私が30代後半から海外のオーケストラで録音をする機会を持つことができ、とても有意義な経験をさせてもらいました。それはアニメの音楽だったりテレビドラマの音楽だったり、音楽制作にお金を使えた時代だからかもしれません。
今回の録音はオーケストラ・アンサンブル金沢。日本のオーケストラでは何度かコンサートでは共演をしていますが、実は録音は初めてです。
プロデューサー立川直樹さん関係で何度か金沢へ仕事行くようになり、オーケストラ・アンサンブル金沢をご紹介いただきました。
オーケストラ・アンサンブル金沢の他、今回参加していただいているミュージシャンをお知らせします。主にジャズで活躍されている方達ですが、オーケストラの中に入って一緒に演奏した音は、とても素晴らしいものでした。
piano, celesta : 松本圭司
彼との出会いは京都のピアノが置いてあるカラオケバーでした。その時はお名前だけしか知らず「あ、この人が松本君なのか」と思ったのが最初です。彼は少しピアノを弾いていましたが、私も少し酔っていたのであまり記憶がありません。ちなみに私もピアノを弾いた記憶があります。(笑)
その後、東儀秀樹さんのコンサートで松本さんと一緒になることから、彼のピアノの素晴らしさを改めて感じ入ったものです。私のアルバムにもたくさん参加していただいています。
drum : 大阪昌彦
本当に素晴らしいドラマーです。かなり昔に、もう亡くなられてしまったジャズシンガーのステージで一緒だったらしいのですが、私はまったく忘れていました。最近では世界的に有名なベーシスト、ロンカーターさんのステージでご一緒させてもらいました。彼の作り出すグルーブは素晴らしく、伴奏としての参加でも彼独特のカラーを持っており、存在感があります。
Flugelhorn:市原ひかり
最近では歌手としても活動し始めています。Trumpet、Flugelhornとどちらも素晴らしいのですが、個人的には彼女のFlugelhornが大好き。前回のアルバム「hopeness」でも参加してもらっています。馬が大好きで、最近では馬の絵がプロ並みになってきました。もちろん、金沢での録音が終わってから、金沢の競馬場に馬を見に行ったそうです。
さて、ジャケット写真が出来上がってきました。写真家のおかげで60過ぎの男としては、かなり格好良いジャケットとなっております。よろしくお願い致します。