2022/02/25 08:00

雪まじりのしぐれ(みぞれ)が降った2月のある日、念願の栗の苗木が四万十に届きました。でもまだ植えるには気温が低く、3月の適期までもう少し待たないといけません。そこで、実際に植え付ける園地とは別に、活動拠点にほど近い畑を借りて土の中で保管する「仮植=ふせこみ」を行いました。


植えるのは2種類の栗

ご存知でしたか?栗は1種類ではうまく受粉できない性質があるため、2~3種類を混合して植えなければいけません。今回は、四万十でも主に育てられている、実付が良い「筑波」と大きい粒の「銀寄」の2種類を選定しました。

この段ボール1箱に100本の栗の木


ひとまず「ふせこみ」

地元のJAさん経由で取り寄せた苗木は、どちらも1年生なのに全長が170㎝ほどの立派なサイズ。それをフカフカの苗床に1本ずつ「ふせこみ」しておきます。

苗木を大切に畑に並べる研修生と、撮影に来た四万十ドラマスタッフ。


これからの気温とお天気をみながら、3月には園地に植える予定です。今回の「しまんと地栗植樹プロジェクト」での、栗の木オーナーでは「筑波」か「銀寄」かの品種はお選び頂けませんが、1本1本大切に育てて参ります。

ひょろりと伸びる細い苗木を折らないよう慎重に作業


しまんと地栗オーナー募集の今回のプロジェクトでは、引き続きご支援いただける方を3月25日まで募集しております。四万十の大切な地域産業のひとつ「栗」の新たな取組へ、応援宜しくお願い致します。