アンヌシュカ役の鈴木千賀子です。
目の前には湖がある長閑な田舎暮らしの中、女優のアルカジーナが愛人と共に帰って来た事をかわきりに、あっちでもこっちでも事件が起こるんです。
どんな事件かって。
それはもう何てったって、恋です。
ただひたすら恋焦がれる悲恋もあれば、若い相思相愛から、移り気な恋、はたまた強引な恋、そして、大人の恋…
それぞれの登場人物の「掴み所のない不安」に葛藤する姿は、どの登場人物にも感情移入する事が出来ます。
老いも若きも熱い情熱には、年齢は関係ない様ですねぇ。
ちょっと気になりましたでしょ
決っして古典だから、チェーホフだから、堅苦しい、などとは思わないで観劇なさって下さい。どの登場人物に感情移入しても良いですし、すんなり出来ますし、どんな解釈をしても成り立つ自由度がある様に思えます。ですから、逆に難しいと言われるかもしれませんが、どんな解釈をしても自由で良いです。
それじゃ〜、チェーホフに叱られる。
大丈夫ですよ
もう、亡くなっていますから(笑)
これは稽古の時、今回の演出家マンボ氏の語録からです。
是非、劇場にお運び頂き、想いを巡らしお楽しみください。
心からお待ち致しております。
有難う御座います。