2022/01/09 13:15

本屋さんでの立ち読みのように、「中身をちょこっとお見せ!」シリーズをはじめます。

第1弾は「特攻のこと」。

呉の郷土史なのになんで特攻!?・・・と思われるかもしれません。
でも、「一億総特攻」という号令で日本中が熱に浮かされていました。
そして、呉でも、特攻に使うための飛行機も組み立てられた。
人間魚雷回天のみならず。

わたしは特攻のことをほとんど知りませんでした。考えてもみなかった。
なのに衝撃的なことがあって、踏み込む決意をしました。

それが、作家で武士道研究家の石川真理子さんとの出会いです。

真理子先生がFacebookにこんなご投稿をくださいました。こちらを読んでもらえたら、中身をちょこっと先取りしていただけます!

『石川真理子さんは丸古 玲子さんと一緒にいます。1月5日 11:05  

マリコアカデミィで武士道と歴史を

学んでくださっている丸古玲子さんが

ご著書『くれぼん呉本』の続編出版のために

クラウドファンディングに挑戦されています。

私も応援させていただきました!

実は、大変恐縮ながら

この続編で、不肖石川真理子の名前が

かなり出てきます。

それも、「特攻とは何か」というテーマの章で、です。

拙著『五月の蛍』を刊行した後

「本丸」と位置づけている「特攻作戦」についてのことを

書いていかねばなぁ、、、、、と思い続け

私のことですから

相当な取材と資料研鑽を積み重ねました。

が、知れば知るほど、深まれば深まるほど

容易ならざる事になっていったのです。

こういうことは、よくあることです。

そんなわけで、数年間、渋っていました。

そうした中、私から「特攻についてのあれこれ」を

聴いてくださった丸古さんが

その衝撃を衝撃のまま受け止めたうえで

地元、呉のため、そして特攻出撃した英霊のため

勇猛果敢に取り組んでくださったのです。

出版するにあたって

その部分について、原稿確認のご依頼をいただき

拝読いたしました。

その内容は、

まったく勘違いしていたこと

当たり前のことに気づいていなかったこと

今も「特攻の語り方」に違和感があること

その違和感の原因がどこにあるかということ

さらには、

美濃部少佐のこと、芙蓉部隊のこと・・・・

といったことどもが

素直に、ありのままに、綴られていました。

『五月の蛍』では、

否応なしに特攻についても書かざるを得ず

猛烈なエネルギーを使いました。

その経験があるから

丸古さんが、いかほど身も心も打ち下されそうになりながら

それに堪えて筆を進めたかが

わかるのです。

丸古さんが、今回、ありのままに書き綴ってくださったことは

私の勇気にもなりました。

とかく面倒なことが多い、

「あの戦争」にまつわること。

特に、「特攻」に関係することは

現世に生きる人間の、

面倒なことがつきものです。

それも承知の上で乗り越えた丸古さんを

心から応援いたします。

もし、よろしければ、ぜひあなたも。

クラウドファンディングに対する見解が

それぞれであることはわかっています。

でも、これもひとつのチャレンジであることには

変わり有りません