2018/02/17 00:20

 

皆様へ

お元気でいらっしゃいますか。
彩の国ゆめコンサート発起人の朝霧裕です。

最終回 彩の国ゆめコンサートクラウドファンディング
全国各地から応援が集まって、達成率が59%を越えました。

現在、43名の皆様から
473,000円の応援金が集まっております。
目標金額まで残り327,000円

これは自分なりの国づくりだと思っていますから

「障害をもつ本人が
世の中のすみっこにおびえてないで
世の中のど真ん中へ
バリアフリーの旗振り役に」

このことの体現者になるために
これを表わせる彩の国ゆめコンサートを妥協無く作れるために

このアクションを共に盛り上げて
地域づくり 社会づくり
国づくりの仲間に飛び込んでくださる新たな仲間に会うために
達成します。

どうぞ、私たちの活動を 見て 楽しんで
誰かに伝え
これからの時代の種を蒔く仲間に加わってください。

ゆめコンは今年で終わるけど
出演者や実行委員として支えてくれた仲間たち
個々の生きざまで
「生きる苦しみではなく喜びで社会を回す。」
この試みは 試され続け 終わりません。

先ほど、実行委員長の大野和代さんと、lineの電話でおしゃべりしていました。
「結局、『やる。』と決めた人が最後までやるから叶うんだよね」
と。

かずさんは、脳性まひの障害をもつ女性で、両手に杖をついて歩いています。
だんなさまと義理のお父様のいらっしゃるご家庭の普通の主婦です。
(最高に、料理と編み物が上手です。(・v・))

わたしは、24時間の体制で介助が必要な、
ウエルドニッヒ・ホフマン症という筋肉の難病をもつ当事者で、

月金フルタイムでお仕事をすることが体力的にむずかしいので、
在宅で、生活保護を受給しながら、
ライブ活動や講演等で働いてもいる、障害当事者です。

だから、身体的には二人ともが動きにくいし、
人と比べて取り立てて経済的にゆとりがあって裕福でもありません。
普通の主婦と貧困当事者(で障害者)です。
でも
そんなわたしたちが
身体的に動けなくても
お金がなくても
芸能界のノウハウがなくても
大企業のスポンサーがなくても

個人で
チケットをすべて手売りするとか
クラウドファンディングで呼びかけてお金を集めてコンサートを開催するということが

本当にできたら

これは誰にでもできる。

だから、特別な財力や才能がなくっても
障害者でも在宅でも引きこもりでもインターネットしか見てなくってもできる。
わたしたちが その「できる」前例になりたいと思いました。

「障害があるからあきらめる」
「お金がかかるからあきらめる」
「介助さんに迷惑がかかるからあきらめる」
「〇〇だからあきらめる」

わたしは
<あきらめる>がよくわかる。

歩くこと
走ることを

「本気であきらめた」からだよ。

言葉でなんか表しようのない 歌の詞になんかならない
そういう本気の「あきらめる」を知っているから

その一つ以外のあきらめるを
自分の日常生活から
そして自分の日常でできたら 今度は社会全体から
ひとつでもふたつでも減らしたい。

この願いのために
「このやりかたではむりだけど、
もしかしたらこうすればできるんじゃない?」

なにがしか考えてはやっていく、
わたしたちがその「前例」になりたい。

そう思って
彩の国ゆめコンサートはやってきました。

そこに たくさんの 精鋭の 仲間が集って

わたしは
「そんなに障害が重いんだから 家を出られただけだって感謝なんだよ」
「施設じゃなくて家で暮らせるだけだってありがたいでしょ?」
という言葉があふれかえる世界から

人間として

生きることができて

歌う人として

生きることを許されてきました。

『だれに』

許されてきたんだろうか

わたしが

わたしに

『歌え』

と 許可してきたんだ。

そしてこの 自信過剰の わたしでも❤

凹んだり落ちこんだりするときは

まず このコンサートの実行委員長の
大野さんがそばにいてくれました。

それから プログラム表紙絵を描いてくださっている
今年は(去年のクラウドファンディング景品CDもそうです)
CDも表紙絵 辻友紀子さんや

身体の障害はないけど
歌が好きでギターが好きで
サポートに入ってくれた奥野さんや

ピアノの大関麻子さんや
いろんなひとりずつのすてきな人に出逢えました。

「〇〇だからできない」
に 苦しんでいる人はきっとたくさんいて

障害があるから
お金がないから
子供がいるから
シングルマザーだから
生活保護だから
年齢がまだ若いから
年齢がもうトシだから

いろいろあるよね

でもだれかが

「あ だっこたちみたいな人達がいるんだったら
わたしもできるかもしれない。
だっこたちよりもっとすごいこと すてきなことできるかもしれない。
うん やってやろうと思う。」

と言って

動き出してくださったなら

わたしはいつぞ寝たきりになっても
身体性にかかわらず
わたしとして幸せな人生だと思う。

わたしたちに
自分自身を
映して見てほしい

別に
私の顔を見てくれなくてもいい(・v・)

<願い>を見てほしいです
自分自身の心の中の
奥底の 本音中の本音

やりたいことがない人なんていないの
(ちなみにやりたいことが、「寝たい」とかでもいいんだよ(^v^))

きてくれた人が

「ああそうか わたしの願いはこれだったんだ。」

って わかるようなコンサートにする。

引き続き

応援よろしくお願いいたします。

★本コンサートの経費を除く純利益は
全額をふれあい福祉基金(さいたま市)他
災害支援等 しかるべき福祉活動への寄付とします。

彩の国ゆめコンサート 発起人
朝霧 裕

彩の国ゆめコンサート実行委員長
大野和代