井戸を掘ることでアフリカの水に対する課題解決ができると国際支援などにより、井戸が作られてきていましたが、井戸から水を汲むためのハンドポンプのメインテナンスが必要となるが、そのための仕組みづくりにまで支援がまわっていないため、現在では壊れた井戸がそのままにされている地域が多くあります。
井戸は壊れたまま放置され、またどこかの慈善事業による数キロ先の新しい井戸を、壊れるまで使い、また壊れたら・・・が繰り返されており、村の近くに溜まり水はあっても、これはあまりに不衛生で、沸かして使っても疫病の源となってしまうが、生活のために使わざるを得ない地域が多くあります。
井戸が修理されない原因として、集金をしても、現金が目の前にあるという誘惑に耐えきれず、横領や使い込み、お金を持ち逃げするなどがあり、修繕費として貯蓄できない点がありました。
アフリカでは、携帯電話がかなり普及しており、モバイル決済は住民にとって馴染み深い決済方法であるため、水の使用量による従量課金制にし、支払いを現金集金ではなく、携帯電話を使ったモバイルマネーで個々人が決済するというシステムを導入することで、持続可能な井戸の利用にしていきます。
私達、技術のある先進国が取組み、インフラの基盤を整備することで、SDGsゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にもつながってくる取組と考えています。
21世紀でも生まれた場所が違うことで、世界の水に関する課題解決を目的にした『SMILE by WATER』プロジェクト!
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