こんにちは! スタッフさあちゃん(さおり)です。
CAMPFIRE・クラウドファンディング募集期間の折り返し地点となる今。改めて桃子さんにお話を聞いた、インタビュー前編。
後編は、これまで桃子さんがどのようにクラウドファンディング(以下:クラファン)と向き合ってきたのかを中心に、おしゃべりしました!
クラファンを通じて彼女の中でどんな変化が起こり、今どんな未来を見据えているのでしょうか。ぜひお読みください。
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目標を決めたらみんなが「いいね」と言ってくれた
さおり:
今、目標金額の59%(2022年3月14日現在)の支援を頂いているね。この状況に対して、どんな気持ちがあるかな?
桃子:
ありがたい気持ちは当たり前にあって、こんなに支援を頂けているのが不思議。本当にありがとうございます。支援が集まる度に「実現したいな」と思わされるよね。
さおり:
うんうん。本当にすごいよね。こんなに支援が集まると思ってた?
桃子:
そもそも、クラファンをやると思ってなかったからなぁ(笑)。これまで音楽活動してきたけど、目的があるようでなかったんだよね。「これやりたい」「こうなりたい」とはっきり決めて来なかった。
でも、クラファンでは、実現したい具体的な目的があるよね。だから、今回こうして自分も目的を持てるようになったんだなぁと思う。
さおり:
どちらかというと、「目標は決めなくてOK」な活動スタイルだったよね。
桃子:
うん。別に目的がなくても音楽はできるじゃない? でも今回、クラファンのプロジェクトでこんなに目標を言語化できる人間になれると思っていなかったから、感慨深いよ。目標を明確に決めたからこそ、こうして発信ができて「いいね」って言ってくれる人がいて。
周囲に「下さい」と言える自分になって見えた世界
桃子:
あと、クラファンとは別だけど、OFUSE というアーティスト支援のページを作ったの。今までの自分と比べて、図太くなったと思うんだよね。制作費に使うとはいえ、「お金下さい」って誰かに言えるようになった。
さおり:
図太くなった。どうしてだろうね?
桃子:
「図太くなった」という言葉に悪いジャッジは無く、あえて「図太くなった」と表現した場合の話だけど。シンプルに、強くなったと思う。クラファンも、ある程度の度胸がないとできないし。
さおり:
そうだよ。相当な意志の強さが必要だよね。
桃子:
うん。これまでの控えめだった自分からしたら、「図太くなった」感覚かな。今までは、人に対して「恐縮です」って感じで生きてきた。それが、普通に「下さい」って言えるようになったんだよね。きっと、フラットになったのかも。抵抗なく「下さい」と発信できるようになった。
みんなこう言っていいじゃんって思う。「そんなふうに言っちゃダメ」って思ってる人がたくさんいるから、「下さい」って言ってる人が「悪い人・図々しい人」みたいに映る。日本人にすごく多いのかもしれないね。「下さい」と言えない。何の根拠もなく、周囲にそんなこと言っちゃダメ、みたいな。それに対して「おかしくないか?」と思えた。
さおり:
思考をシンプルにして、周囲に発信する。それでまた現実が変化していくのかもしれないね。
桃子:
まさにそう。クラファンやOFUSEで仲間とつながって、誰かと一緒に何かをやれるようになった。誰しも人とつながることは大事だと思うけど、長年私はそこを避けてきたんだよね。
今まで関わってくれた人はたくさんいたけど、感覚的に一人だったの。自分が周囲を信頼できていなかった感じ。
さおり:
そうか。「現実がどうか」より、「自分が現実をどう捉えているか」だね。
桃子:
そうそう。これまでも、いろいろな人が愛情を持って支えてくれていたのに、私はそれを受け入れられていなかったから、そういう意味の孤立があって。周囲からの愛情を受け入れてみたら、こんなにも変わるんだね。元気で生き生きした自分になった感じ。
応援メッセージから楽しい未来が具体的に
さおり:
今、プロジェクトのページを見るとたくさんの応援メッセージが届いているよね。これを見てどう思うかな?
桃子:
ばーっとメッセージを見た時に、京都で単独ライブをやっている時のイメージが膨らんでくる感覚がある。
さおり:
おおー。それはどんな光景?
桃子:
ちらほらペンライト(非公式グッズ)を持った楽しいノリのお客さんがいて、みんなお揃いのTシャツを着ていて、和やかな、良い空気が流れている。楽しい未来が具体的になっていく感じがあるよ。
さおり:
いいね! 準備は私たちスタッフがぐるぐるぐるっと動くから、ただその場を楽しんで歌ってくれれば良いからね。
桃子:
ありがとう。あと、歌う以外にやりたいのが、ライブペインティングなんだよね。会場の都合があるから、出来るかわからないんだけど。支援者の方が増えて応援メッセージを見るたびに、新しいアイデアが浮かんでくる。ありがとうございます、とお一人お一人に伝えたいな。
さおり:
クラファンも残すところ、あと2週間くらい。最後にメッセージをお願いします!
桃子:
せっかく頂くご支援なので、私自身が純度を高く過ごして、単独ライブや楽曲、クラファン全体を良いものにしたいな、と心から思っています。
「純度が高い」って、余分なものがついてない状態なのかな、と思う。本当の私が選択したいものは、ただ一つのはず。本来の自分が選びたい、ただ一択の選択肢がわかるようになるのが、純度高いってことかな。ゆるくなればなるほど、真髄に近づくような。
さおり:
うんうん。手放すほど、真髄だよね。
桃子:
そうだね。とにかく、たった一日の単独ライブのために、こんなにご支援を頂けて本当にありがたいです! 支援してくださる方々のおかげで、当日のイメージが膨らんでいます。ありがとうございます。最後までよろしくお願いします!