2022/11/28 20:31

『エルフィンクラフト』は見ためのとおり、手元にある手札を順番に並べていくだけでもゲームを進めることができる簡単なゲームです。カードの引き運の要素も強く、小さなお子様でも大人に勝てることもある運7割、実力3割くらいのバランスとなっています。

手なり感で遊んでもよいのですが、積極的に様々な効果を使ったり、カードに描かれたシンボルを覚えることでカードを探す探索感がアップします。

STEP:1 カードの種類を覚えよう
STEP:2 集めるシンボルを決めてみよう
STEP:3 最初のカードから作戦をたてよう
STEP:4 特定のカードを狙おう
STEP:5 マリガンを使いこなそう
STEP:6 インスタントシンボルを使いこなそう
STEP:6 手札のシンボルも使える
STEP:7 臨機応変に対応しよう


カードは基本セットで120枚+αと大量にあります。1枚1枚カードの種類が異なるので、最初のうちはどうしても、ただ手元にあるカードをなんとなく並べていくだけになってしましまいます。カードのイラストから描かれているシンボルが分かってくると、

「このカードを並べたから、あのカードがあれば並べられるな。」

と何となく次に狙うべきカードが分かってくると思います。

森には妖精がたくさんいたり、ダンジョン系のカードにはモンスターシンボルがあったり、カードの絵柄でもある程度は想像できます。カードの種類をひととおり覚えたら次のステップに進みましょう。


例えば動物系のシンボルだったり、望遠鏡や魔法書だったり同じシンボルがあるカードを集めてみましょう。同じような種類のカードが自然と揃うので次に並べられるカードの方向性が定まります。


最初に決めるボーナスカードや共通の場のカード、手札から集めるべきシンボルや狙うべきカードを想像してみましょう。特にボーナスカードにあるマナ色と同じカードを並べておくとゲーム終了時に加点要素となります。バトルなどで沢山のカードから1枚を選ぶ時はボーナスカードに合わせた1枚を選ぶなどの作戦が考えられます。


ゲームに慣れてきたら、ドロー(山札からカードを捲る)を多用して、お目当てのカードを引き当てるというテクニックもあります。狙い目のカードは5マナの勝利点5のカードです。

5マナのカード以外にも使い勝手のいいカードだったり、貴重なシンボル持ちのカードなど、強いカードはまだまだありますので色々探してみて下さい。


不要な手札を捨て、山札から新しいカードを引くことをマリガン(カードの引き直し)と言います。捨てたカードは2枚に付き1点となります。あえて勝利点の為にマリガンをするというテクニックもあります。特に手札を沢山持っている状態の時にマリガンは効果的です。

マリガンはエルフコマ1個で1マリガン、エルフコマ2個で2マリガン、エルフコマ3個使えば好きな枚数マリガンとなります。※説明書のルールから修正しています。


特定の9種類のシンボルの書かれたカードを自分の場に並べると様々な特殊な効果が使えます。これらの効果を使いこなすことで高得点が狙えます。

魔法書はターンのはじめに手札として残せる枚数を増加させます。ハートの器は手札上限以内で手札を補充できます。

妖精はターンのはじめに追加でカードを引き1枚だけ手札に加えられます。大量に妖精を集めれば欲しいカードを見つける確立が上がり、捨て場も増えるので重要なシンボルです。また空きビンがあれば妖精ドローで引いたカードを空きビンの数だけ手札に加えることができます。

バクダンは強いモンスターを一撃で倒せるので便利です。使用後、捨て場に置かれてしまいますが、望遠鏡で再び手札に戻して何回も使うことも可能です。

金貨袋はゲーム終了時に1個に付き1勝利点が加算されます。

自分の場にあるカギ、ハシゴ、望遠鏡にエルフコマを置いたときに使える効果です。

カギにエルフコマを置いた時に既に置かれている自分のエルフコマを違うカードに1手番に1回だけ置き直せます。うまく使いこなせれば、一度に色々な種類のシンボルを得ることができます。

ハシゴは自分の場にあるカードを捨て場に置けます。マナの低いカードや不要なカードを除去することで並べることができる12枚のカードを厳選できます。

望遠鏡は自分の捨て場のカードを手札に戻せます。序盤で捨てた強いカードを拾ったり、バクダンやモンスターシンボルのあるカードを使い回したりと面白い動きが可能です。


自分の手札にエルフコマを置くことでそのカードのシンボルを1つだけ使えます。1度使うとターン中でも捨て場に置かれてしまいますが、使わなければ次の手番に持ち越せます。手札を利用してすべてのシンボルを捻出し、場にカードを並べても構いません。※説明書のルールから修正しています。


カードの引き運を様々なテクニックでカバーしても、どうにもうまくいかないこともあります。そんな時は無理に自分の作戦を押し通さずに流れに身を任せることも大切です。使えない強いカードで手札を圧迫するなら思い切ってマリガンするとうまくいくかもしれません。


いかがでしたでしょうか。エルフィンクラフトはデッキを構築してから遊ぶカードゲームではなく、トランプや麻雀のように全員が同じ山から手札を揃えていくゲームです。カードの引き運をテクニックでカバーするのが面白い部分です。クラウドファンディング成功まで調整を重ね、より良いバランスになるように修正します。大幅なルールの改変はありません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

おまけ:『城門』というカードです。珍しくエルフではなく黒騎士が描かれたカードです。