みなさまへ☆彡
最終回 彩の国ゆめコンサートのページをご覧いただき、ありがとうございます!
本クラウドファンディング、本年の一番よかったことは、
やっぱりクラウドファンディングに出すと、
はじめて、このサイトから、ゆめコンを知ったよ!という方に、必ず会える、という
確信が持てたことです。
さあ!ラストあと6日となりまして、ゆめコンの公式ページや、手でお配りしております
紙のチラシにも、出演者各位のプロフィールはあるのですが、
せっかくにクラウドファンディングをやっておりますので、
最終回の出演者の皆さんを 写真日記的にご紹介したいと思います。(・v・)
では、ブルースハープの居相毅殿。このかたは、忘れようにも忘れない、
2011年12月17日 下北沢SEED SHIPでのライブが初共演でした。
このライブは、それ以前の日常で、なかなか安定した介助が得られなかったり、
生活困難に陥っていた朝霧が、同年3月の震災後、心身の整理がついたあとに、
「生き直す」と決めて、4年間、自主企画コンサートを休んだあとに、
舞台を踏みしめなおしたライブでした。
居相殿との出会いは、このライブの少し前。たしか、
ギタリストの奥野裕介殿のソロライブではじめて 演奏なさっているのを見て、
痺れまして たしか
「絶対に共演したい。
でも食われるから怖い。
でも共演したい。
圧倒的な音だね。
あの人を、紹介してほしい。」
と 言うようなことを 奥野殿に申し出たような 気がします(-v-)
音楽の舞台で「食われる」と言ったら
首にかみつかれるという意味ではなくて
音圧や奏でを以って 会場に100人いても1000にいてもその場を制することができて
舞台中央で歌う人が、
圧倒的なオーラを放つ楽器の人やコーラスの人に
主役を取って代われるという意味でございます。
惚れすぎて
「なんだろうこの人。」
と
音が 音の津波のようだったので
感動がすごすぎて まるで一回聞いただけでは
圧倒されて あっけにとられてしまった というような ファーストインプレッションだったように思います。
で ↓そんな居相殿の公式プロフィールはこんな人↓
★居相 毅(いあい たけし)ブルースハープ★
20歳頃よりハーモニカを独学にて習得。
シカゴ・ブルースを入口に、ノンジャンルなプレイスタイルを確立。
アイリッシュ・トラディショナルをも本格的に手がける、
日本では数少ないハーモニカプレイヤー。
平成8年、第16回F・I・H JAPAN(世界ハーモニカ連盟日本支部)主催
ハーモニカコンテスト・ブルースハープ部門入賞。
平成10年より、テンホールズハーモニカワークショップ・COMBを立ち上げ
個人レッスンの他、すみや・ヤマハ関連各教室にて後進の指導、ブルースハープの紹介・普及に関わる。
平成23年、全日本ハーモニカ連盟より、第33回 日本ハーモニカ賞 特別賞授賞。
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壮大なバラードから激しいロックまで何でもを
「居相毅というジャンル」という旋律へ昇華して奏でるような居相殿。
ブルースハーブ奏者以外のお仕事が、障害を持つ方々の日常生活を支援する、
障害福祉の現場の方ということもあって
障害福祉の現場について 音楽舞台とはまた別の、熱い思いを秘めたかたでもあり。
「障害福祉×音楽」のようなことが 何かできるといいな と 常に道を探していたわたしにとって、この上ないサポーターのお一人なのでございます。
ライブサポートも、震災後、「原発震災を越えて、わたしたちはどんなことばが歌えるか」
という思いをもって作ったものであったり、
自然と人との共生であったり、場が個性的だったり
テーマ性の強い、一回ごとにカラーの違う企画ライブ時にサポートいただくこと多数。
2012年 創作舞台「虹」
2012年 下北沢SEED SHIP “Huggy Green” Dayでは
オーナーの土屋殿のお計らいで、
チケットが「お花の種つき」。土屋マスターと、居相殿と奥野殿が
本番の前にカウンターで袋詰め。みんなに配りました。
野菜の種 もありましたっけ?(・v・)
これは古民家かぐやの星まつり
パワー全開のロックフェスティバルに呼んでいただいたりも!!!
(NPO法人 Jogo主催 ROCK ART FESTIVAL)
これは 古民家かぐやの星まつり2!
これは第8回 彩の国ゆめコンサート出演者全員でのコラボ(2014年)
朝霧のオリジナル曲「桜の国のこどもたちへ」の歌唱時には、
東日本大震災から復興へ向かう風の神のような 力強いサポートをくださり
歌の力を増してくださいます。
それで、歌に際しての 人前に 出るぞ というときの
『気骨』のようなもの、
骨太の精神 と 申しましょうか そういうようなスピリッツが
「スピリッツが」と 言っただけでは 目に見えないので
何かあとひとつでも 歌詞に書けたら また共演したい
と 決めて
自分が
「書けました!」
と 差し出せるものが 身から出るまで
共演の機を
共演できる自分になって共に立てる機を じっと待っていました。
そんな中 個々 それぞれに過ごす日々の中で
あらゆる思惑と想いを越えて
日常下に ある事件が起こりました。
それは、2016年7月26日に起こりました。
神奈川県の福祉施設で、19名の障害を持つ方が、
「障害者は生きていても不幸である」という思想から元男性職員に殺害され、
26名が重軽傷を負った殺傷事件です。
2016年のゆめコンは、障害当事者の女性たち含む、女性ミュージシャンが
特に多く登場した回で(綾ちゃん、佳奈さんの出演の年)
居相殿とは共演をしませんでしたが 事件のたったひと月半後ほどのタイミングが、
彩の国ゆめコンサートの本番の日でした。
そして あの事件を受けて、
(介護度6の。風呂トイレ着替え全介助の。)重度障害当事者であるわたし。
「上に」でも「下に」でもなく
「隣に」立ってくれる健常者であるサポートミュージシャンたち。
わたしの日常の中で
【わたし】は
どんな姿勢で 何を言えるのか
それを 書けなければ 歌わなければ
彩の国 ゆめコンサートは意味を成さないと思いました。
それで 詩も曲も できたばかりの(曲は奥野殿と搾り出しました、詩も何度も直したり、弱い言葉を、より強くしたりしました)
『あなたと繋がるまで』 という歌を作りました。
それは こんな詩になりました。
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あなたと繋がるまで 朝霧 裕 作曲 朝霧 裕 奥野裕介
疲れて誰かに癒されたくて誰かを助けたい
助けることで それを足場に自信を持ちたい
そんなもんだよ わたしだってね
そういうのゼロじゃないよ
テレビで泣きたい
感動したい 誰かで泣きたい
不幸なだれかを探しては
今日も泣いている
『私』は誰だ?
何度でも拳を上げろ
何度でも狼煙を上げろ
この名をなくす前に
ぼくらは青い空の下
姿を見せて生きたいの
生身のままで 出会いたいの あなたと
戦ってるのは病ではなく病と闘う
姿を強いては同情煽る世の別の病
だけどねわたしも きっとだれかを
そうやって出会わないで
どこかで見かけて
関わらないで消費してるんだ
画面を飛び越えイメージを
壊せるものなら
それで本望
何度でも拳を上げろ
何度でも狼煙を上げろ
ただ息をするために
正義と正義の間で
弱くも強くもないので
「誰か」じゃなく 繋がるまで あなたと
何度でも拳を上げろ
何度でも狼煙を上げろ
この名をなくす前に
ぼくらは青い空の下
姿を見せて生きたいの
生身のままで 出会いたいの あなたと
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この歌は 歌詞に言葉の数が多くて
この歌とブルースハープは果たして
どのようにどうあうのかしらというところは 実はまだ(集まって奏でてみないと)
謎なのですが とにかく、詩としてこれが書けたときに
「あ。わたし、最終回で居相殿と必ず共演しよう。」
と決めました。
もはや音楽がどう というずっとずっとより以前のこと
「障害当事者と 真横に立つ健常者(であり支援者である)オーディエンスが
人の前で何を考え 何を言うのか」
「上下」や「主従」の関係性にならないで 人として 共に立ち
日々を作ることができるのか?
それを 探求して 複数の人に 見せる 仲間として
最終回 この人にいてほしいなあと思いました。
素敵な舞台を 作ります。
それでは、ブルースハープ 居相毅殿のご紹介でした。
最終回 彩の国 ゆめコンサートクラウドファンディングあと5日。
どうぞ皆さま 最後まで 応援よろしくお願い申し上げます。
彩の国 ゆめコンサート発起人
朝霧 裕