執筆者の先生方からのメッセージをご紹介します
紙の仏教雑誌『サンガジャパン+』の新創刊に向けて、とても嬉しいことに執筆者の先生方から応援メッセージをいただいております。その一つ一つをこの活動報告のページでご紹介させていただきます。
今回、ご紹介させていただくのは僧侶で作家の玄侑宗久先生です。
玄侑宗久先生からの応援メッセージ
東日本大震災後まもなく、故島影(元社長)さんはガソリンをお土産に予告もなく来山し、インタビューしていった。破天荒な情熱の人であった。新会社の佐藤社長には継続のための腰を据えた企画力と現実的な編集力がある。今後の展開に期待したい。
玄侑 宗久
(僧侶・福聚寺住職/作家)
玄侑先生、どうもありがとうございます
玄侑宗久先生との思い出はたくさんあります。
まずご著書としては、アルボムッレ・スマナサーラ長老との対談書『仏弟子の世間話』や、玄侑先生の全国各地でのご講演に同行させていただき、その内容を一冊にまとめた『やがて死ぬけしき』を、サンガから刊行させていただきました。
そして、玄侑先生とサンガのエピソードで印象的なのは、2011年3月の東日本大震災のときに、被災地を取材していたサンガの島影透元社長が、突如、「福島県三春町の福聚寺へ玄侑先生に会いに行こう」と発案し、ガソリンを携行缶に入れ、それをお土産に持っていきながら、お会いしてインタビューをさせていただいたことです。
その記事は『サンガジャパンVol.6 震災と祈り』に「生き方の問われる日々」として掲載しました。インタビューの日付は「2011年3月22日」 となっています。まさに『サンガジャパン』が掲げてきた「仏教のリアルを探す旅」だったのではないかと思います。
新創刊『サンガジャパン+ Vol.1』にも玄侑先生のインタビューを掲載します
あれから11年。『サンガジャパン+』の新創刊号では、福島県三春町・福聚寺で玄侑先生に取材をしてまとめた記事「新しい時代に求められる仏教と日本の課題」を掲載します。
取材をしたのは2021年10月でした。サンガ新社がスタートするにあたり、玄侑先生にお会いして最新のお話をお聞きしたいという想いが高まり、今度は事前にご連絡して、自然豊かな三春町へ向かいました。
久しぶりにお伺いした秋晴れの福聚寺で、新型コロナという困難に直面した私たちが歩むべき道についてお話をいただきました。ぜひじっくり読んでいただきたいインタビューです。どうぞご期待ください。