新潟県三条市の中山間地域で主に関東方面に向けた店舗用木工什器の企画製造を中心に、地元の地域資源開発商品化を手掛けております、有限会社藤兵衛工房代表取締役の山田宏高と申します。三条市街地から約12キロ位国道289号線を山に向かって入った所に位置しております。10年ほど前、すぐ裏山にアウトドア製品で有名なスノーピークさんが本社を移転されまして、何の変哲もない里山が急に注目されつつありますが、弊社はその少し前から、里山に産出するあらゆるものを資源と捉え、付加価値を見出す事業をやってきました。
今回の参加は、その中でも特に物作りで有名な三条市の打ち刃物とのコラボレーションした製品で、折からのキャンプブームと、注目されつつある大型獣の狩猟等に活躍が期待される物を紹介いたします。
古くから「ナタヅカ」の別称で呼ばれる樹「ウワミズサクラ」が、本州を中心に北海道、九州までの山地に自生しております。同じように柄の材料として使われる「カマツカ」と同様に昔は柄の定番として珍重されていた物です。
そのナタヅカの実はアンニンゴと呼ばれています。
腕に反動が伝わらず、剥げない表皮が滑り止めになるなど、用いの手道具の柄としては実に高性能かつ、スタンダードな物でした。
弊社では、15年以上前から、打撃系の柄材として千本以上の出荷実績がありました。ところが芯持材で不定形な上、二夏を超す自然乾燥が必要ため、大量生産に向かず、近年では山人達が個人でカスタマイズして使っているのが見られる程度の状況になってしまっています。
しかし、軽くて丈夫なうえ、反動を伝えにくく体に優しい柄材としての性能のすばらしさに加え、色んな表情を見せる表皮の面白さと、伝承される太い柄尻の有効性など、後世に伝えて行くべき付加価値を感じ、最も汎用的であり頑丈であらゆる場面で持ち主の要求にこたえてくれるような剣鉈の開発を思い立ちました。
試作にあたり、当時スノーピークに努めておられて、以前から懇意にさせて頂いている U氏から、「渓流釣りに携行できるサイズ感と水に強い木鞘の剣鉈が良い」との監修を受け、先ず三条市の名工に依頼した剣鉈の刃は、刃厚4mm以上、刃渡りは五寸(150mm)で研ぎやすく、しかも長切れする鋼材を採用してもらいました。
柄の形状は、刃の重みを使った斫り切りでもすっぽ抜けない太い柄尻を採用、剥げる事の無いウワミズサクラ特有の表皮をしっかり残しながら、使いやすい緩やかな曲がり柄を活かしました。ナイフよりも厚みがあり、刃の重さを利用して切る、あるいは削る、又は割るなどの作業に適する剣鉈は、最近のキャンプサイトで使われるキーワードであるバトニングや、フェザースティック作りにも最も適した刃物である事は言うまでもなく、その切れ味も特筆すべき逸品であることは間違いありません。
剣鉈5寸・桐鞘
刃渡り5寸(約150mm・刃厚4、5mm・刃幅35mm・ 全長300mm・重量230g)
剣鉈4寸・桐鞘
刃渡り4寸(約120mm・刃厚4、5mm・刃幅33mm・全長250mm・重さ180g)
山小刀4寸・皮シース
刃渡り4寸(約120mm・厚み3mm・刃幅27mm ・全長250mm・重さ125g)
弊社オリジナル
里山の恵みレトルトカレーやわらびをつなぎにした乾麺等
里山由来の食材(山菜・木の実)から、レトルトカレーや乾麺等も製造しており、本社敷地内にアンテナショップとしての、農家レストランも完全予約制で営業しております。
正当な理由なく刃物を携帯する行為は、銃砲刀剣類所持等取締法第22条及び軽犯罪法第1条第2号により禁止されています。
また、18歳未満の方は本プロジェクトを支援することはできません。
Q&A
リターンの納品はプロジェクト終了後約6カ月間に渡って順次配送いたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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