2022/04/16 12:52

画像は今から5年前、玄関扉の向こうでオスワリして待っていた猫。
餌やり人は別の場所でゴハンをあげているのですが、教えてないのに何故か自宅を猫たちに知られてしまう。

扉を開けるとのっそりと歩み寄ってくる猫の名は「チン」
その地域のボス猫と言われています。

チンは2017年のTNR猫です。
普通の猫の2倍サイズの体重7.2kg、一緒に写ってる猫が仔猫に見えてしまう。

TNR前、あちこちで他猫とケンカしていて、付近住民が付けた名前が「チンピラのチンちゃん」

しかし彼がケンカをするのは「ナワバリ拡大目的で遠征してきたオス猫」だけで、戦う気の無い猫には寛大でした。
メス猫に対しては攻撃を仕掛ける事は無く、相手が威嚇しても平然としていたり。

チンちゃんは転々と餌場を変える猫でしたが、TNR後はとある民家を低位置としています。
そこでの画像は貰ってないので、今回ここに掲載しているのはいずれも2017年に撮影したものです。
現在の餌やり人にはよく懐き温厚なところを見せていて、体調を崩した際には病院へ連れて行ってもらえたりもしています。

ある時、体調不良の原因を調べる為に血液検査を受けたチンちゃんは、FIV(猫免疫不全ウイルス)に感染している事が判明しました。
FIVは血と血が混ざり合うようなケンカをしたり、交尾をしたりする事で感染するので、チンちゃんもナワバリ争いで他のオス猫と激しいケンカを繰り返すうちにうつされてしまったのかもしれません。
或いはTNR前にメス猫と交尾をしていて感染したのかもしれません。

5年前は7kg超えの大柄な猫だったチンちゃんですが、餌やり人の話では近年は食欲が落ちて痩せているそうです。
歯を調べたらかなりの高齢(15歳前後?)と診断されたというチンちゃん、平均寿命が4~5年と言われる地域猫としては平均の3倍になる長寿です。

そんなチンちゃんが最近あまりゴハンを貰いに来なくなったと報告がありました。
前回来てから次に来るまでに2~3日経つ事が増えてきているのだとか。
餌やり人はチンちゃんに食べてもらおうと食欲をそそりそうな物を用意して待っています。
チンちゃんが毎日食べに来るといいのですが。

TNRは野良猫が増え過ぎる事を防ぐだけでなく、交尾によるFIVの感染拡大を軽減する事も出来ます。
オス同士のケンカも去勢する事で軽減されるそうです。

プロジェクト残り14日、現在68人の方に御支援頂いています。
石垣島には多くのTNR候補猫たちがいます。
治療が必要な猫たちもいます。
4月30日まで拡散・御支援どうぞよろしくお願いします。

このプロジェクトはAll-In方式です。
目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。支援総額により、TNR頭数・治療出来る地域猫頭数が変わります。