TK鉄板の検品・梱包・発送作業は、私の家内が行ってくれております。
完成したTK鉄板が届くと、バリが残っていないか・傷がないかの確認をもう一度行い、その後一枚づつ袋に入れ、取扱注意書と私達の想いを記載させてもらっている取扱い説明書を同封し封をします。
『ものづくり』は日々こなしていますが、自分が携わった物を『販売すると言うこと』は、始めてのことでした。
値段をつける。このことが、こんなにも難しいとは思っていませんでした。
普段の仕事とは全く違う金額の出し方。果たしてそれが正解か、不正解かもわからない。
ただ言えるのは、技術の安売りだけはしたくない。
かといって、世の中の鉄板とはかけ離れた金額。だからと言って、家内の手間賃が出せる程の利益も残らない。
それを分かってもらい、受け入れてもらえるのか。
何度も家内と話し、これでダメなら仕方ないと
ある意味、販売すると言うのは『賭け』に近い状況でした。
その後、予想もしていなかった鋼材関係の今までにない値上がりに伴い、当初の金額でお届けすることが厳しい状況になり、何度か値上げをせざる得ない状況にもなりましたが、それでも購入してくださる方がいて下さったことに、本当に感謝しています。
今でも止まらない、価格の上昇
私達が仕事で使っている物もあり得ないスピードで値上がりし、仕事をしても今までの金額で利益がどこまで出るのかと言うところまで来ています。
そして耳にする廃業の話し。このまま続けても、先は見えないし、俺の代で終わらそうと思う。
10年後。私達のいる環境はどうなっているのか。
今より少しだけでいいから明るくなっていて欲しいと願います。
このプロジェクトも残り2日
最終日まで引き続きよろしくお願いいたします
そして、活動報告を読んでいただき有り難う御座います。
TK工業 溝内 健三