学校現場にもハンドブックを
私は小学校の教員をしています。
毎日朝8時から午後15時近くまで、子どもたちと一緒にいます。
彼らにとって、きっと家族の次に1番そばにいる大人です。
子どもの変化や困りに、1番に気がつかなくてはいけない立場です。
でも、教員は福祉の専門家ではありません。
だからこそ、学校現場にもこのハンドブックが必要だと感じました。
社会的養護についての知識も経験も浅い学校現場の一教員にとって、
・保護者や子どもたちが今まさに直面している or 将来直面するかもしれない「困難」を正しく知っておくこと。
・それらを支援する制度や仕組みについて、全体像を知っておくこと。
は、今目の前の子ども達と過ごす上でも、とても重要だと思うのです。
「やっと相談できた。気づいてもらえた。」
という相手が教員だったその時に、その声をきちんと受け止めて正しい支援に繋げていけるように。
このハンドブックが、社会的養護に関わる人だけでなく、困っている人たちから相談を受ける機会のあるすべての方に、広く届くことを祈っています。
---
楠本美央さんよりメッセージをいただきました。ありがとうございます!
楠本美央
小学校教員 おもしろい大人を巻き込んだ授業や学校でのワークショップ、教育に関する対話の場を作る。EdcampTAITO実行委員長。テーマ「地域×教育」「街の教育力」街と学校を行き来する先生を目指す。