珈琲うととクラウドファンディング、ご支援者の皆様へ
はじめに、クラウドファンディングを支援していただいた皆様へのリターンのお届けが遅れておりますこと、お詫び申し上げます。申し訳ございません。
また今しばらくお待ちいただくことをお願い申し上げる旨と、活動報告の更新として、この一年間のことを書きますので、長くなりますが最後までお読みいただければ幸いです。
昨年の1月に、クラウドファンディングにて資金を募り、4月に焙煎珈琲店をオープンし、1ヶ月間程の営業をもって、その後また2ヶ月程の再開もありましたが、8月終わり頃からクローズし、再開までお待ちくださいと、お知らせをしてまいりました。
その間、皆様にお伝え出来なかったことや、自分なりに活動してきたことを報告します。
クラウドファンディングを公開した当時、プロジェクトページにも書いた通り、躁鬱の気質で上手く生活が出来ないことに悩みつつも、のびのびと働きながら生活していける環境をつくりたいという思いで資金を募り、たくさんのご支援をいただいて店舗をオープンをしました。
クラウドファンディングが終了してから店舗オープンまでの約2ヶ月間、今振り返ると、動き続けることを自分でコントロールし休むことが出来ない、躁状態でした。朝から夜中までひたすら動き続け自宅で1〜2時間横になってからまた動く、又は夜中に準備中の店舗の中で動けなくなって朝を迎えるような生活に、自分でストップをかけることが出来ないまま、店舗をオープンして1ヶ月後には鬱状態となりました。
その後、店舗を閉め休業し、自分自身も休養しておりましたが、体調のペースを掴めないことや店舗を経営していくことについて悩んでいる事を、応援をつづけてくれる家族と友人に相談し、今日まで店舗は休業を続けております。
休業中、やはり自然にも体質として、小さくとも大きくとも躁鬱の波があること、店舗の再開に向けてと同時進行ですが、その体質による生活上の自分なりの課題を少しでも整えていきたい、と考えるようになりました。
現在、私は日々生活をしながら、やめていた通院を再開し、社会的なサポートを受けるべく市役所に通って色々な手続きを進めたり、アルバイトをしたりしています。
この一年間の活動を書きましたが、体調のことと活動を交えて、もう少し詳しくお伝えします。
私は20代はじめ頃から、精神科に通院しておりました。現在は、双極性感情障害という診断がありますが、そこに行き着くまでに、様々な診断や、入退院もありました。環境が合わないと感じ、変えてきたりもありました。クラウドファンディングを公開したタイミングは、通院をやめ、躁鬱な体質でも働いて生きていくには、お勤めは向かないから自分で何かをやる以外にないのでは、と思い詰めていたときでした。とても世界が小さくなっていたように思います。
それでも、クラウドファンディングを公開し、店舗をオープンし、自分の殻みたいなものをひとつ壊すことが出来ました。自分のことをもう少しよく知るきっかけとなりましたし、応援してくださる人たちや、相談出来る仲間とも出会えることが出来ました。
こういう障害ですとお話しするのは、名前のついたラベルを説明しているみたいな気持ちになるときがありますが(説明しなくとものびのび生きていられたらいいなあと思ったりもします)、いま出来る最善として、自分の課題を整えながら再開に向けて活動していることを、少し詳しくお伝えしたいと思い、書きました。
リターンのお届けと店舗の再開、そしてお知らせを長らくお待たせし、大変申し訳ございません。今しばらくお待ちいただくこと、お願い申し上げます。活動報告は更新を続けていきます。長くなりましたが、応援のメッセージを届けてくださる方、見守ってくださる方、心配してくださる方、ありがとうございます。いつも励まされています。
佐野花帆