データマーケターとは、データを正しく分析・活用して、実際に企業の売上成長を実現する各種施策の提案・実行支援が出来るマーケターのことです。昨今、Webマーケターをはじめ、「マーケター」という名の付く人材が増えていますが、リスティング広告に強い、とか、SNS活用に強い、とか、あるいは自社のマーケティング関連商品を販売しているだけなど、根本的に企業の売上を上げるために何が必要で、そのための最適なマーケティング施策を支援する人は非常に少ないのを感じています。また、企業のデータ活用の需要は増えてきており、それに伴い「データサイエンティスト」と呼ばれる人材も増えてきています。しかし、Python(パイソン)やR(アール)と呼ばれるプログラミング言語を使いデータの傾向は把握できるものの、それで何をすれば良いのかまで踏み込めない、データを並べただけの人ばかりなのも感じます。データマーケターとは、正しくビジネスを理解した上で、売上を上げるための目標を定め、実現するためには何をすべきなのかをデータから定量的に課題を導き出し、その上で必要なマーケティング施策を行い、またデータで検証・改善を繰り返していける、本来企業が求めている人材となります。この中で最も重要なのは、「正しくビジネスを理解する」ことです。主はビジネスであるため、そのビジネスを中心に考え、実行していくことが必要です。今回開催を目指している「データマーケター育成プログラム」では、市場が伸び続けている一方、参画企業も増えて、課題も多く出てきている「ECサイトビジネス」に重点を置いたプログラムとなります。ECサイトビジネスは、他のビジネスと比較すると、集客(アクセス)から購入、そしてリピート状況など、ビジネスにおける実績データが粒度細かく網羅的に蓄積されるビジネスです。従って、ECサイトビジネスにおいて、データの扱い方を知り、その上でのマーケティング施策を学ぶことで、他のビジネスでも応用が効きやすくなります。企業の売上を上げるためには何が必要なのかを、データと具体的な施策をセットで学ぶにはうってつけなのがECサイトビジネスになります。それでは、今回開催を目指している「データマーケター育成プログラム」の中身についてご説明します。①15年以上に渡ってビジネスにおけるデータ分析・活用支援をしている講師によるECビジネスにおけるデータ分析・活用方法・ECサイトビジネスにおいて、売上を上げるために見るべきデータを理解・実際にデータをどう取り出し、それをどのように分析していくべきなのか、考え方とやり方を実践形式で学ぶ⇒弊社にて今まで数多くのECサイトビジネスの支援をしていきているため、個人情報などは外した状態にはなりますが、生データに近い状態でデータを触って分析していきます。 また、弊社でもECサイトを運用しているため、実際にそれの管理画面やGoogleAnalyticsなどもプログラム中には公開して触って学んでいきます。②20年以上EC実務およびコンサルティング支援をしている講師によるEC売上成長に必要な実務主はビジネスであり、目的は売上を上げることです。従って、データ分析のやり方を学ぶだけでは不十分であり、実際にそのデータに基づいて施策を打っていく必要があります。当プログラムでは、ECサイトビジネスに20年以上携わってきている第一線のプロがやってきている最新の施策や、企業を巻き込むディレクション方法なども伝えていきます。・集客強化のための広告運用の考え方とやり方・購入率向上のためのサイトのあり方・リピート率増加に向けた顧客コミュニケーション方法の考え方と各種手法・各施策実行のための外部企業を巻き込むディレクション方法 など③EC-DashBoardを活用した具体的ECビジネス支援のやり方学んで終わりではなく、ご自身のビジネスにも繋がらなければ意味がありません。弊社で独自開発し、導入企業の売上を上げている、自動で必要なデータ分析・可視化を実現しているEC-DashBoardのアカウントを付与し、それをどのように使っていけば良いのかをレクチャーします。また、ご自身のビジネス拡大を実現するために定期的な勉強会やビジネスパートナーとしての拡大支援等、スキルを学んで終わり、自動で分析できるツールアカウントを渡して終わり、ではなく、ビジネス拡大できるよう徹底サポートします。あくまでもデータマーケターになっていただき、一緒に企業の売上を上げて、日本を元気にしていくことが目的ですので、その仲間として一緒に取り組んでいく、ということを目的としたプログラムになっています。
マーケティング の付いた活動報告
「データサイエンティスト」という言葉をよく聞くかと思いますが、本プログラムで提唱しているデータマーケターはデータサイエンティストとは異なります。データサイエンティストは、PythonやRといった、いわゆるプログラミング言語を学び、それを使って「データの傾向を分析する」人材となります。データサイエンティストも重要な役割ではありますが、まずは、そもそもデータをどうビジネスに活用するのかが必要となってきます。従って、弊社ではデータマーケターを最重要視し、データマーケターに必要なスキルを身につけ、更にビジネスに活用できるまでのツールまでセットとしたプログラムの開設を目指しています。【よくあるデータサイエンティストとの違い】実際、弊社においてもビッグデータを取り扱うようなIT系の企業やAI関連スタートアップから、そもそも対象となる事業やビジネスにおいて、どうデータを捉えて分析していけば良いのか相談もよくきます。このようにデータサイエンスという手法の前に、データマーケティングというビジネス視点でのデータ活用の設計がとても重要なのです。あくまでもデータは手段・道具であり、主は事業・ビジネスです。そのビジネスを推進していくためのデータであることを忘れてはいけません。また、単に施策を打つだけでも効率的な売上アップには繋がりません。施策をデータで検証し、次への改善に繋げる、これをスピーディに回していくことも重要です。従って、マーケターにこそ、データ分析力は必要不可欠だと思っています。マーケターからデータマーケターになる上でも、このプログラムは最適だと考えています。
EC-DashBoardとは、弊社がECサイト事業者向けに開発したデータ分析・可視化ソリューションです。20年以上に渡ってEC運用現場にて売上成長支援をしてきたコンサルティングノウハウをもとに、必要なデータを自動で分析・可視化するツールと、その結果に基づいて実際にコンサルティングをするサービスとなります。【EC-DashBoard説明動画】※法人向けに提供しているものです。2020年10月より自社にて直接企業への導入を進めてきており、現在約30サイトのデータ分析・活用をEC-DashBoardにて実現しており、ほとんどのサイトで売上増加を継続的に実現しています。【EC-DashBoard概要】このように、今までECビジネス現場でひたすら行ってきたデータ分析と、そこからの打ち手の実行、これらをパッケージングしたものになります。従って、データマーケターを目指す方には大きな武器となること間違いなしです。最後に、このEC-DashBoardを使って実際にどんな効果が表れるのか、弊社で支援した実例をご紹介します。効果事例①ある250年以上続く企業のECサイトにおいては、EC-DashBoardを使った支援を開始して1年間で売上2倍以上を達成しました!アクセスデータの分析結果をもとに、各種広告施策の改善や、顧客分析結果をもとに、顧客のリピート化施策を強化、顧客別の購買商品の分析結果から、企画内容の改善や商品開発へ反映をしました。また、支援していく中で、データドリブンな組織体制へと変革、個々人がデータに基づいた意思決定、検証・改善の実現もしています。効果事例②また、他の事例においては、売上アップはもちろん、当初課題としていた顧客のリピート率向上についてもEC-DashBoardを活用して実現しています。顧客分析結果をもとに、顧客のリピート化施策を強化したり、顧客別の購買商品の分析結果から、各顧客へのマーケティング施策へ反映しました。また、各施策の効果検証のための分析方法やその結果に基づいた施策内容について、分析担当者の支援をしながらデータ分析者へと育成することも可能になります。これらの事例は弊社だから実現出来たわけではなく、データマーケター育成プログラムによりスキルを身に付け、更にEC-DashBoardを利用することで、可能になるのです。