本プロジェクトは、大変多くの皆様にご支援・応援をいただき、171万円の資金を集めることができました。おかげさまで、無事にカンファレンスを開催できましたことをご報告させていただきます。▼開催概要・イベントタイトル第一回 沖縄ウェルビーイングカンファレンス“ポストSDGs 10年後の沖縄の未来を考える”・開催日時:2022年3月13日 12:00-18:15・開催場所:琉球新報ホール及びオンライン視聴・主催:一般社団法人沖縄well-being推進協議会・共催:琉球新報社・後援:沖縄テレビ放送・カンファレンス公式サイトhttps://wellbeing.okinawa/conference220313/▼開催レポート第一回沖縄ウェルビーイングカンファレンスでは、 "ポストSDGs 10年後の沖縄の未来を考える"をテーマに、3つのキーノートと、5つのセッションを計13名の登壇者でお送りしました。開会の挨拶には、主催のPCW沖縄から代表して安里享英と島田由香の2名が登壇。沖縄復帰50周年の話題に触れ、ここから沖縄をさらに盛り上げていきたいと意気込みを語った安里。島田は、ウェルビーイングとは一言で「いい感じ・いい調子」。ご参加いただいているみなさんも、ウェルビーイング高く、自分らしくあることを意識して楽しんで欲しい。ウェルビーイングであることが皆さんにとって当たり前になっていく、そんな瞬間にしたいと発信。沖縄県市町村の首長4名よりご祝辞をいただきました。那覇市長 城間 幹子氏の代読で副市長 知念 覚氏沖縄県市長会 会長・沖縄市長 桑江 朝千夫氏沖縄県町村長会 会長・座間味村長 宮里 哲氏南城市長 古謝景春氏パブリックセクターキーノート「パブリックセクターが担うウェルビーイング」脇雅昭(総務省神奈川県理事(未来戦略担当)/よんなな会 主宰/PCW沖縄 委員)どうしたら人がわくわくしながら社会課題を解決できるか、という視点で具体的な実例を用いてパブリックセクターの可能性を熱弁した。沖縄パブリックセクターパネル「パブリックセクターが担う沖縄のウェルビーイング」松本 哲治 氏(沖縄県 浦添市長)東 修平 氏(大阪府 四條畷市長)安里 享英(シンバホールディングス株式会社 代表取締役社⻑/PCW沖縄 代表理事)吉弘 拓生(地域活性化センター 新事業企画室長/内閣官房 地域活性化伝道師/総務省地域力創造アドバイザー/PCW沖縄 委員)4名がジョインしてのセッションで、脇のキーノートからさらにパブリックの役割について話を深めた。政府の方針としてウェルビーイングが掲げられたことに対する可能性と、行政で取り組むことの課題について議論が盛り上がる。職員・住民ひとりひとりを尊重し、それぞれが主体性を持って取り組める仕組みづくりの重要性などが語られた。ビジネスパネル「人と企業のウェルビーイング」島田 由香(ユニリーバジャパンホールディングス 取締役人事総務本部長/株式会社YeeY 共同創業者•代表取締役/内閣官房 行政改革推進会議 議員/PCW沖縄 理事)源田 泰之(ソフトバンク株式会社人事本部 本部長/兼 組織人事統括部 統括部長 兼 未来人材推進室 室長/公益財団法人 孫正義育英財団 事務局長/PCW沖縄 理事)矢野 和男(日立製作所 フェロー/株式会社ハピネスプラネット 代表取締役CEO/PCW沖縄 理事)企業に属するリーダーとして、また一員としての観点から、社員の成長や能力を最大化するためにウェルビーイングを高めることの重要性とその具体的な方法についてそれぞれの経験から議論が行われ、自身の変化を数値化して客観視することで「気づく」の大切さや、環境を与えることよりも一人一人が前向きな状態を「生み出す」ことの大切さなどについても触れた。テクノロジーキーノート「幸福のデータサイエンス」矢野が18年間にわたって研究してきたデータに基づいて、これまでの話を紐解きながら、ウェルビーイングな状態が心体にどのような影響があるのかや、幸せな状態とは楽でゆるいことではなく、「前向きな状態」であるということなどについて解説した。さらに、これからあらゆる物差しにウェルビーイングが関わってくる時代がきて、いろんなことが見直されていく。社会に価値を見出すのは人であり、今日から一人一人がまず前向きな1日をまわりと応援し合ってつくっていくこと、社会に前向きな1日を増やすことが、次の世代にいい日本・いい社会を残していく責任であると訴えた。沖縄ビジネスパネル「企業が牽引する沖縄のウェルビーイング」企業という観点から、沖縄という地が持っている特性をより良い方向に活かしていくためにはどのようなことが考えられるかについて安里享英と島田由香のセッションが行われる中、再びデータ計測の重要性について触れ、急遽矢野をステージに呼び込んだ。日本の中でも沖縄から先駆けて、個人、企業、行政がウェルビーイングを高めるための取り組みを始めたいとして、矢野に協力を仰ぐ。ソーシャルパネル「ウェルビーイングとソーシャルアクション」髙橋 ゆき(株式会社ベアーズ 取締役副社⻑/(一社)全国家事代行サービス協会 会長/東京きらぼしファイナンシャルグループ 社外取締役/PCW沖縄 理事)矢澤 祐史(GIVENESS INTERNATIONAL 代表/株式会社YeeY 共同創業者 / ワンネス財団創業者/国連に準ずる政府間組織コロンボプランGCCC 日本理事/PCW沖縄 理事)川嶋 舟(東京農業大学農学部 准教授/日本ウェルビーイングホースセラピー&ホースコーチング協会 代表/PCW沖縄 理事)池田 親生(竹あかり総合プロデュースCHIKAKEN 共同代表/みんなの想火プロジェクト 代表/PCW沖縄 理事)家事代行、福祉、ホースセラピー、まちづくり、それぞれの領域から社会にどうウェルビーイングをデザインし、アクションしているのかがシェアされ、カンファレンスの指揮をとった矢澤祐史は、「well-beingの世界的潮流を作ったマーティン・セリグマン博士やエド・ディーナー博士、タル・ベン・シャハー博士らが来日してから、ウェルビーイングの概念がインパクトを持って世の中に広まり、このウェルビーイング元年に繋がっている。沖縄を起点に社会実装のための歩みを進められることは、本当に素晴らしいことだ。」と語った。アカデミックキーノート「ウェルビーイングを科学する」前野 隆司(慶應義塾⼤学⼤学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授/慶應義塾⼤学 ウェルビーイングリサーチセンター⻑/PCW沖縄 理事)学術的な観点から、日本の幸せにおける歴史的背景や、これから求められる非地位財型幸せを創るための「幸せの4つの因子」(やってみよう・ありがとう・なんとかなる・ありのまま)などについて解説し、これまでのセッションに出てきた話を総まとめする形となった。また、世界の中でも日本が最初に経済成長から心の成長の時代に突入しており、ウェルビーイング第一の時代を日本、沖縄から発信することに意味があると熱弁した。さらには日本の中で幸福度ランキングが1位の沖縄は、前野自身も何度も来ているが本当に人が温かく、日本の人口の1%でもそれ以上の存在感がある、と沖縄からウェルビーイングを始めることの可能性についても発信した。この後のQAセッションでは最後に会場からの質問にも答え、閉会の挨拶には髙橋ゆきが登壇。ウェルビーイングはひとりひとりが持ち寄ることが大切であると話し、「みなさんのウェルビーイングを持ち寄り、想いを巡らせ、共に風を吹かせましょう。」とこのカンファレンスを締めくくった。いま、世界情勢は著しく不安定な状態にあります。社会をウェルビーイングなものにしていくのは我々1人ひとりの行動です。歴史的・文化的な側面やその観光価値から、日本中・世界中の注目を集めやすい沖縄。アジア圏への発信もカバーできる沖縄。ここから、日本を、世界をウェルビーイングにしていきましょう。本カンファレンス開催にあたり、応援してくださったクラウドファンディングご支援者のみなさま、ご来場・ご参加いただいたみなさま、関係者のみなさま、誠にありがとうございました。一般社団法人沖縄well-being推進協議会PCW沖縄=Promotion Council for Well-Being in Okinawa歴史的、文化的な背景や社会的な繋がりの深い沖縄県を、世界に先立つウェルビーイング先進都市とすべく、各業界で研究や推進に取り組むウェルビーイングの専門家と沖縄県の経営者、自治体が協力することで様々な取り組みを展開し、個々の「幸せ」が最優先され尊重される「Well-being First」な社会の実現を目指しています。公式サイト:https://wellbeing.okinawa/
みなさまのおかげで、無事にカンファレンスを開催することができました!
2022/03/28 10:43