舞台『一槍(いっそう)の魂』では、オリジナル主題歌が制作されました。曲名は、舞台タイトルと同じ『一槍の魂』です。
今回は『一槍の魂』を歌う、彩野さんにインタビューをしました!
とても素敵な曲で、昭和歌謡のような、心に自然と感情や情景が思い浮かぶような、そんなうつくしい曲だと思いました。
ーーーー禅ですか。私も歌詞を見せていただきましたが、信綱公が自問しているような印象がありました。
そうですね。曲を作って頂けることなんてそう無いと思いますので、本当に有難いという気持ちです。大切に歌っていきたいです。
殺陣を教えているところはたくさんあるので、幾つか見学させて頂いたりしたのですが、志道塾主宰の太田さんの殺陣に憧れて、「あの殺陣がやりたい!」って思ったことから、志道塾の殺陣を学び始めました。
ーーー彩野さんの負けん気を感じますね。
主宰の太田さんの殺陣は何か特別な魅力があるのでしょうか?
一番は「お芝居表現だけど、リアリティがあるところ」です。殺陣はお芝居・パフォーマンスなので、意外と見せ方の形がたくさんあります。
志道塾は、泥臭いというか、昔の映画のような雰囲気というか、本当に戦っているかのような殺陣なので、そこは他とは違う魅力です。
ーーーリアリティのある殺陣を4月の舞台で見られるということですね!!楽しみにしています!
今回の舞台『信綱外伝 一槍の魂』の企画を聞いて、最初にどのような感想を持ちましたか?
正直に言うと「新陰流」という流派は知っていても、流祖・上泉信綱公のことは知りませんでした。
人物として優れた方であるのに、キャラクターとしても登場作品は少なく、一般に知名度が低い印象を受けます。今作は、そんな信綱公にスポットを当てた舞台、ということで今までにない作品になるのでは、と思いました。
役柄は戦国武将・長野 業正(ながの なりまさ)の娘・正子(しょうこ)を演じます。上泉伊勢守信綱を「剣の師」と仰ぐ姫の役です。殺陣をやっているので、男役の方が慣れているというか・・・女役はちょっと不安です(笑)。戦国の世に生まれた女性の姿を、お伝えできたらいいなと思います。