魚沼地域は魚野川沿いと信濃川沿いの2つの地域に分かれていて、魚沼丘陵という南北に走る山地が分けています。丘陵と言っても、2つの地域をつなぐのはカーブの多い山道で、最近ようやくいい道ができましたが、それでも冬場は降雪の影響を受ける標高です。 クラブをやっている市営プールは南魚沼の六日町にありますが、信濃川沿いの十日町から3人のメンバーさんが参加されています。 今日は初めて十日町の市営プールで、3人の十日町メンバーさんとクラブを行いました。サポーターは自分を含めて4人が“山を越えて”、十日町に来ました。こうしてクラブの活動を支えてくれるサポーターの皆さんには、感謝の思いでいっぱいです。 3人の十日町メンバーさんは、皆さん私が病院でリハビリ担当の医師として関わっていた方々ですが、逆に言えば、クラブの日は毎回、山を越えて六日町まで来てくれていました。 今日初めて利用した十日町の「ひだまりプール」は、温泉を活用しているそうです。麻痺のある方にも使いやすい仕様になっていて、フリーレーンも幅広くとってあり、充実した活動ができました。 我々のような活動は、家から近い距離の身近なプールで取り組めれば、一番だと思います。今日は十日町在住で、クラブに参加希望の方が見学に来られました。 地域に根ざした活動にするために、サポーターをやってみたい、という地元の方をこれから募集していきたいと思います。 やりたいことが少しずつ拡がっています。
6月からは市営プールの繁忙期でレーンのレンタルができないので、フリーレーンでの活動となります。 今日、6月4日は今月最初の活動日で、初めて土曜日で行いました。 フリーレーンで安全に活動するために、人数はやはりおさえる必要があって、メンバーさんは1回原則3人として、4チームに分けて行うことにしました。サポーターの人数も皆さんに協力してもらい、調整しました。 フリーレーンは誰もが利用できるので、子供達や親子連れが多いのですが、数コースで広く取ってあるので、3人のメンバーさんであればいつものように活動できてよかったです。 長く続けているメンバーの方々は、実際に泳ぐことを中心にされていて、フリーレーンでも周囲に気を配りながら、泳ぐことができました。 右片麻痺の男性の方で、クロールがすごくスキルアップした方がおられます。泳ぐのは子供の時以来だった、とのことですが、今は25m程度をクロールで泳げるようになりました。 今日、自分が久し振りにサポーターとして一緒に活動したのですが、片麻痺の方のクロールは息つぎが難しくて、ここで皆さん苦労されるのですが、この方は自分ですごく工夫している話を聞きました。 去年の9月からクラブで活動を始められたのですが、クロールの習得のために、うまくいかなければなぜか考える→それに基づいて実際に試す→また考える、という繰り返しをされている話を聞いて、随分と参考になりました。 サポーター自身が、メンバーの皆さんから学ばせてもらうことが多くあります。 明日6月5日日曜日の午前は、2箇所のプールに分かれて活動を行います。 今日は参加希望で見学の方が来られましたが、明日も見学予定の方がおられます。 焦ることなく、でも希望する方には対応できるよう、クラブの活動を前に進めていくつもりです。
本日ですが、クラウドファンディングの目標を達成しました。 支援を頂いた皆さん、本当にありがとうございました。 頂いたお金はプールの利用料に使うだけでなく、大事に残しながら、これからの活動の展開に役立てていこうと考えています。 やはり一人でも多くの方と取り組みたいのが一番です。身体だけでなく、気持ちの元気もなくしてしまった方を、プールに誘いたいと思います。そこには、メンバーもサポーターも、多くの仲間がいることを伝えたいです。 クラウドファンディングは6月末まで続きますので、時々活動報告をしていきます。あと1ヶ月と少しですが、時間があるときにでもお読みください。
毎月最終日曜日はお休みにしていますので、今日が5月最後のクラブの日です。 本日参加の皆さんに少し早めに集まってもらい、クラウドファンディングの公開ページに載せるため、写真撮影を行いました。後半参加のメンバーさんらが入っていないのが残念ですが、クラブのメンバーとサポーターより、ご支援いただいた皆さんに感謝の思いをこめて、写真を撮りました。 多くの方のご支援を頂き、クラブは安定した活動が可能となります。私は脳卒中のために麻痺を残した方を多くみていて、一人でも多くの方と一緒にこの活動をしたい、と思っています。活動の展開のために、皆さんのご支援を役立たせてもらいます。 クラブは私が「立ち上げた」、と言うよりも、麻痺のある一人の方と自分の2人で始めたものです。障害のある方のプールの集まりを立ち上げるには、定員はどうするか、どれ位の人員が必要か、事故にどう備えるか、色々な準備をすることになります。もしも、友人を誘ってプールに行くのであれば、別にこんなことは考えなくていいはずです。まずは、自分がいいと思うこと、やりたいことをやってみて、その後は流れにまかせることにしました。クラブは経過のなかで自然と大きくなったのですが、今も「友達を誘ってプールに行こう」という初心は忘れずにいます。 6月からはプールの繁忙期で、レーンが借りれなくなるので、フリーレーンで活動することになりますが、クラブは続けていきます。
田植えが本格的に始まり、魚沼は気持ちのいい季節を迎えています。 今日、5月15日はクラブの活動日で、11人のメンバーさんと13人のサポーターの参加で賑やかに活動を行いました。今日は新たなプールサポーターが2人参加しました。そのうち一人は、先週見学に来た脳外科のドクターです。 プール内で取り組む内容はメンバーさんそれぞれですが、水中でのウォーキングから始めて、実際に泳ぐ方がほとんどです。背泳ぎ、クロール、平泳ぎ、泳法はメンバーさんが自分で選択していますが、他のメンバーさんの泳ぐ様子をみながら、自分もやってみる、と色々とチャレンジされています。 運動の途中では麻痺のある手足を緩めるために、背面浮きでのリラクゼーションをはさみます。これはサポーターが介助で行いますが、この方法は輝水会のホームページやオンライン講習会で学びました。 体育教員をやっておられるサポーターさんから、高校の部活動で使わなくなったフィンを譲ってもらい使っていますが、これをつけて上手に泳がれるメンバーさんがおられます。推進力が出て浮力を得るのに有効で、前に進むのが気持ちがよさそうです。 私はずっとプール内には入らず、前後半のメンバーさんの入れ替えの段取りや、男性メンバーさんの更衣室でのちょっとした手伝いなどもやっていますが、プールの外から見ると、メンバーさんもサポーターの皆さんも一体となって、いい雰囲気が伝わります。 レンタルした2コースを2時間有効に使って、今日のクラブを終えました。毎月最終日曜日はクラブはお休みにしていますので、来週が今月最後の活動になります。