はじめに・ご挨拶
森林が弱り続けている。身近な森林を健全に育み続けることで、私達の大事な自然と住環境を守る!
都心から近い青梅の森を多くの方々に訪れて木と楽しんでいただき、また、その活動を多くの方々にサポートしていただくことで実現していきたい!
青梅の木工作家4名と林業家1名と企画1名が中心になり、多くのサポーターの参加による「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベント(仕組み)づくりを立ち上げます。
青梅市成木の林業家
中島林業 中島大輔
青梅の木工作家
アトリエKiki(株) 吉野知喜
BUTLER 森井隆介
mo-guz 松永昭彦
木工房ニレ 海老名康一
企画・プロディース担当
東京ForestoryMarketing 安達隆男
(注)文面では森林に立っている状態を「樹」、伐採後を「木」と分けて記述しています。
私達がこの活動に寄せる心情を象徴するYouTube動画です
是非ご覧ください。(前に宣伝が入ります)
●こんにちは。青梅市成木の林業家(自伐林家)の中島大輔です。
私は2013年に勤めていた会社を31歳で辞し、江戸時代から続く実家の林業に専念する道を選びました。合わせて約100ha(ディズニーランドとディズニーシーを合わせたくらいの広さ)の森林を管理しています。
森林を手入れし、育て、伐採した木を市場に出荷することが仕事です。樹は植林してから伐採するまで3世代に渡り育てられます。今、私が市場(イチバ)に出荷している主な木は祖父の代の人が植えた樹です。
祖父の代の人たちが孫の代の私達に使ってもらおうと育てた樹のなかで、市場の規格に合うのは主に建築材に向いている柱材に適した太く真っすぐな木の部分になります。他の曲がったり、細すぎる部分は木を伐り出すための道づくり(森林作業道)の材料としても使いますが、枝葉を含めた多くの部分は山に放置されることになります。とてももったいない気持ちになります。
その規格内の木材でも、1人で3日かけてトラック一杯に積み、市場に卸しても4~5万円ほどにしかなりません。勿論、それだけではとても生活は出来ません。
そのために、林業には多くの公的資金(補助金)が注入されてはいるものの、植林などを行い継続的に森林を育むには、人材育成を含めて十分とは言えません。
このような状況のなかで放置林が増え、廃業が続いてきました。また、林業に就きたいとやってくる若い人が生活に希望を持てずに諦めてしまう姿も見続けてきました。私も、若い働き手を雇い育てるだけの余力は今ありません。
このままでは空気をきれいにし、水をつくり、土地を守ってくれる森林の荒廃が進んでしまいます。
そこで、将来を見据えて5年ほど前から小学生や園児を対象に、森林の大切さと、それに触れる心地よさ楽しさを知ってもらおうと木育の活動をに力を入れました。次第に、地域や都心の学校の先生方にも興味をもっていただけるようになり、徐々に多くの子供たちが山に訪れてくれるようになっています。
しかし、その子供たちが育ち、若者になって林業に目を向けてくれるようになったとしても、今の状況では林業に希望を見い出すことは出来ずに去っていってしまう・・・。
そのようなことを考えていた時に出会ったのが長年、組織活動の仕組みづくりに取り組んできた青梅在住の安達隆男さんでした。安達さんも日本の森林の課題を解決したいと取り組み始めていました。
2018年から 青梅の成木の木工作家 mo-guzの松永昭彦さんと一緒に活動が始まり
2021年からは、活動に共感いただいた3名の青梅の木工作家
・アトリエKiki(株) 吉野知喜さん
・BUTLER 森井隆介さん
・木工房ニレ 海老名康一さん が強力な仲間として加わりました。
★林業が希望をもって就ける仕事となること。
★林業を担う若手が育つこと。
★その結果、森林が健全に育ち続けること。
★多くの方々に森林の大切さを理解をいただき、一緒に楽しみながら活動できること。
を実現するために、安達さんが牽引役になって活動コンセプトを定め、その具体的な仕組み創りの試行錯誤を重ねてきました。
■私達の活動コンセプト
「人と森林が共に育み合う社会の実現を目指して、そのために森林の恵みを体験や木工品として街に届け、その収益をダイレクトに森林の育成に還元する」が私達の活動コンセプトです。
その具体的な仕組みが今回の「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベントづくりです。
今は、自伐林家1名、木工作家4名、企画プロデュース1名の全6名ですが、これから多くのサポーターの皆様と手を取り合って取り組んでいきたいと考えています。例えば「市民(シチズン)資本主義」とでも言うべき新しい資本主義の形でしょうか・・・。
■「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベント (その1~5)の仕組みとは
その1.青梅の森林で樹々のストーリーを知っていただく
都心から通勤圏内にある青梅の森林。青梅行き快速なら一本で到着します。そこには豊かな森林が広がっています。首都圏などから 気軽に足を運んでいただき、「森林の散策ガイド」や「林業のサポータ」の案内で森林や樹々について面白く分かり易い説明を聴きながら、多くの方々に楽しみながら森林の大切さについて理解を深めていただく。それが出来れば嬉しい限りです。
そして、①森林散策~一連の体験型イベントの価値を収益にかえて、森林の継続的な育成へとダイレクトに還元していきます。
その2.樹との出会いから”私・私達だけ”の家具・グッズづくり
青梅の森林で気の合う樹と出会い、希望される方にはその樹で”私・私達だけ”のオーダーメイド家具・グッズをつくっていただこうと考えています。デザインと制作は青梅の木工作家が一緒に取り組みます。
実は、家具やグッズのような小型の木工品には、建築用の太くて真っすぐな規格品は必要ありません。むしろ、根っこや枝などのこれまで使用されてこなかった部分には樹の味わい深い表情が宿っています。
代々長年かけて育てられた樹々のより多くが人と一緒に暮らすことで、(人格ならぬ)樹格を生かしながら、さらなる(人生ならぬ)樹生をさらに生きることが出来るようになります。そして②これまで見捨てられていた木がもたらす個性豊かな表情がもたらす新たな価値を収益にかえて、森林の継続的な育成へとダイレクトに還元していきます。
規格外の木は市場や製材所では歓迎されません。
そこで私達は林業家が自ら簡易製材機を導入し、それぞれの木工作品のデザインが引き立つような材木をダイレクトに木工作家に提供することにより、自然が醸し出す新鮮な作品が暮らしに届けることができる、と確信しています。
そして、③このような製材から得られる価値を収益にかえて森林の継続的な育成へとダイレクトに還元していきます。
その3.”私・私達”の家具が出来るプロセスを楽しむ
青梅での家具づくりのプロセスを楽しんでいただこうという企画です。青梅の木工作家と会話を交わしながら家具造りの妙技に触れていただくことが出来ます。
その4.完成した家具の切り株への里帰りに連れ添う
完成した家具の「切り株への里帰り」は心に沁みるイベントです。この後、この家具と一緒に街で仲良く暮らしていくことになります。
その5.森林を育てる
この「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベントから得られた
①森林散策~一連の体験イベントの収益
②これまで見捨てられていた木の豊かな表情がもたらす収益
③簡易製材から得られる収益
を
★林業が希望をもって就ける仕事となること。
★林業を担う若手が育つこと。
★その結果、森林が健全に育ち続けること。
★多くの方々に森林の大切さを理解をいただき、一緒に楽しみながら活動できること。
に活用し、森林の継続的な育成を確かなものにしていきます。
■後藤めぐみさんにご協力いただいたトライアル、喜んでいただけました!(下の動画をご覧ください)
「グラビティ奥多摩ベース」を主宰する後藤めぐみさんに「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベントの トライアルにご協力いただき、昨年開店した「白丸カフェ」に置くスツールをつくっていただきました。
その結果、とても喜んでいただくことができ、自信をもってこの活動を進めることが出来るようになりました。
後藤めぐみさんは、チェーンソーの講習を受けておられて、自ら伐採を手がけました(すごい!:通常は林業家が伐採を行います)。
下の写真は一連のイベント終盤で、スツールが親の切り株に里帰りする姿です。
■ご支援いただきたい内容と資金の使い道
(1)簡易製材機の導入:【100万円】
規格外の細かったり、曲がったりしている樹を、家具などの表情を引き立たせるように林業者自身が製材するために導入します。
現在購入を検討している簡易製材機(写真)は250万円以上します。よって今回のクラウドファンディングの目標金額では不足します。可能ならば、もっと資金が集まることを期待しています。
不足した場合には、支援をいただいた資金を基にその後も資金を蓄積して、時間はかかりますが購入に漕ぎつけて参ります。
(2)森林サポーター募集・育成【30万円】
森林体験を提供し、「人と森林が育み合う関係」を築く要となる「森林の散策ガイド」および、伐採などの「林業のサポーター」を担っていただける方々を募集し、学習会を重ねながら一緒に取り組んでいきたいと考えています。現時点では有償ボランティアに近い形態を考えています。
コンポストトイレ等の付帯設備にも使わせていただきます。
もしも、この活動に共感される方のなかでWebマーケティングに知見をお持ちの方がおられれば、力を貸しければ嬉しいところです。
最初は、中島大輔がガイド役を務めますが、本業は森林を育てる林業であることから、出来るだけサポーターにお願いし、林業家は本業にかける時間を増やしていきたいと考えています。
(3)展示会の開催と出品するプロトタイプのモデル家具の制作への初期投資【20万円】
特に家具はリアルな展示会の開催することで、規格品の材木にはない、切り株や、枝ならではの風味に触れて理解をしていただく必要があります。
立ち上げ期として、出展にかかる費用、展示会に出品するプロトタイプモデル家具を制作するための初期投資が必要になります。
展示品が売れればある程度は回収できますが、売れない場合と展示品であることでの減額分(出展家具と付帯費用の10%を見込んでいます)の補充が必要となります。出展にかかる告示を含む費用と、補填分について充当させていただきたいと考えています。
現在、第1回の目の展示会を予定しており、「木と楽しみ森を救う」一連の体験型イベント の普及に向けてプロトタイプの制作に既に取り組んでいます。
【お知らせ】
★第1回目の展示会は、新宿パークタワービルOZONE内にある東京都のMOCTIONへの出展です。
主催側の企画に即し「青梅の森とMyオフィスをつくろう!」体験型イベントがテーマです。展示会モデルの制作に4名の木工作家が取り組んでいます。
ミニコーナーという2メートル四方の小さなスペースですが、青梅の4名の木工作家が交代で個性あふれる青梅の樹のオフィス家具を出展します。
★2月に予定されていた展示会は新型コロナの影響により延期され、現時点は2022年5月末から以下の展示品とスケジュールにて開催が予定されています。
・BUTLER: 5月26日~5月31日
ライティングビューロー、スツール2脚
・mo-guz:6月2日~6月7日
PCデスク、椅子、枝の棚(前段の写真)
・木工房ニレ:6月9日~6月14日
デスク、椅子、スツール
・アトリエKiki:6月16日~6月21日
テーブル、長椅子
*毎日10時30分~18時30分
*毎週水曜日 休館
■メンバーの思いを一言伝えたい
中島林業
自伐林家として
代々青梅市成木の森を丹念に育んできました。
この活動を通じて、森と樹のもつストーリーを
多くの方々に伝えていきたい。
青梅の木工作家の有志です。
青梅の木工家の皆が、それぞれの個性を活かして青梅の樹を生かした家具・調度品のデザインと制作に腕を振るいます。(以下に掲載されている写真の家具・調度品は青梅の杉・桧で制作されたものではありません)
mo-guz
建具の緻密な技で
無垢の木の軽やかさ、しなやかさを生かした
家具を仕立てます。この活動で
森に恩返しが出来たらいいなと思っています。
木工房ニレ
自然の樹の表情からインスピレーションをもらい
そのままに、素朴に、暖かく親しみのある
作品を生み出します。
多くの方々に樹を楽しんでもらいながら
森を育んでいきたいと思います。
BUTLER
執事のように暮らしに寄り添いお手伝いする
無垢の木の颯爽としたデザインの家具を
創作しています。この活動で、
樹に息づく自然の粋(いき)を届けし
森林の樹々と人の暮らしを近づけたい。
アトリエKiki(株)
こだわりの工具から生み出す曲線美で軟らかく
生活空間を 優雅に包むような造形を
創作しています。この活動を通じて、
木の素性を生かした造形により
森林と木の優しさを伝えたい
企画プロデュース担当
東京 Forestory Marketing
林業は経済活動においては、立場の弱い
汎用素材性産業です。しかし、社会的には
地球環境を育む重要な役割を担っています。
社会的価値に見合う存在に位置付けるべく
活動を企画推進しています。
■応援コメント
●マッキー荒井さん(ログハウス・ビルダー)からの応援メッセージ
ここ数年、森との関わりについて取り上げられてきましたが、私たちは40年ほど前から森の大切さなど、再生可能な森林資源を考えてきました。
私たちは建築材として木材を使う事で、森を守る方々を応援してきました。
先ずは原木をそのまま使うログハウスの広めてきましたが、これもカナダやアメリカ、北欧の輸入品に押されてしまい、思うようになりませんでした。
近年やっと日本の木材が見直されてきましたが、木材を加工する製材所が廃業に追い込まれてしまい、思うように手に入りません。
そこで、今回のように各山主さん自ら製材まで出来れば、必然的に需要が広がると感じます!
ぜひ、皆様のお力を借りて、森の再生に迎えたらと希望しています。
●後藤めぐみさん(「グラビティ奥多摩ベース」主宰者)からの応援メッセージ
わたしは25年間、リバーカヤックを多摩川上流で漕いできました。 長くやっていると、山の健全さが川につながっているのを肌で感じます。
人工林に手が入って整備されていくと、下草や低木が生えて土が健全になってきます。 根が張り、団粒化し、土にすき間ができるからです。 たくさんのすき間がある土は、大雨の時に水が川へ流れ出る時間をゆるやかにします。 しみ込んだ水をろ過してきれいにもしてくれます。
山林の手入れは、安定した流量を保つばかりでなく、キレイな水でリバーカヤックを楽しむためにも必要なことなのです。 多摩川流域の青梅にも、山林がたくさんあります。 木を伐って椅子に仕立てる工程は、山林と生活がつながってくることでもありました。 地面に生えている木から、いつも部屋の中にあるスツールに生まれ変わって、いつも部屋にある。 日ごろから山林を身近に感じられて、より一層、山にも木にも愛着がわきました。
手直に製材できれば、より少ない手間で、伐り出した木を生活道具にすることができます。 もっともっと山の木を生活の中へと流していきやすくなると思います。
●(株)アドイン研究所さん(イノベーティブAIテクノロジーカンパニー)からの応援メッセージ
※解説:(株)アドイン研究所さんは、森林内の樹木を3次元計測するシステムOWLを開発しました。このシステムにより森林の3Dバーチャル空間をディスプレイを通して自由に飛び回ることが出来ます。ここれをこの活動に導入していただきます。
「木と楽しみ森を救う」一連の体験イベント に森林3次元計測システムOWLを導入することにより、森林に訪問できない方々にも、ウォークスルーを見ながら、まるで森林の中にいるかのように樹木を選ぶオーダーメイドを楽しんでいただけます。この活動とコラボ出来ることを楽しみにして期待しています。
では、その3Dバーチャル動画をご覧ください。
●OMEGOCOTIさん(東京・青梅市の地域情報サイト)からの応援メッセージ
中島林業さんの案内で、初めて成木の山に入っていったとき、同じ青梅市内であるはずなのに、あまりに山奥深く人間の世界から切り離されたような世界にドキドキしました。
人がほとんど入ることがない、まず道から作らなければ進むこともできない、何もないような場所に見えて、しかし中島さんが「学校で勉強する多くのことは、この森で教えることができるんですよ」といろいろ話してくださったお話は、新鮮な納得と発見ばかり。
森はすべて私達の暮らしとつながっている、と腑に落ちた感覚がありました。
かつて森の恵みで人は暮らしていたのに、いつのまにか人と森は分断されてしまい、日本中の森が放置され、その影響は私たちに無関係ではありません。
人と森との繋がりを取り戻すこの挑戦に、ぜひ皆さんにも加わっていただけることを願っています。
■リターンについて
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
尚、簡易製材機は、この活動の仕組みづくりに必須の設備ですが、私どもにとっては高価な設備です。応援いただいた資金を基に、その後も導入に向けて資金を蓄積し、時間はかかりますが購入に漕ぎつけて参ります。
最後に
この仕組みづくりを成功させて、それぞれの地域に合った森林を生き返らせる仕組みへと展開していきたいと考えています。
それにより地球の環境に少しでも貢献し、多くの方々の生活環境の維持と向上のお役立に立てるならば嬉しい限りです。
是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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2022/10/20 07:00Ome Forestory「青梅の森で樹を伐採~DIYコース」 10月30日(日)開催します。 ★第1回記念 特別参加費にて 只今、受付中です。 ★お申し込みはHPの〔お申込み/お問合せ〕ボタンよりお願いいたします。詳しくはHPをご覧ください。トライアルイベントの様子も動画で掲載しています。HPへClick↑【コース概要】9:40:青梅市成木の森集合 ~10:00:オリエンテーション&「森の話」~10:40:①森のガイドによる散策 ~②DIYする樹を選んで ~③樹へのロープ掛け体験~④皆でロープを引いて伐採 ~⑤木の重さを感じる ~昼食~~伐採した木で 枝のツリーを自由に創作 ~16:30完成/終了是非、味わい深い体験を楽しんでください!Ome Forestory連絡先: ada1077@icloud.com もっと見る
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