こんにちは!
いつも活動報告をお読みいただきありがとうございます。
今日はアントニン・ドヴォルザーク(1841〜1940)と、彼が作曲した弦楽四重奏曲『アメリカ』について書かせていただきます。
ドヴォルザークはチェコ出身、実家は肉屋の生まれですが、音楽を嗜む家庭で育ったので、幼少期から音楽の才能があり、ヴァイオリン・ヴィオラ・オルガン・和声楽…などを勉強していました。
そして周りのサポートにより、肉屋を継がせたかった両親を説得し、音楽学校に入ることができました。
その後ヴィオラ奏者としてオーケストラに入団したそうです。(だから、ヴィオラが美味しいメロディを沢山書いてくださったのですね!)
創作活動もさかんに行っていたドヴォルザークは、後にブラームスに才能を見出され、アメリカの大学にまで招聘されるようになります。
4/25プログラム前半に入っている弦楽四重奏第12番『アメリカ』(抜粋)も、彼がアメリカに渡った後、有名な交響曲第9番『新世界より』のすぐ後に作曲された曲です。
『アメリカ』は『新世界より』同様、皆に愛されている曲ですが、その理由は親しみやすいメロディが散りばめられているからなのかなと個人的には思います。
黒人霊歌が使われ、インディアンの叫び声もイメージされていたり、ブルーノートが隠れていたり、鉄道を彷彿とさせるリズムだったり(彼は鉄道オタクだったというのも有名な話ですよね)…
全体の構成も弦楽器四重奏であるのに関わらず、とてもシンフォニックな作りになっていると思います。
今回は第一楽章と第四楽章だけのお届けとなってしまいますが、いつか是非全楽章通して聴いてみて下さい!