがとんでもない額のご支援とご支援コメントを励みに撮影することができました。現在編集作業を行いつつリターンの準備を進行しております。今しばらくお待ちください…。
撮影期間、支援者様とエキストラ出演という形でお会いすることもできました。この作品の中で新たな出会いもあり本当に本当に自分は幸せであると思わせてくれました。本作を製作する中で色々想う事があったので想うままに述べさせてください。
本作は自身の実体験をもとに脚本を執筆しましたが、撮影する中でもしかしたら自分はとんでもない程周りの方々に愛されていたのではないかと感じることが多々ありました。
当初本作は東京都内にて撮影する予定でしたが、金額的な問題やコロナ禍ということもあり中々ロケ地が見つかりませんでした。クランクインの1ヶ月半前まで決まらなかったんです…。ヤバいですよね…。正直逃げ出したい。もう全部辞めたい。そんなことを思ったりもしました。
しかしそんな事も言ってられない。俳優部だってもう決まっているし何よりご支援頂いている。どうしよう…。1人で悩んでいても仕方がない!友達に相談しよう!と友人に相談することに…。ゲームをしながら「そうかそうか。金が足りないのか。まあ気にするな負けた方がサウナ奢りで」と賭けの提案をされたんです…。こいつ俺の話聞いてんのかな…?なんて思いながらもそんな冗談を言いながら気を楽にしてくれました。
とにかくやるしかない。でも解決策が見当たらない…。そんな時、かつてお世話になった高知県テニス協会の方や高校時代毎日練習していた高知市総合運動公園の方、かつて所属していたテニスクラブの方が撮影協力すると仰って頂き急遽高知ロケを敢行、無事撮りきることができました。撮っていく中でこの作品は自分が22年間生きてきた証なんじゃないかとさえ思えてきたのです。
中学高校時代は悩みを誰にも言えないそんな自分でしたが今では悩みを打ち明ける友人もいて、そして何より遠くから自分を見守ってくれている方がいたことにも気づきました。本作の主人公朱音もきっと同じだと思います。というか同じです。
え、朱音って何でこんなに悩んでるの?普通に自分が悪くない?もしかしたら作品を観た方はそう思うかもしれません。
しかし僕がこの作品の中で伝えたいのはそんな愛すらもプレッシャーに感じて無理して生きてる人もいるということです。もっと視野を広く気を楽にしていいのに…なんてこの歳になってそう思えるようにもなりましたが…中々そうもいかないと思います。勿論全員が全員そうとは言えないので、あくまで僕の思う10代の若者を自分なりに表現してみました。完成した時どのように受け取られるのか正直分かりませんが中岡祐太にしか表現できないものになると自負しています。
現状撮影が終わっただけに過ぎず編集等でまだまだ時間はかかりますが引き続きどうぞ暖かく見守って頂けますと幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
中岡祐太