皆さま、ご支援・ご協力ありがとうございます。
クラウドファンディンング実行者の松沼裕二です。
台風22号の被災地・フィリピン・セブ島より。。
今日は、郊外の安全な(ガレキを片付けた)広場で、食料の配布を行いました。
家族にひとつ、それぞれ持ってきたタッパーや鍋に、お粥(ルガオ)を詰めてあげます。
あいにくの小雨の中、集まってきた被災者の方々。
お金もなく、また、政府の支援もなく、結局、屋根や壁が吹き飛んだ家で、そのまま暮らしています。
ブルーシートでいちおう囲ってはいますが、こんな雨の日は、家の中も濡れてしまいます。
こんな日は、人々は、近くの屋根のある場所、学校や教会や半屋外のバスケットボールコート等で、雨宿りをしながら過ごします。
そう、「雨が降ると家の中は濡れるから外へ行く」のです。
それが、未だ被災地を取り巻く現状です。
街の中心部、また、富裕層の多く暮らす地域は、政府からの積極的で速やかなインフラ整備が行われ、支援物資の配給等もあり、停電や断水の復旧し、おおよそ元通りになっています。
しかし、貧困層の暮らす地域は、既にすっかり放置です。
まだ、台風の被災直後と、ほとんど状況は変わっていないのに。
政府からの支援や対策にも明らかな優先順位がある。
それがこの国の現実です。
台風の被災があまりに広範囲なため、なかなかすべての復興支援に手を付けられないということもあるかもしれませんが、今までの災害(スラムの火災等)への政府の対応から見ても、おそらく今回も、もうこのままでしょう。
少しずつ壊れた家を、ほとんど自らの手で直しながら、その費用で、スラムの人々の生活はまた疲弊していきます。
そして、復興までの道のりは、まだまだ長いものになります。
私たちは、そんな被災者の方々の生活に、心に寄り添い、共に、日々、少しずつでも前に進み、明日への希望を失わないよう、今できるせいいっぱいの支援を続けています。
ほんの小さな力かもしれませんが、被災者の方々の日々の命を支えるため、子どもたちの未来への夢と、純真な笑顔を守るため、
今日も、心を込めて、手渡しの支援活動を行っています、、。
私たちは現在、台風22号の被災地において、被災者の方々の日々の命を支えるための炊き出し等を行いながら、被災地の倒壊した住居の修繕等、今後の生活再建の支援計画を立て、その資金のために、こちらでクラウドファンディンングを行わさせて頂いております。
皆さま、もしよろしければ、今後とも、あたたかいご支援・ご協力を、お願い致します。