2022/02/13 13:57

SUCCESS日時2022-02-09 17:47:14 

管理画面ではこのような表示が確認できます。達成した日時です。
みなさまのおかげさまで、本当に本当に大きなご支援により、
目標達成することができました。ゆえに発刊へリアル発進しています。

タイトルです。決めました。

『呉本に ~自分と郷土史の浅からぬ縁。無くしたくないふるさとの声たち』

「に」は、「2」です。「に」にあえて「2」とルビをふる感じ。

デザイナーさんにアイデアをいただき、うんうん考え、練りに練りました。

初代『呉本』では、ふるさとのことを知りたいわたしの欲望に、
多くの方が応えてくださり、戦争体験、学徒動員体験をはじめ、
戦艦大和のこと、造船史のこと、亀山神社のこと、果ては海上自衛隊まで、
「知らなかったことを知る」旅をしました。  

続く『呉本に』は、『呉本』あってこその広がりでした。
初代が艦艇の海とすれば、「飛行機の空」に触れていきます。
呉にも航空廠があったこと、そこでの学徒動員経験、特攻志願、
特攻隊のことを考え、また、自分と郷土史がつながっている経験もした。
(沖縄戦の大田實海軍中将の息子が自分の高校の恩師だった)
そして、掃海隊群司令と、大和ミュージアム館長のロングインタビュー。

なんといいますか・・・。
つづきの「続」ではおさまらない広がりで(自画自賛ですみません・・・)、
たしかに位置づけは「2」だけど、数字の「2」でこの広がりは表しにくい。

呉本「に」、「2」であり、「助詞のに」の雰囲気もあって。
やわらかく、やさしく(優しいと、易しい)、どなたにでも。
初代をご存知ない方も、「に」だから手に取りやすいかな。

サブタイトルは、初代のテイスト(海軍、空襲、大和など名詞を連ねる)ではなく、
このたび新しくやってみて、郷土の歴史というのは、自分とつながっているんだと。
遠い史実や他人事ではないんだなと。
「残したい」「遺したい」とはよくいうけれど、わたしにはおこがましい。
「無くしたくない」のほうがふさわしいと。
(サブタイトルはわたし自身でつくりましたよ!)

広島県呉市を探っている本ではありますが、
ふとした疑問から「え?自分のふるさとってなに?」とはじめられる、
どの土地にも当てはまる、「じゃあ自分のふるさと見てみるか」のサンプルにも
してもらいたいなとも思います。