▼はじめにご挨拶
ー最貧困州プレアヴィヒアとはー
ASEAN国際交流委員会の代表 東龍知右門です。私は2年前から、このタイとの紛争が終わったばかりの現地で自立支援のために支援活動を行っています。このプレアヴィヒアは、ポルポトが内戦終了後も1999年まで居座り続けました。その後、2008年7月にユネスコから世界遺産の認定を受けました。しかし、タイからの砲撃により応戦を余儀なくされ紛争へと発展していきました。やっと2014年にタイとの和平協定が調印され、本当にやっと立て直せる環境が整ったばかりです。私たちは、この小さな村の発展のために、モノづくりの力になるような支援や子供たちの教育、産業育成などを推進しています。少しでも観光地化され、村人たちの収入が良くなり子供たちへの教育費の負担が軽くなるようにしていきたいと思っています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
ー「手から手へ」美大生が伝えるー
金沢美術工芸大学の学生たちが、子供たちの「創造する力」を発展させるために「OVOV 」という次世代パズルを使って教育カリキュラムを作ります。「OVOV」は色鮮やかな平行四辺形のピースを組み合わせることで変幻自在な形状と色彩を創り出します。2月14日のバレンタインデーをスタートに、最終日にはハートを作りそれぞれの写真を撮って記念に渡します。子供たちは写真も無く、思い出が何一つ残っていません。日本の学生とモノづくりをする楽しさを知ってもらい、また継続していきます。学生たちの伝えたい思いと子供たちが心から楽しいと思えるシーンが実現出来たら「生きる」ことではなく「夢と希望」を持てるきっかけになればと思っています。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
ー「創造する力」日本のワザと心-
日本はモノづくり王国でした。そのワザと心は、丁寧に向き合う心や伝統技術によって維持されてきました。世界遺産を抱えるこの村でも、観光のお土産になる産業化が急がれています。だからこそ、子供たちが少しでも「創造する力」や「自由にモノを発想する力」を養うきっかけになればと思い計画を立ち上げました。そんな時に「OVOV」を製造しているメーカーの室島さんが、「カンボジアの子供たちが、これで少しでも喜んでくれれば」と寄付してくださいました。現地の学校関係者と打ち合わせした時に、先生方や関係者も興味を持ってくれました。「なんとか、これを使って授業が出来ないか?」と頼まれました。タイミングがよく、現地に金沢美術工芸大学の学生の津村くんが私たちの手伝いをしていました。彼は「学生たちに現地で一緒に支援活動出来ないか?」と打診をかけてくれました。そして6名ほど支援活動に参加したいと申し出がありました。そして、私たちは来年のバレンタインに思い出作りになる開発教育支援を実施することを決定しました。
▼これまでの活動
ー現地が求める支援ー
私たちは目線をカンボジアの要望を聞きながら、少しづつでも潤滑な流れになるように打ち合わせをして支援を実施してきました。主には農業育成、中古パソコン寄付、IT育成、災害緊急、モノづくり学校などの支援活動を継続して行っています。それぞれ実現化し、現地の公的機関を通して寄付や現地活動を行い確実な結果を生み出しています。
▼資金の使い道
ー子供たちの教材と学生活動ー
教材 OVOV 56ピース 30セット 123,120円
写真 フォト用紙 1,000枚 4,800円
プリンタ 28,750円 カンボジアでの購入
子供たちへお絵かきセットのプレゼント 216,000円
宿泊費 138,000円 (スラエム村)
現地交通費 126,500円 (プノンペン、プレアヴィヒア)
航空運賃 420,000円 (成田ープノンペン往復10名分)
総額 1,057,170円
ただし、すべての学生たちは自己負担を前提に参加をしています。少しでも負担軽減や現地の子供たちの教育支援になるように資金を使いたいと思っています。学生たちは、貧困で苦しんでいたり夢を持てない子供たちへ情熱をもって自分たちの精一杯の想いを実行したいと考えています。
▼リターンについて
学校も政府が建設していますが、なかなか予算が無い状態です。少しでも展開が大きくなるように考えています。
今回だけでなく、今後も継続して参加や応援を頂けるように思い出に残るリターンをしていきたいと思います。
▼最後に
ープロデューサーであり陶芸家ー
私は、18歳の時に備前焼の人間国宝藤原雄先生を師事しました。24時間365日弟子として奉公してきたおかげで、様々な仕事をこなしたおかげで卒業しれからは異端児のマルチアーティストとして活動をしてきました。主な仕事としては、東急ハンズトラックマーケットや東急ハンズのアートプロデュース、ファッションデザイナーのポールスミスとの世界初のコラボレーション、HAKKAの雑貨企画、奥出雲旧横田町地域産業支援など、多彩に実績を残してきました。この総合力を持って、この支援活動をより潤滑にしていきたいと思っております。皆様の温かい応援が頂けるように、真摯に向き合っています。なお物資や他の支援も行っております。NPO世界遺産プレアヴィヒア・モノづくりの会まで、ご連絡頂ければ幸いです。公式HP http://www.pvvp.asia/pv/
株式会社 室島精工 http://ovov.biz/
最新の活動報告
もっと見る金沢美術工芸大学生の開発教育支援プロジェクトが無事終わりました!
2018/02/21 18:12 2月14日から16日まで、朝早くから午後の遅くまで暑い中初めて美術授業を行うことが出来ました。子供たちは、日本人が教えてくれることも楽しかったし、OVOVがとてもきれいで美しい輝く創造するアイテムと理解してくれたと思います。思ったりより素晴らしい展開になりました。「破壊と創造」することを、この授業で少しでも子供たちは学んでくれたと思います。きっといろんなことが初めてで、お互いのコミュニケーションがどうなるかと思いましたが、質の高い志を持った学生たちのおかげですぐに打ち解けることが出来ました。最終日には朝到着するときに、子供たちが出迎えてくれた上にたくさんのプレゼントをみんなが学生たちにしてくれました。政府側と打ち合わせして、今後も継続や新しいスタイルへ向けて取り組めるように検討し行くことになりました。このプロジェクトに対して、たくさんの応援とご支援を頂き心から御礼申し上げます。このプロジェクトについてへのお問い合わせは、NPO法人世界遺産プレアヴィヒア・モノづくりの会までお願いいたします。報告会も行う予定です。是非、皆様のご来場をお待ちしています。 公式ホームページ http://www.pvvp.asia/pv/ もっと見る
北國新聞に掲載されました!2月7日朝刊
2018/02/08 17:30 現地でも校長先生と打合せをしています。 いろんなイメージを創造出来るように頑張っていきます。 地元金沢では北國新聞が、今回の活動を取材してくれました。 政府と連携して行う素晴らしい開発教育支援を成功させるように、14日まで打合せを行っています。 北國新聞リンク先 http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20180207401.htm もっと見る
テチョウ小学校の日々
2017/11/23 17:50月曜から土曜日まで、毎日15分ほど夕礼があります。 主任の先生が国旗をおろした後に、いろんな話をします。 きちんと整列して、先生たちへは尊敬を持って接しています。 校長先生と来年の打ち合わせをグラウンドでしました。 私たちはクメール語できませんが、携帯の翻訳機能やネットでの動画やページを見てもらってイメージを伝えています。 この打ち合わせは、今後繰り返し続けていきます。 日本と違って予定が変わったり、本当に日本ではあり得ないことがありますので…(笑) もっと見る
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