中央アジア諸国の春分の日・ナウルーズ
ウズベキスタンを初め近隣国では、来たる3月21日は「ナウルーズ」という最大の祝日です。
今年2022年は日本の春分の日とも一致していますが、ウズベキスタンではペルシャ暦(イラン暦)に則って行われているため、1日ほどずれる年もあります。
お正月のHappy New Yearよりも盛り上がる最大級の祝日ともいえるこの日。
要はこの日がペルシャ暦(イラン暦) では「元日」「新年」に当たるので、この日から新年が始まる!という大切な日な訳です。
各家庭ではたくさん料理を作り、民族衣装を着て出かけたり・歌って踊ったり…お祝いをします。そして、この日にしか作らない“ならでは”のものも☆
・「スマラク(сумалак)」
茶色いチョコレートのようなドロッとした飲み物。小麦の芽を油で煮詰めたものです。
日本的にいうと「麦こがし」?でしょうか。
・「ハリサ(халиса)」
約12時間かけて巨大な鍋で調理するペースト状の肉料理です。
大量の羊肉と麦をトロトロになるまで、親戚や近所の人が集まって交代で12時間以上かき混ぜ続けます。とにかく根気が必要な料理(笑)
主人の出身地・サマルカンドでは、出来上がったペーストの上に豆やにんじんのソースをかけて食べることもあります。(↓これは昨年2021年の我が家のHalisaです)
スマラクもハリサも家庭によって若干味が違うので、美味しい家にはさらにたくさん人が集まることも。まさに春の風物詩・ウズベキスタンの春の味です♪
・そしてやっぱり欠かせない「プロフ(Палов)」
(↓これは我が家のPalovです)
日本での春分の日はたくさんある祝日の中の1つ、という感じかなと思いますが、ウズベキスタンでは春分の日「ナウルーズ」は特別な日です。
ナウルーズが近づくとなんとなく私も「来るな♡」とそわそわし始めます。
日本にいるとプロフを作ったりするくらいしかできないのですが、今年は義母からもらったウズベキスタンの服を着て過ごそうかなと思っています☺
皆さまも良いナウルーズをお過ごしください!