<はじめに・ご挨拶>
初めまして。シンガーソングライターの山口春奈と申します。
私はDewというピアノ&ボーカルユニットでコーラス&ピアノとして2004年ごろから音楽活動をしています。
現在は東京都内で3人の子どもの母をしながらユニットとして、またソロとしても音楽活動を続けています。
<このプロジェクトで実現したいこと>
このプロジェクトをのゴールは「祈り」と「平和」をテーマにした、世界中の祈りの言葉をオリジナルのメロディに乗せた、音楽アルバムの制作を実現させることです。
<PRAYACTION Projectとは?>
そもそも、PRAYACTION Projectとは何かというところからお伝えさせてください。
このプロジェクトは私のソロ活動のメインプロジェクトであり、私自身のライフテーマでもあります。
「PRAYACTION」は「PRAY(祈り)」と「ACTION(行動)」という言葉を一つにした造語で、「祈り」を静の状態に留めず、自分の今、ここからできる行動を共に、という思いを込めて名付けました。
そして、このプロジェクトの最初のゴールとして、今回は「世界中の祈りの言葉にオリジナルのメロディを乗せた、音楽アルバムの制作」を設定し、まずこのプロジェクトの「シンボル」となるものを作りたいと思っています。
<このクラウドファンディングをやろうと思った理由>
なぜ、「世界中の祈りの言葉にオリジナルのメロディを乗せた、音楽アルバムの制作」を最初のゴールに設定するに至ったかという経緯を、長くなってしまうのですが、順を追ってここでお話しさせてください。
遡ること21年前、当時15歳だった私はカナダのバンクーバーに単身留学していました。
そんな私が留学後二週間で経験したのが「9.11」でした。
ハイジャックされた飛行機がバンクーバーの空港に着陸するとのことで、学校の上空を戦闘機がひっきりなしに飛び、空港は完全に閉鎖しました。
小学生の頃から「なぜ人は争うのだろう?」という疑問を持ち続け、その疑問の答えを見つけるためにまずは英語を学ぼうと思い留学した私にとって、「9.11」は改めて
「平和」とはなんだろう、そのために私にできることはなんだろう、という問いを私に強く突きつけました。
その後大学を卒業し、留学時代の同級生とミュージシャンとして活動するようになってからも、この「平和」というテーマは私の中で人生の軸としてあり続けました。
そして、ソロ活動を開始してからはよりこの「平和」というテーマにフォーカスした活動をしたいと思うようになりました。
そんな中、インドに行ったことがきっかけとなり、音楽が「祈り」そのものであることに改めて気づき、サンスクリット語のマントラや、般若心経の一節にオリジナルのメロディをつけて歌ったものなどを収録した「PRAY」という小作品集を2017年にリリースしました。
そして2020年のコロナパンデミックで世界中がロックダウンしたときに、このプロジェクト、「PRAYACTION」という、「PRAY(祈り)」と「ACTION(行動)」という言葉を一つにした、「自分なりの祈りを行動に移していこう」というテーマでプロジェクトを立ち上げ、サンスクリット語にとどまらず、世界中の祈りの歌を調べ、そこにオリジナルのメロディをつけて歌うことで、それぞれの宗教に共通する「祈り」の尊さを表現していこうと思いました。
最近少しずつこの活動も広がり始め、お寺などで、その宗派の歌だけではなく、世界中の祈りの歌を奉納させていただいたり、ヨガや瞑想などのBGMとして生演奏をさせていただいたりと、私なりの「祈り」を音楽を通して表現し続けています。
そして、今年でソロ活動を開始してからちょうど5年目になるのですが、活動開始当初より世界が大きく揺れています。
これまで「人はなぜ争うのか」について問い続けてきた私は、この地球に生きる人間の大きな共通項を探し続けてきました。その中でたどり着いた一つが
「音楽」
であり、その根本には
「祈り」
があることに気がつきました。
だからこそ、世界中の人々の時を超えた祈りの言葉を音楽という作品として世に出すことで、どの宗教、宗派であっても、そこにある「祈り」の美しさに優劣はないことをメッセージとして発信し、それぞれの信仰の対象の先にあるであろう、なんらかの「共通のもの」を聴いてくださる方々がそれぞれに考え、見つけてもらうきっかけを作りたいと思いました。
そしてそのことが、「平和」へのなんらかの手がかりになるのではないか、と思っています。
今回のクラウドファンディングはこの作品作りのための資金をみなさまからのお力をいただくことで、この作品の出来る過程から皆さんと一緒に、作り上げていきたいと思っています。
<【PRAYACTION Project】をやるもう一つの理由>
また、私が祈りの歌を歌おうと思ったのにはもうひとつ、理由があります。
それは、「世界平和」という大きなテーマだけでなく、一人ひとりの「心の平和」です。
私は自分の父を6歳の時に自死で亡くしたのですが、その時の経験、記憶は、私という人格を形成するに当たってものすごく大きなパートを占めることになりました。
今コロナ禍で自殺者数が増えているというニュースを耳にするたびに、遺されたご家族や子どもたちのことを思うと本当に胸が痛み、当の本人の苦しかったであろう胸の内を想像すると心が苦しくなります。
そういう悲しみを私一人の力でゼロにすることは限りなく無理に近い。
けれども、作品を手に取ってくれる方一人一人の心の内側に少しでも平安を生み出すお手伝いができたなら、少しでも、その波紋は私一人の力では届かないところまで届くのではないかと信じています。
私にとって音楽は父の形見です。
世界の平和への祈りも、個人の心の平和への祈りも、きっと根底では繋がっているはず。
音楽を通してそんな祈りの歌を届けていけたらと思っています。
この作品が、ご縁のある方々に届き、ご自身と、ご自身の大切な人、そしてその向こうにいるさまざまな人たちに想いを馳せ、繋がり、自分の生活の中で「平和」を考えるきっかけとなることを心から願っています。
そのために、どうぞみなさんのお力添えをいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
<資金の使い道>
今回、私自身の方でで20万円は制作費用として準備しました。
そこに30万円のご支援をみなさまから賜りたいと思っています。
主な内訳は以下となります。
*レコーディング費用、人件費
*プレス費用
*リターン品の制作、発送費用、CAMPFIREをはじめとする手数料
のために使わせていただく予定です。
①【レコーディング費用、人件費】について。
今回の作品は基本は全て自宅で録音し、今手持ちの中でできる限りを尽くして制作していく予定です。
しかし、音源というのは録って終わり、というわけではなく、録音した後にそれを整え、全体のバランスを取る「ミックス」という作業や、また自宅のスピーカーなど、さまざまな発音機器でも聴きやすくするための「マスタリング」という作業を行います。
そして、それぞれの作業にそれを生業とする方々がいらっしゃいます。
今回の作品は、みなさんの手元に届いた時の「聴き心地」に直接関わってくる作業は、きちんとプロにお願いしたいと思っています。
これまでも、限りある予算のなかで、みなさん素晴らしい仕事をしてくださってきましたが、その方々にも家族がいて、守る人たちがいます。
みなさんの好意に甘えるのではなく、持続可能な関係と、制作環境を整えるためにも、今回クラウドファンディングを通してみなさんにもお力を貸していただくことを決めました。
上記を踏まえると、人件費に1曲おおよそ3〜5万円、収録曲をおよそ9曲を予定しているので、レコーディングにかかる費用が最低でも約35万円必要となります。
②【プレス費用】について。
今回は音楽用のCDとして作品をリリースする予定ですので、音楽用のCDとなると自宅では作れないため、業者に委託しなければなりません。
今回は在庫を抱えられる現実的な枚数として、300枚プレス予定ですので、最低でも5万円の費用がかかります。しかし、これからの社会情勢等によりこの値段は上がることを見込んでいます。
③【リターン品の制作、発送費用、campfire手数料】について
リターン品として今回
A)オリジナル記念品 (tokioriさん特製オリジナルコースター)(約5万円)
B)コード譜の制作、印刷 (約3万円)
C)セルフライナーZINE印刷費(約2万円)
がCDの制作以外にあります。それらリターン品の配送料を約1万円と見込んでおります。
また、仮に目標金額の35万円を達成した場合、手数料はその10%となります。
以上を踏まえると
レコーディング費用 約35万円
プレス費用 約5万円
CD以外のリターン品製作費 約10万円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
計50万円
となります。(変更があった場合は、その都度こちらでお知らせします。)
<リターンについて>
リターン品の詳しい内容はリターンのページをご覧いただければと思いますが、こちらがざっとまとめたものになります。基本は予約販売という形で、ニューアルバムのCDプラスαをリターン品としてお返しする予定です。
◉500円 お礼のメッセージビデオ(Youtubeの限定公開という形でメールをお届けします。)
◉1500円 お礼の直筆ポストカードのお届け
◉3500円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)
◉6500円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)+ニューアルバム記念グッズ(hallun特製コースター)
◉6500円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)+ニューアルバム楽曲コード譜
◉10000円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)+セルフライナーノーツZINE+ニューアルバム記念グッズ(hallun特製コースター)+ニューアルバム楽曲コード譜
◉50000円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)+ニューアルバム記念グッズ(hallun特製コースター)+ニューアルバム楽曲コード譜+セルフライナーノーツZINE+プレミアムライブ開催権(60分)
◉100000円 ニューアルバムCD(盤面サイン付)+ニューアルバム記念グッズ(hallun特製コースター)+ニューアルバム楽曲コード譜+セルフライナーノーツZINE+オリジナル書き下ろし楽曲プレゼント
<実施スケジュール>
暫定的ではありますが、現在の制作スケジューがこちらになります。
2022年4月〜10月 CDに収録する音源の制作、ミックス作業、マスタリング作業
2022年10〜12月 プレス及び、CDジャケットアート、グッズなどの制作
作品リリース、リターン品発送
作品の完成は年内を目指しており、リターン品はリリース後順次送らせていただく予定です。
またスケジュールは制作の進捗状況により多少前後することはあるかと思いますが、こちらで進捗状況をこまめにお知らせさせていただく予定です。
ちなみに現在すでにデモレコーディングは大体終了しています。
ここから実際にCDに収録する音源のレコーディング、ミックス作業、そしてマスタリング作業までをこの秋ごろまでに終了させる予定です。
それと並行してグッズの制作、ジャケットアートの制作を行なっていきます。
支援金の集まり具合によっては、この作品に携わってくれたミュージシャンの方達と一緒にリリースツアーを行うための資金とさせていただきたいと思っております。
いただいた支援金は、皆さんにより満足していただけるような形で還元させていただくことをお約束します。
<最後に>
長くなりましたが、拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
初めての挑戦で、この文章を書き切るまでに何度も何度も立ち止まり、実は1年以上逡巡していました。
ですが、どんどん時代は移り変わっていき、今も、刻一刻と移り変わっています。「平和」もどんどん当たり前のものではなくなっている現状を見て、
「平和とは」、「祈りとは」、そんな私自身のライフテーマをこの作品を世に出すという「行動」に移そう、と強く思いました。
この作品が、たとえどんなに小さな一滴の雫だとしても、この世に生み出し、ご縁のある人に繋いで行くことを、私自身の大事な「PRAYACTION(祈りを込めた行動)」の一歩としたいと思います。
どうぞ、実現できるよう、みなさまのお力をお貸しいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
2022年3月21日
シンガーソングライター 山口春奈
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るリターン品の発送が終わりました!
2023/03/18 16:19こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
アルバム「SHANTI」収録曲紹介
2023/02/26 11:103.21リリースのアルバム「SHANTI」収録曲の紹介です。2曲目の「ASATO MA」は私が2016年、2017年とインドへ行ったときに出会った印象的なマントラの一つです。真理でないことから真理へと私を導いてください暗闇から光のあるところへと私を導いてください死から不死へと私を導いてください平安あれ平安あれ平安あれマントラは文字だけを追っても上滑りしてしまうことが多いと思います。「真理」って?「光」って?「不死」って?深く向き合っていくその過程で、その言葉たちと、自分の心が、自分の人生が「出会う」瞬間があります。それは辞書で調べて見つける「意味」とは違う、別の次元での深い「理解」があります。その言葉の意味と出会う道のりが生きることであり、また祈りの本質なのではないかとこのアルバムを作りながら思いました。メロディは私がこの祈りの言葉と出会った中で、私の心に触れた瞬間の印象を表現しました。みなさんもみなさんだけのこの言葉の意味を見つけてもらえると嬉しいです。ニューアルバム「SHANTI」のご予約はこちらからしていただけます。https://harunamusic.official.ec/また、ご予約商品5000円以上で500円割引になるクーポンもご用意しています。クーポンコードはこちら【prayactionproject】ライナーノーツ、またコード譜の方も若干数ですがご予約受け付けております。ご縁のある方にこの作品が届くことを願っています。山口春奈 もっと見る
CDの入稿が終わり、リターン品の限定コースターが完成しました!
2023/01/15 13:11満月から8日が経ち、一月も半ばに入りました。暦の上でも大寒が目の前ですね。さて、クラウドファンディングにて制作中のアルバム”SHANTI"ですが、先日ようやくCDのプレスの入稿作業が完了しました。今回このプロジェクトは、これまでの音楽仲間に加え、私の7年間の転勤生活で出会ってきた人たちに本当に力を貸していただきました。東京に留まっているだけだったら絶対に出会えなかった各地の素敵な仲間。そして、20代の頃から私を知ってくれている人たち。これまでのいろんな出会いが、このアルバムの中に詰まっています。リターン品であるアルバム”SHANTI”曲の譜面を元にしたコースターも完成しました!先日現物をhallunさんに送っていただき手に取ってみたのですが、本当に優しい色合いで、コースターの模様が本当に楽曲とリンクしていました。ちょうどアルバムを置いていただける大きさのコースターです。世界でたった20枚だけのコースター。リターン品として選んでくださったみなさん、お手元に届くのをどうぞ楽しみにしていてください。もう一つのリターン品が、「コード譜」です。このコード譜、曲を作っているのであればもうあるんじゃないの?と思われる方も多いと思うんですが、私は3歳でピアノを習い始めた時、楽譜を使わず「耳から聴いて弾く」というちょっと特殊なやり方でピアノを教わってきました。だから楽譜を読む、書く、という経験がほとんどなく、デビューした手の頃はそもそもコード譜さえ読むことも、書くこともできませんでした。けれど、さすがにこれでは他のミュージシャンの人たちとの共通言語がないということで、専門学校の夏季コースへ大学の夏休みに通って楽典を勉強したりしていたんです。(それでもあまり上達しなかったのですが・・・汗)ただ、やっぱり今でも楽譜を書くということはあまりしておらず、コード譜も、きちんと腰を据えて書くとなると曲を作るよりも時間がかかってしまいます。ですが、今回のアルバムは、「聴く」だけでなく、祈りの言葉の響きを、自分で歌って自分の身体に響かせる事で何か感じるものがあるのではないのかな、と思っています。私自身、気持ちが落ち込んでいる時、どうしても集中できないときなど、何度も何度も繰り返し祈りの言葉をメロディに乗せて歌う事で、心がすーっと静かになっていくことがありました。ウクレレやギターなど、楽器をされているみなさんなら、ぜひコード譜を片手に伴奏しながら歌ってみてもらえると嬉しいです。アルバムの曲たちはみなさんが歌う時に歌いやすいよう、コードなどもできるだけループ(繰り返し)になるもので作りました。なので4つくらいコードを覚えればずーっと繰り返して歌えるようなものが多くなっています。完成したらこちらはオンラインストアでも手にとっていただけるようにしたいなと思っています。このコード譜作成が終わったら、次はライナーノーツを仕上げて完成です。またこちらの方も、進捗状況の方、noteやブログでお知らせしていきますね。完成までもう少し、どうか見守っていただけますと幸いです。山口春奈 もっと見る
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