2022/04/11 10:26

こんにちは。
スタイリストの長田です。


具体的にファッションショーにどんなブランドが登場するのか、一部ですがご紹介いたします。

モデルさん一人ひとりに合わせているので、最終的にはいくつのブランドでのショーになるのかはまだ予測不可能!


ショーでは、誰もがよく知るリアルクローズのブランドもあれば、初めて聞くブランドもありだと思います。素敵なお洋服を色んなブランドやショップから集めてスタイリングでお見せします。


そんな中で皆さんが耳にしたことはないかもしれないけれどサスティナブルで素敵なこだわりで物づくりをされているブランドをピックアップ!


<FACTELIER>

このブランドのどこがサスティナブルなのか、パッと見ただけではわからないと思います。

従来のアパレル産業は、コストを限りなく抑えた大量生産を成立させるため、どうしても作り手である工場さんに負担が行ってしまっていました。

このブランドのこだわりは、日本の工場さんが安心して誇りある物づくりをできるようにと、作り手である工場の職人さんに脚光をあてたところ。

大量生産はしない、とはっきり言いきります。


そして、社長自ら、「ファッションの白いご飯」と称する、定番アイテムを長く着るための品質への徹底したこだわりと適正な価格で作っています。質実剛健な白いご飯はすべて日本国内生産です。


今回、ご来場者に抽選で当たる和紙ソックスもご提供してくださいます!



<eatable of many orders>


デザイナーの新居洋子さんのこだわりは素材へのあくなき探究心。

「食べられる」素材を使って服を作る、がコンセプトのブランドです。

使われるのは全てがやがて土に還る素材。

まさに自然派のサスティナブルブランドです。


毎回のコレクションのアイディアブックは、テーマにする素材の歴史から生物学的・科学的分析から日本各地に伝わる民話までを網羅した分厚いものになります。


今シーズンのテーマは「麻の話」

麻は、縄文時代から使われていた日本古来の衣服の素材で、植物としての麻は非常に生命力が強く、どんなに荒れた場所でも育ち、そして土壌を改良してしまうという素晴らしい力を秘めた植物です。その浄化のチカラで神社のしめ縄などにも使われていますね。


今回、その「麻」という素材にこだわり、独特のセンスでモードに仕立て上げられた服をどうぞご覧下さい。


<THE BRISK><The Vintage Dress>


代官山にある、ブランドヴィンテージショップでもひときわおしゃれな品ぞろえのお店です。

パリで買い付けられるヴィンテージの数々はデザインの美しさも、状態の良さも、新品の服と全く遜色がない。それどころかその素材も染めも色も、今の大量生産の服では絶対に出せないスペシャルなクウォリティのものばかり。

名だたるパリコレブランド物が中心ですが、ヴィンテージですからもちろん手の届く値段のものもあります。


最近のサスティナブルな風潮の中では、新しいものを大量に生産し消費し続けることが、地球の環境にも経済にも悪影響を与えているのは既に常識。

新しく物を生み出すメーカーには生産する時の素材や製法にサスティナブルな工夫をすることが求められます。

またその一方で、地球上にすでにある資源を見直し再利用することも一つの大きなサスティナブルな選択。


ファッションの世界には、歴史上に作られた貴重で美しい、そして現代では再現できない技術などがそこに残るヴィンテージアイテムが、資源としてたくさん残っています。最近では有名百貨店にも出店するほど、質のいいヴィンテージが熱く注目されているのです。


美しいヴィンテージドレスの息を飲むエレガンスにぜひ、触れてみてください。


<GYPPHY>

金やダイヤモンド、チョコレートのカカオ豆、コーヒーなど主にアフリカや南米を原産とする資源には、その採取の背後にある、児童労働や低賃金労働などの人権問題や紛争問題が取りざたされています。


そんな問題を少しでも解決するためと、GYPPHYのジュエリーは全てフェアトレードでの仕入れに徹底的にこだわり、さらにダイヤモンドの2.5倍の光を放つ、合成モアサナイトは半導体の製造過程でできるエシカルな素材です。


これほどエシカルのこだわっていながらそのデザインはモダンでエッジ―でとてもファッショナブル。

普段使いできるジュエリーとして手の届く価格なのも嬉しいです。


ファッションの仕上げには、アクセサリーは欠かせません。

服に合わせたジュエリーの使いかたもご覧いただくのでぜひお楽しみください。



<KURO>


温故知新の精神から古き良き伝統的な技術やカルチャーを重んじ、日本人の持つ独特な感性・感覚を落とし込み、モダナイズされたユニセックスのデザイン。

歴史を受け継いだ日本職人の伝統技術から成る拘りのモノづくりが特長です。


サスティナブルに対する姿勢は、KUROの考える5R「Reduce/Reuse/Remake/Rethink/

Recycle」に基づく、環境に配慮した素材やアイテムとして取り入れています。


デニムなどのカジュアルアイテムが中心でありながら、ミニマム且つモダンなモード感あるデザインで、オーバーサイズを女性が着た時のクールさが絶妙です。