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難病のティーンエイジャーが本気で遊べるゲーミングルームを作りたい

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

TSURUMIこどもホスピスは新たに「病気と向き合う10代の若者が好きなことを当たり前にできる環境づくり」を始めました。その1つがゲーミングルームです。ゲームを通した世界で、病気や体調に関係なくやりたいことを表現してほしい。そして、病気によってつまずきがちな生活に青春を感じてほしいと願っています。

現在の支援総額

3,252,000

130%

目標金額は2,500,000円

支援者数

235

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/04/01に募集を開始し、 235人の支援により 3,252,000円の資金を集め、 2022/04/30に募集を終了しました

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

難病のティーンエイジャーが本気で遊べるゲーミングルームを作りたい

現在の支援総額

3,252,000

130%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数235

このプロジェクトは、2022/04/01に募集を開始し、 235人の支援により 3,252,000円の資金を集め、 2022/04/30に募集を終了しました

TSURUMIこどもホスピスは新たに「病気と向き合う10代の若者が好きなことを当たり前にできる環境づくり」を始めました。その1つがゲーミングルームです。ゲームを通した世界で、病気や体調に関係なくやりたいことを表現してほしい。そして、病気によってつまずきがちな生活に青春を感じてほしいと願っています。

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病室の狭いカーテンに囲まれた空間で必死に受験勉強していた子(でも受からなかった)、医師に内緒でダンベルを持ち込み筋トレしていた元ヤンキー、「だんじり祭りに出られないなら死んだ方がマシ」と手術を拒否した子…。孤独に闘っていた彼らが、少しでもほっと自分を解放できる場を――。

小児がん病棟で看護師をしてきた私が、TSURUMIこどもホスピスにゲームルームが必要と思う理由をお話しします。(以前の活動報告と多分にかぶる内容ですがお許しください)

難病の10代に起こっていること

10代という、自分も周囲も目まぐるしく変化していく貴重な青春時代。そんな時期にある日突然、または生まれ持って大きな病気を抱えることになった若者は、どのように過ごしているのでしょうか。

手術、放射線、抗がん剤など、病気を治すためとはいえ、心身ともに負担の強い治療を繰り返します。その治療のためには長期間の入院が必要です。

入院によって学校へ行けなくなり、元居た世界から隔絶されていきます。治療がひと段落して退院できたとしても、体力や免疫力が著しく低下しているため、元の自分や周囲の人と同じように活動することができません。

友だち関係が重要なこの年代で、周りの人に追い付けない焦燥感、疎外感。死への恐怖、家族へ負担をかけることの申し訳なさ。そして、病気に関係なく、アイデンティティの確立でもがくこの世代特有の悩み…。そういったものが問答無用に押し寄せてきます。誰かと分かり合えれば少しはラクになれるかもしれない。ですが、この世代で重い病気を抱えた人の人数は、統計的にも少なく、普通に過ごしていて出会えることはまずありません。

そこで、彼らが感じるのがこの2つ。

「なんで自分だけ」「この気持ちを分かってくれる人なんてどこにもいない」です。


誰にも心を開かず孤独感を深め、どこか諦めた目をしている青年をたくさん見てきました。幸い大人になることができたサバイバーからも、退院後の辛さからあの時に死んどいたほうがよかった」という言葉を投げられることがあります。それを聞くたびに、そこまで追い込んでしまった医療者の一端として、どうしようもない申し訳なさを感じます。

彼らに起こる様々な変化を一人きりで受け止めさせるのは、無理があります。彼らには間違いなくサポートが必要です。ちょっとしたことで希望を取り戻せる力があるのも、彼らの特徴です。

ですが、ここで1つ問題が。自立心の強くなるこの年代、大人のサポートを快く受け入れてくれる人はそんなにいません。「ホスピスにおいでよ」と言っても、来てくれません。実際、TSURUMIこどもホスピスがオープンして6年間で、利用してくれた中高生は5人以下です。でも、ニーズがないわけではない。病院関係者からは、彼らの受け入れをリクエストされ続けてきました。

だから、ゲーミングルーム

待っても待っても来ないのなら、「ここなら行ってみてもいいかも」と思ってもらえる、彼らを大歓迎するエリアを作ろう!そう思い『ティーン向け改装計画』と、今回の『ゲーミングルームクラファン』を立ち上げました。

一生懸命作っても、結局は来てくれないかもしれない。それでも、私たち大人が妥協せずに本気で作ったよ、と胸を張ってお誘いできる場を作ります。この場所で、誰の目も気にせず一人きりでぼーっとしていい、泣いていい。そして、分かり合える友人と出会って1人じゃないことを実感してほしい。それだけで、世界の彩りが変わって見えるはずです。


クラウドファンディング終了まであと2週間。たくさんの大人の「あなたを思う気持ち」が詰まったプロジェクトを、成功させたいです。引き続き応援よろしくお願いします! 


TSURUMIこどもホスピス

西出由実 

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