2022/03/12 12:05
大河ドラマ「青天を衝け」の中で、大隈重信の家訓が、割と心に残っていて。
「嫌いなやつの意見ほど、耳を傾けろ!」
戦後日本の安定した経済発展の中では、分断して、向こう岸の価値観は敵とみなし、中で団結して進めていく方が合理的で効率が良かった。その安定が判断として正しかった。
変化の激しい今は、逆で、「正義の反対は、もう一方の正義」という価値観。
二項対立の簡単なカテゴライズに逃げずに、できるだけ対話、協働が大切で、柔軟な変化を良しとする。
価値観の違いに学ぶ。
だからこそ向かうべき方向を示す羅針盤の存在が重要で、
だからこそ結果よりもそこに向かう過程の方が大事。
色んな人の色んな話を聞かせてもらってるおかげで、自分が成長できる。
「さまざま」松下幸之助
春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、野山はまさに華麗な装いである。さまざまの花が咲き、さまざまの草木が萌え、さまざまの鳥が舞う。さまざま、とりどりなればこそのこの華麗さである。この自然の装いである。
花は桜だけ、木は杉だけ、鳥はウグイスだけ。それはそれなりの風情はあろうけれども、この日本の山野に、もしこれだけの種類しかなかったとしたら、とてもこの自然のゆたかさは生まれ出てこなかったであろう。
いろいろの花があってよかった。さまざまの木があってよかった。たくさんの鳥があってよかった。自然の理のありがたさである。人もまたさまざま。さまざまの人があればこそ、ゆたかな働きも生み出されてくる。自分と他人とは、顔もちがえば気性もちがう。好みもちがう。それでよいのである。ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。無限のゆたかさを感じたい。そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。
いろいろの人があってよかった。さまざまの人があってよかった。
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