◎はじめに・ご挨拶◎
現代アーティストとして活躍している沼田侑香(油画科)を筆頭に、同じく東京藝術大学大学院出身である伊東五津美(先端芸術表現科)、髙木彩圭(油画科)、新谷聡子(油画科)の4名でシェアアトリエ開設プロジェクトを立ち上げました!
美術大学卒業後、制作場所の確保ができない、アーティスト同士の関係が希薄になるといった理由で制作を続けていくことやモチベーションを保つことが難しいのが現状です。
素晴らしい作品をこの世に残すためには制作活動を継続することが第一条件です。
そこで、アーティスト活動を続ける意欲のある私たち4名で制作環境と設備を整え、活動拠点を作るためにこのプロジェクトを発足しました。
◎このプロジェクトで実現したいこと◎
同時代を生きる作家同士でアトリエをシェアすることで、今までになかった発想と新しい作品を生み出す場所になると信じています。
物づくりをするアーティストにとって他者からの刺激や意見は作品をつくるための重要な源です。学科や年齢も作品形態もバラバラのメンバーだからこそ進化し続けることが出来ると思っています。
お互いが助け合える場所と、今までに無い新しい作品を生み出せる場所を構え、後世に素晴らしい作品を残していきたいです。
【シェアアトリエについて】
シェアオフィス兼アトリエとして利用できる場所に改築中です。
パソコンを使った事務作業やプリンターなどのデスクワーク、作品制作やミーティングスペースとして活用できるように施行中です。
アトリエの場所は賃貸スペースのため、壁に直接絵をかけることができません。
そのため、施工イメージにあるように壁を建てることで作品の撮影や、絵をかけて作業できるように改装をしています。
都内にある2階建ての物件を改装しています。
2階をアトリエスペースに、1階をミーティングスペースに活用する予定です。
◎プロジェクトをやろうと思った理由◎
私たちはアーティストとして新しい時代を残していく第一人者になるべく作品制作を続けています。
しかし、大学の卒業後に待ち受ける大きな試練として制作場所を確保することがあります。
地方で大きなスペースを借りることも可能ですが、制作のモチベーションを保つことや新しいアイディアを得るためには都心に近い方が理想的です。東京にはギャラリーもたくさんあり多くの刺激を得ることができます。そして、作品のアイディアを共有できる仲間も集結しています。
とはいえ、都心にアトリエを構えるとなると十分なスペースを確保するのには金銭的な面で維持が難しくなります。
そこで、同じ志を持つアーティスト同士でアトリエスペースを構えることを考えました。制作場所をシェアすることで都心では難しい場所の確保ができる上、制作に関する知識を共有できます。さらにお互いの作品を見て刺激し合うこともでき、制作するモチベーションが保てるといった利点があります。
かの有名なルノワールやモネも同時代を生きるアーティスト同士、共に制作をすることで印象派といった新しい時代を築き上げてきました。私たちも過去の巨匠のように新しい時代を築き上げ、10年、20年、もっと先まで新しい作品を制作し続けていきたいと思っています。
まずは作品づくりを継続するための場所づくりから始めるべく、このプロジェクトを決行しました。
◎メンバー紹介◎
【沼田侑香】
沼田侑香は子供のおもちゃであるアイロンビーズを素材にパソコン上で加工されたイメージを構築し、デジタルとアナログのはざまを追求しながら作品に落とし込む手法を用いている。
1992年生まれ、千葉県出身
2019〜2020年、ウィーン美術アカデミーに留学
2022年、東京芸術大学大学院修了。
【新谷聡子】
ファッションやアートをコミュニケーションツールとし、視覚的な遊びを用いた作品を展開する。
1995 生まれ 東京
2014.4 東京藝術大学 美術学部油画科入学
2019.9 渡仏
AICP(Académie internationale de coupe de Paris) 入学
2021.4 AICP卒業
2022.3 東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻 卒業
【伊東五津美】
自身と場所の関係性をベースとして、インスタレーション作品を制作している。
1988 千葉県生まれ
2008 神田外語大学 英米語学部 中退
2018 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 卒業
2021 同大学、大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 修士課程 修了
【髙木彩圭】
絵画、写真、映像などの視覚メディアを用いて、日常の中で生まれる新しい図像や空間を探究している。
1995年生まれ 岐阜県出身
2021年 東京藝術大学大学院 美術研究科 絵画科 油画技法•材料 第2研究室 修了
◎資金の使い道◎
・アトリエ開設初期費用(借家):776,000円(敷金、礼金などの基本的な初期費用)
・機材導入費(照明器具、電動工具類など):324,000円
・施工費(壁面の補修、壁の設置、床の塗り直しなど):150,000円
・アトリエ維持費:250,000円/月
・リターン制作費:約200,000円
・CAMPFIRE手数料も含む
◎リターンについて◎
アーティストそれぞれの作品だけでなく、ステッカーやTシャツなどそれぞれのアーティストによるデザインのリターン品をご用意しました。
CAMPFIRE限定のオリジナル商品やここでしか手に入れることのできないコラボ作品を特別にご用意していますのでぜひリターンページをご覧ください!
◎実施スケジュール◎
4月→・アトリエ施工開始
5月→ ・アトリエ完成
・リターン品制作(アトリエで制作します!)
・リターン資材の買い出し
・アトリエ内に必要であれば棚の施工
6月〜→・リターン品制作、発送準備
7月→・リターン品発送
◎最後に◎
私たちはアーティストとして作品を作り続けたいと思っています。そして後世に私たちの作った作品を残していきたいです。
しかし、一つの作品を作るのにも膨大な費用や時間がかかります。アルバイトなどに時間を裂きながらコツコツと小さな部屋で制作をしているのが現状です。私たちの負担が少しでも減り、大きなアトリエで伸び伸びと大きな作品制作ができるような素晴らしい環境設備を整え、制作活動に集中できる環境を作っていきたいです。
皆様のお力添えによって私たちが世界を代表するアーティストになる姿を見届けてくれませんか?
日本を拠点にそれぞれが発表していけるように邁進していきますのでぜひ応援の方よろしくお願いいたします!
◎応援メッセージ◎
「The Chain Museum」 プロデューサー
「GALLERY ROOM・A」 ディレクター
佐藤達哉
様々な若手作家さん達とお話しをする際、一番多くあがる” 悩み事”が「制作と作品保管の場所」の問題です。美大に在学中は学校内で制作アトリエを各自与えられますが、卒業後は先の見えない不安の中、自らで環境を整え制作を続けていかなければなりません。 昨今、アートブームと呼ばれる中で華やかに見えるこの業界も実はそういった問題点が取り上げられる機会が少なく、把握している方も少ないのではないかと思います。 作家さんの中には制作アトリエが小さいが故に、作品サイズを小さく作らざるを得ない方もおり、歯痒さを感じている方も多いように見受けられます。 これからの若い作家さんが作家らしく活動し続けられる為にも、このプロジェクトはこれからの同世代の作家の指針となる行動に思えます。一人一人の方が少しでもプロジェクトに応援することでその可能性が広がります。作家さんには制作アトリエの問題で悩むのではなく、作品表現を追求することに悩み、没頭できるようになってもらえるよう陰ながら応援しています。新しい制作アトリエで新しく生まれる作品を楽しみにしています!
エブリチャンス
代表 川添隆司
日本におけるアートに対する盛り上がりは、まだ欧米と比較してしまう状況かもしれませんが、コロナやウクライナの問題が浮上してからは、本質的に、人間の中に、アートに寄り添いたいと思う感覚とライフスタイルが加速度的に芽生えてきていることを実感します。
そうした中で、今回のトライアル、アーティストの方々自身によるファンディング企画は、多くのアーティストを勇気づけるとともに、アートに対して、自然発生的かつ前向きに支援するというトレンドの出発点になる予感がします。
弊社エブリチャンスは、人間とアート、また企業と若手アーティストの間により深い結びつきを作り、アーティストの方々の才能を有機的に顕在化し、アート制作にもっと傾注できる環境づくり、後押しする活動を日々模索している会社です。
アート発展のために、今回プロジェクトの問題意識になっている卒業後の試練(制作場所の確保等)に対して、本来、何等かソリューションがあってしかるべきです。今後も一緒に考えていければと思います。今回、個人的にも勿論微力ながら応援させて頂きます。アトリエの完成、すごく楽しみにしています!
「myheirloom」ディレクター
熊野 尊文
制作拠点や作品の保管場所の確保は、多くの美大生にとって卒業後最初にぶち当たる壁であり、作家として活動を継続していく上で避けては通れない大きな問題です。
大学のアトリエを使用できる学生の立場から本当の意味で巣立ち、新たに拠点を構え羽ばたこうとする皆さんの行動力、前を見つめる姿勢や意欲に大変感銘を受けています。これからのご活躍が今からとても楽しみです。
今回のプロジェクトへの挑戦は多くのアーティストにとっての希望になるはずですので、微力ながら私も支援をさせていただこうと思っています。
大学生活で学んだ経験を卒業後も最大限活かし、ご卒業後も継続的に活動ができるよう、心より応援しております。
アトリエが完成したら、遊びに行きますね!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る残り4日となりました!
2022/07/27 18:00こんばんは!プロジェクト残すところあと4日となりました。トップの写真は、応援メッセージをいただいたエブリチャンス合同会社のホームページに載せていただいている展示風景の写真です。こちらのホームページよりご覧いただけます!https://evchance.jp/エブリチャンスは今回プロジェクトメンバーである沼田侑香が参加する「SEED2.0」にも出資いただいているアーティスト支援の会社になります。シェアアトリエプロジェクトでも代表の川添さんから応援コメントをいただきました。応援いただき本当にありがとうございます。プロジェクトは残り4日となりましたが、まだまだ達成には至りません。美術大学卒業後、アトリエを持つことはとても難しいことです。この事実を理解し、ここまで多くの方々に応援いただけたこと、とても嬉しく思っております!ありがとうございます。1人でアトリエを持つのではなくシェアという形での実現は、未来のアーティストたちへのロールモデルともなると思っています。(トップ画1番左に写っている沼田侑香が着ているTシャツは最近リターン品としてアップしたものです!ぜひご確認ください。)周りの方への周知、そして応援お待ちしております!!! もっと見る
オリジナルコラボTシャツ
2022/07/26 18:00プロジェクト終了まで残り5日となりました!アトリエでは毎日作品を作っています。そしてつい先日アップしたTシャツについて今日は記事を書きたいと思っています。今回の印刷は昇華転写プリントという方法で印刷しています。アトリエメンバーの新谷聡子は2年に渡りフランスパリで服飾について学んできました。そんな彼女がTシャツに直接印刷するのではなく、プリントをしたものをハトメで貼り合わせるというデザインを考えました。そしてアトリエメンバーから募ったデザインを布に印刷し、コラージュのように異質の素材同士を張り合わせるTシャツを作成しました。昇華転写にはこのような特殊な機械を使用します。印刷後に、シェアアトリエでTシャツと印刷された布を貼り合わせる工程を行っています。一点一点手作業での制作です。アーティストオリジナルのイメージと、新谷聡子の服飾デザインのコラボはここでしか手に入りません!新谷聡子のデザイン髙木彩圭のデザインメンズ着用イメージ身長166cm、Mサイズ着用ぜひオリジナルTシャツを手に入れてください〜! もっと見る
展示のお知らせ!
2022/07/22 20:00こんばんは!今回はプロジェクトメンバー、沼田侑香の展示のお知らせです。この度、武蔵小金井駅徒歩5分ほどにあるKoganei art spot シャトー2Fにて、「SEED 2.0」というグループ展に参加いたします。展示作品この展示は世界5カ国を各国のアーティストと回る展示となっており、今回は日本での特別展示となっております。展示メンバーは、スイス、台湾、ポーランド、日本というバラバラの国籍を持つアーティストです。今年に入り、ブタペストアートフェアからスタートしポーランド、台湾での展示を経て日本展に繋がりました。本展示は日本メンバーである沼田侑香と坂下彰によって構成されました。作品制作だけでなく作品の配置や設置まで携わっております!沼田侑香は新しく開設したアトリエで新作を制作しました。この作品は今まで作った中でも1番大きい作品となっています。アトリエでの制作風景アトリエで作った作品をぜひ展覧会でご覧いただければとおもいます! もっと見る
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