2月に入って咲き始めた津久見の河津桜がそろそろ見ごろを迎えています。
津久見市中心部から東へ車で約15分、豊後水道に向かって飛び出した四浦(ようら)半島一体には、約5000本の河津桜が植えられています。早咲きで知られる河津桜ですが、津久見の河津桜は平成16年に起きた台風災害からの復興にと四浦地区のみなさんが静岡県河津町から譲り受けたものを徐々に増やしていったものです。
毎年この時期には「九州一早い春の訪れを感じるイベント」として、県内外から多くの観光客を迎える「豊後水道河津桜まつり」も新型コロナウイルス蔓延防止のために去年今年と2年連続で主なイベントは中止、花見も自粛要請を行うなど寂しい事態が続いています。
しかし当の桜は、今年も濃いピンクの花びらを大きく開き春の到来を人知れず宣言しています。人気スポット「越智小学校校庭」では、今年も桜のトンネルが立派にできていて、地域の方々が訪れているようです。
四浦半島といえば子どもたちに大人気の「つくみイルカ島」も冬の営業休止期間が終了して賑わいが戻って来たようです。本来なら河津桜とダブルで楽しめるところですが仕方ありません。併設されているつくみマルシェでは、この時期ならではのお土産品にも注目が集まっているようです。
津久見は桜のまちと呼ばれています。河津桜の後には「長目半島の大漁桜」「市内一円のソメイヨシノやヤマザクラ」「彦ノ内地区の牡丹桜」など4月下旬までの長い期間にわたって桜の花を楽しむことができます。
2月24日