2022/02/10 17:00

残り4日でこのプロジェクトは終了します。

届いたお酒を楽しめるように少しだけ蒸留液について投稿していこうと思います。少しできる過程を知っておくとその物語を想像して飲むと楽しめると思います。

仕込みを終えた醪(もろみ)を蒸留機に入れて加熱すると、アルコールと水が蒸発して気体を一気に冷却することで蒸留液が出てきます。これを『原酒』と言います。

この原酒が抽出される順番に「初垂」「本垂」「末垂」と呼ばれています。この順番にはとても重要な特徴があるのをご存知ですか?

初垂…アルコール度数が非常に高く(60度以上)香気成分が一番凝縮された部分になります。初垂を味わえるのも製造者の特権かもしれません。(他社では初垂の商品も出ている蔵もあります)
<初留(ハナタレ)>とも呼ばれています。

本垂…本格焼酎を蒸留する際に最も多く抽出される部分で本格焼酎の味わいを決定づける最も重要な部分になります。本垂は(中垂)とも呼ばれています。

末垂…焼酎の蒸留を続けていくとアルコール度数が少しづつ低下していきます。最終的に10度まで落ちできた最終段階の焼酎。香気成分は少ないが味わい深い部分が多く抽出されます。末垂を入れることでお酒に深みをますことができるようになります。