2022/03/24 01:16

当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。

第2回目にご紹介するのは、牡馬・せん馬たちです!


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ヒリュウ(2012年4月18日生・牡10歳)


品種:サラブレッド(引退競走馬)

競走馬時代の名前:コウヨウヒリュウ

(父・オンファイア 母・カナハライサベラ 母父・ピルサドスキー)

愛称:ヒリュウ


ディープインパクト・ブラックタイドの全弟、オンファイアの産駒。

前回ご紹介したレジーナと同じ馬主さんの元、デビューから8歳まで南関で走り抜き、71戦6勝と強い結果を残しました。

引退後はレジーナと同じく、お取り引き先様を介してヴィバーチェにご紹介いただきました。


ヒリュウはとにかく元気!

餌の時間が迫ってくると、豪快におなかすいたアピールのヘッドバンキング!

非常に馬ぞいがよいタイプなのか、ヴィバーチェの他の馬たちが大好きでよく絡む!

そして…不用意に近づくと噛んでくる!! お気をつけくださいね。


扶助に敏感で、ちゃんとうまく乗れないと動いてくれないですが、

うまくいくと、独特のふわふわした気持ちのいいステップを披露してくれます。


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キアヌ(2016年4月9日生・牡6歳)


品種:サラブレッド(引退競走馬)

競走馬時代の名前:スリーカナロアー

(父・ロードカナロア 母・トウカイポピー 母父・スピニングワールド)

愛称:キアヌ


期待のロードカナロア産駒として生まれ、南井厩舎よりデビュー。

早くから力を示し、三冠路線を目指していましたが、怪我のため現役続行を断念しました。

現役時の成績表を見ると、その強さにびっくりします。

競走馬時代のオーナー様は、スズカの冠名で有名な永井氏。この馬にはとても期待なさっていたようで、彼を手放す際には大変に惜しまれたそうです。


その後、とある装蹄師さんからの紹介を受け、

スリーカナロアーはキアヌと名を変えてヴィバーチェにやってきました。


すごく、すごく人懐っこい甘ったれ君!

はむはむ、かぷっ! と、常に動いているむにゅむにゅな口がかわいいです。

しかし一旦馬場に出れば、三冠を期待されていたそのポテンシャルを存分に発揮し、

前進気勢も旺盛に駆け抜けます!


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ビー・アンビシャス(2008年3月25日生・せん14歳)


品種:サラブレッド(引退競走馬)

競走馬時代の名前:ドクトルスズカ

(父・スズカマンボ 母・ローマンスズカ2 母父・シアトルスルー)

愛称:アンビシャス、アンビ


栗東・橋田厩舎で中央デビュー。のちに美浦・田中剛厩舎に転厩。

ちなみに競走馬時代の全11戦中、5戦が障害戦でした。


競走馬引退後に乗馬となった彼は、越生の乗馬クラブで働いていました。

このクラブは、ヴィバーチェが越生にあった時に土地を借りていた大家さんでもあり、

その縁で、アンビは大家さんのところからヴィバーチェに移籍することになりました。


彼はヴィバーチェいちの問題児!

とにかく壁を蹴る蹴る蹴る! それで怪我をしてしまうことも…。

現在も状態が思わしくなく、レッスンに出られない日々が続いています。

基本的にヴィバーチェでは、牡馬でもよほどの必要性がなければ去勢しないのですが、

アンビはこういった怪我を防ぐため、おととし去勢手術をおこないました。


なぜ、彼は暴れるのか…環境か、馬ぞいか、それとも人か。

彼のよりよい馬生のためにできることは何か。

いつも場長ご夫婦はアンビのために試行錯誤しています。


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次回も引き続き、牡馬・せん馬たちをご紹介してまいります。

よろしければまたご覧にお越しくださいませ!