2022/03/03 07:00

【応援メッセージが届きました】 Vol.3

このたびクラウドファンディングを始められたと言うことで、四万十町ファンのひとりとして応援メッセージを送らせていただきます。


■美味しい作物の宝庫「四万十町」

「四万十川の青ノリだよ、ダンナ。風味がぜんぜん違うんだよ。」10数年前、深夜食堂というドラマで、ソース焼きそばに青ノリを振りかけるシーンを見た日から、四万十はあこがれでした。今ではご縁もあり毎月お邪魔させていただいています。やはり魅力は、山も川も海もある、寒暖差が激しい、この「美味しい作物の宝庫」と呼べる環境だと思います。

 

■過疎化で衰退する四万十町の農業

米、肉、くだものなどの育つ環境は十分です。日本最後の清流と呼ばれる「四万十川」もある。しかし訪問当時は、ネットが繋がらない、交通の便が悪い、と、過疎化・高齢化と、農業衰退の一途でした。あれから10年経ち、町や生産者さん方によるご努力のおかげで、こうした環境も改善されつつあります。なにより、若い方々が「豊かな自然を残したい!」「衰退する農業を活性化させたい!」と難しい課題にひとつひとつチャレンジされていることが貴重な原動力だと思います。


■あと一歩で活性化できる

その取組のひとつが、今回の「栗の植樹プロジェクト」です。栗はここ数年、ネットで人気のスイーツです。特に、四万十町の地栗は、前述のとおりの寒暖差もあり「特別に大きく甘い」です。私はネット通販のプロとして、四万十町の活性事業のお手伝いをしていますが、当然、品質の高い四万十の栗スイーツは、ネットで販売してもすぐに売り切れる人気です。ただ、それが早すぎる。本当なら、もっと売れるはずなのに、売り切れるのが早すぎるのです。原因はたったひとつ「過疎化で栗の生産量が少なくなった」こと。せっかくの成長のチャンスに限界がきているのです。


■「最初の5年」が栗の木には大切

私のような都会の人間には分からなかったのですが、植樹(しょくじゅ)といっても、山にポンポンと木の苗を植えておけば良い、というワケでは無さそうです。1日1日、少しずつ土を耕して土地改良し、苗木を植えたら草刈り・追肥を繰り返す。途中、天災とも闘いながら、やっと「栗の実がなる」。ここまでに5年かかるそうです。イノシシや鹿などの害獣に食べられないための柵など、こうした資材や働き手まで含めると5年の費用は約750万円。今回はその初期費用の300万円が調達のミッションと伺いました。


■2027年、5年後のスイーツのために

1日1日、コツコツと毎日手間をかけていただき、美味しい栗の実がなり、そしてスイーツとなって初めて商品が売れる。そして地域にお金も入ってくる、その未来に期待して若者も集まる。活性化の道のりは長く大変なご苦労だと思いますが、四万十町ファンの1人として「栗の植樹プロジェクト」心より応援させていただきたいと思います。また少しでも多くの皆様にご協力をいただけますと幸いです。


 日本イーコマース学会 専務理事 株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博


宮松 利博(みやまつ としひろ)

一般社団法人 日本イーコマース学会専務理事 株式会社 ISSUN 代表取締役 元ライザップ取締役。小さな学校前のパン屋さんから独自に開発した商品で楽天12部門で全1位受賞後、3年で年商20億円企業に成長し上場(現ライザップ)。保有株を売却し「小よく”巨”を制す」を掲げ、株式会社ISSUN(イッスン)を設立。WEBコンサルタントで業界No.1クライアント多数。社名イッスンの由来は、体尺寸の「一寸(ワンインチ)」。デジタル世界でもヒトの温もりを大切にする、小さな組織でも大きな成果を創り上げるワンインチパンチ(寸拳)から。代表は武道家で寸拳使い。