「プロジェクトにご参加いただいた全ての方と乗車したい。実現させて一年の間、「あまちゃん・のんさん」と三陸の海風を受け、三陸の四季を感じながら共に走り抜きたい。」
これは委員のゆまままさん♪の言葉です。
皆様、豪雨による被害が日本のあちらこちらで出ています。ご無事でしょうか。三陸地方も2019年の台風19号による三陸鉄道の長期運休や2016年の久慈川の氾濫で泥土が市街押し寄せる被害に遭いました。大きな自然災害はどこでも起きる、起きた時にどう命を守るかが大切だと、釜石の宝来館の女将さんの被災体験を先週お聞きして感じました。
(のんさんも昨冬、旅番組でこちらの女将さんから体験談を聞いておられましたね)
メッセージ動画でも申し上げましたが三陸鉄道はこうした災害を何度も経験しその度に復旧してきました。地元では昔から「不屈の三鉄」と呼ばれています。この不屈の魂に皆様と一緒にあやかりたい、と考えラッピングカーにご支援者名を入れることを検討しています。ご支援者の中には三鉄に乗りたくても色々な事情で叶わない方がいる、そういう方のためにもお名前を車両に記載したい、とゆまままさん♪(委員)から頂いた提案です。
9年前に亡くなられたゆまままさん♪のお父さんはのんさん(当時は能年玲奈さん)の大ファンだったそうです。毎日NHKの朝ドラ「あまちゃん」を見て、「この子は本当に凄い!将来が楽しみな女優さんだ」と絶賛されていたそうです。ところがご病気で放送終了後半年も経たずに他界されました。現在ののんさんの活躍をご覧になったらお父さんもきっと喜ばれたはず。
2019年、ゆまままさん♪はお父さんの形見の腕時計と共に全線開通の少し前、三鉄に乗車され不思議な体験をしました。三鉄の列車の中で、ふと見ると何年も止まったままだったお父さんの時計が突然、時を刻み始めたそうです。「あまちゃん」が大好きだったお父さんが今、私と一緒に三鉄に乗っている、そう思われたそうです。
朝ドラ「あまちゃん」にまつわる思い出をお持ちの方はきっと少なくないでしょう。そうした方の思いと一緒に「三陸元気!GoGo号」をきっと走らせる、それが委員会の願いです。
一両の定員は50名ですが、数百人の思いを乗せたGoGo号、是非、夢をかたちにして皆様と喜びを分ちあいたいと思います。