蒸し暑い日が続いていますが、お変わりありませんでしょうか?
ジャパンエキスポまであと数日。
皆様から頂いた『日本の美を表す文字』で制作しました作品は
ひと足先に、大阪へと出発致しました!
額装すると、また更に雰囲気が出て
会場で飾るのが楽しみです!
見出しのデザインは『武士道』という文字で描かれています。
日の丸を象ったデザインには、
命、魂というイメージも込めました。
改めて調べてみたのですが、
武士道は、これ、という定義のない日本独自の精神論。
江戸時代に確立された士農工商によって武士は最上位の階級と位置付けられ、
苗字を名乗ること、刀を持つことという特権が与えられたそうです。
刀を持つということは、自身が武士であることが認められる証となり、
帯刀するということに大きな責任が伴うと考えられるようになります。
刀は、武士の魂。
刀を見れば、持ち主の武将の性格や心意が分かると言われるほど
武器である以上に、自身と共に命を懸ける相棒であり、
武士としての生き方や心構えを表す唯一無二のものでした。
持つ覚悟、抜く覚悟。
許されているからこそ、その意味を受け止め、
己を律し、自身ではなく他人の為に刀を振るうこと。
自分以外の誰かのために、
身を挺することができること。
日本の武士独特の論理感もまた日本の美、
という、この文字を選んで下さった方の言葉が正にそれでした。
素晴らしい言葉をありがとうございます!
葦手絵師 TOMOKO. 拝