こんにちは。
イマックデザイナー奥谷です。
クラウドファンディングにご支援いただき、ありがとうございます!
・イマックのラインストーンジュエリーは、なぜチェコで作っているの?
・チェコの職人たちはどんな風に仕事をしているの?
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今日はその背景をご説明したいと思います。
イマックのラインストーンジュエリーは、チェコで作られています。
ラインストーンとは、カットされたガラスのことです。
イマックデザイナーは毎シーズン、デザイン画を持ってチェコの工房に赴きます。
なぜ、チェコなのか?
それは、チェコはボヘミアングラスの歴史と伝統を持ち、熟練した技術を持つ工房が今も残っている国だから。
チェコの山々から流れるきれいな水が生み出すボヘミアングラスは、世界中から高い評価を得ています。
また、チェコの職人たちが持つカッティングの技術や、色を混ぜ合わせたり、金箔や銀箔を入れて新たな輝きを生み出したり、ガラスをジュエリー向けに加工するノウハウは卓越しています。
ラインストーンを嵌める台座は、一つ一つ丁寧なはんだによって形作られています。
イマックデザイナーの複雑なデザイン画を一粒一粒のラインストーンを組み合わせて実現できるのは、熟練した職人だからこそできる匠の技です。
イマックがヨーロッパのラインストーンにこだわる理由は、3つあります。
1つ目はヨーロッパが西洋服飾文化の発祥の地であること
2つ目はオケージョンごとのジュエリーデザインを知り尽くした職人がいること
3つ目は昔からの伝統技術がたくさんの小さな工房で脈々と受け継がれていること
チェコの職人たちの気質は、どちらかというと日本人に似ていると感じます。
彼らは、真面目で、謙虚で、丁寧な仕事をします。
話をすると、少しシャイなところもありつつ、真心を込めて接してくれる人ばかりです。
ラインストーンジュエリー工房が集まる街は、首都から車で2時間ほどの山中にあります。
東欧の山奥の冬は長く、10月から4月の間は雪の季節です。
そんな厳しい気候もものともせず、こつこつと仕事に取り組むのがチェコの職人です。
ガラスを扱う仕事は、朝が早いです。
朝7時頃から仕事を始め、15時頃に終わります。
この街に集まる工房は、それぞれ得意分野が異なります。
ドレッシーなアクセサリーが専門の工房、
ボヘミアングラスを使ったデイリーなスタイルのアクセサリーを得意とする工房、
ボヘミアングラスのボタンを伝統的に作ってきた工房、
などなど、それぞれが受け継いできた技術を強みとして、代々続いてきた工房ばかりです。
そんな伝統を受け継ぐ工房も、アパレル不況や新型コロナウイルス流行によって苦しい経営を強いられています。
それを回復させるのは、今日明日に解決するのは難しいことです。
しかし、長期的な取り組みとして、チェコにある多くの工房が健全な経営を営むことができるように、イマックとしてできることをしていきたいと思っています。
素晴らしい技術と伝統を持った工房が紡ぎだすアクセサリーの数々を、日本の皆さんにこれからも楽しんでいただけるように頑張りたいと思います!
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☆初めてご覧になる方へ☆
皆さまに笑顔をお届けするプロジェクト。
1978年創業ブランド「イマック」がヨーロッパの職人と作り上げるアクセサリーです。
現在の支援者数=45人
現在の支援総額=906,500円
https://camp-fire.jp/projects/view/547539