3.21リリースのアルバム「SHANTI」収録曲の紹介です。2曲目の「ASATO MA」は私が2016年、2017年とインドへ行ったときに出会った印象的なマントラの一つです。真理でないことから真理へと私を導いてください暗闇から光のあるところへと私を導いてください死から不死へと私を導いてください平安あれ平安あれ平安あれマントラは文字だけを追っても上滑りしてしまうことが多いと思います。「真理」って?「光」って?「不死」って?深く向き合っていくその過程で、その言葉たちと、自分の心が、自分の人生が「出会う」瞬間があります。それは辞書で調べて見つける「意味」とは違う、別の次元での深い「理解」があります。その言葉の意味と出会う道のりが生きることであり、また祈りの本質なのではないかとこのアルバムを作りながら思いました。メロディは私がこの祈りの言葉と出会った中で、私の心に触れた瞬間の印象を表現しました。みなさんもみなさんだけのこの言葉の意味を見つけてもらえると嬉しいです。ニューアルバム「SHANTI」のご予約はこちらからしていただけます。https://harunamusic.official.ec/また、ご予約商品5000円以上で500円割引になるクーポンもご用意しています。クーポンコードはこちら【prayactionproject】ライナーノーツ、またコード譜の方も若干数ですがご予約受け付けております。ご縁のある方にこの作品が届くことを願っています。山口春奈
満月から8日が経ち、一月も半ばに入りました。暦の上でも大寒が目の前ですね。さて、クラウドファンディングにて制作中のアルバム”SHANTI"ですが、先日ようやくCDのプレスの入稿作業が完了しました。今回このプロジェクトは、これまでの音楽仲間に加え、私の7年間の転勤生活で出会ってきた人たちに本当に力を貸していただきました。東京に留まっているだけだったら絶対に出会えなかった各地の素敵な仲間。そして、20代の頃から私を知ってくれている人たち。これまでのいろんな出会いが、このアルバムの中に詰まっています。リターン品であるアルバム”SHANTI”曲の譜面を元にしたコースターも完成しました!先日現物をhallunさんに送っていただき手に取ってみたのですが、本当に優しい色合いで、コースターの模様が本当に楽曲とリンクしていました。ちょうどアルバムを置いていただける大きさのコースターです。世界でたった20枚だけのコースター。リターン品として選んでくださったみなさん、お手元に届くのをどうぞ楽しみにしていてください。もう一つのリターン品が、「コード譜」です。このコード譜、曲を作っているのであればもうあるんじゃないの?と思われる方も多いと思うんですが、私は3歳でピアノを習い始めた時、楽譜を使わず「耳から聴いて弾く」というちょっと特殊なやり方でピアノを教わってきました。だから楽譜を読む、書く、という経験がほとんどなく、デビューした手の頃はそもそもコード譜さえ読むことも、書くこともできませんでした。けれど、さすがにこれでは他のミュージシャンの人たちとの共通言語がないということで、専門学校の夏季コースへ大学の夏休みに通って楽典を勉強したりしていたんです。(それでもあまり上達しなかったのですが・・・汗)ただ、やっぱり今でも楽譜を書くということはあまりしておらず、コード譜も、きちんと腰を据えて書くとなると曲を作るよりも時間がかかってしまいます。ですが、今回のアルバムは、「聴く」だけでなく、祈りの言葉の響きを、自分で歌って自分の身体に響かせる事で何か感じるものがあるのではないのかな、と思っています。私自身、気持ちが落ち込んでいる時、どうしても集中できないときなど、何度も何度も繰り返し祈りの言葉をメロディに乗せて歌う事で、心がすーっと静かになっていくことがありました。ウクレレやギターなど、楽器をされているみなさんなら、ぜひコード譜を片手に伴奏しながら歌ってみてもらえると嬉しいです。アルバムの曲たちはみなさんが歌う時に歌いやすいよう、コードなどもできるだけループ(繰り返し)になるもので作りました。なので4つくらいコードを覚えればずーっと繰り返して歌えるようなものが多くなっています。完成したらこちらはオンラインストアでも手にとっていただけるようにしたいなと思っています。このコード譜作成が終わったら、次はライナーノーツを仕上げて完成です。またこちらの方も、進捗状況の方、noteやブログでお知らせしていきますね。完成までもう少し、どうか見守っていただけますと幸いです。山口春奈
【PRAYACTION Project アルバムタイトル、ジャケット決定】いつも応援いただきありがとうございます。ようやく、ここまでお知らせすることができることになりました。アルバムタイトルと、ジャケットが決定しましたのでお知らせします。【アルバムタイトル「SHANTI」】半年のレコーディング期間を経て、全曲のレコーディングが終わり、その過程の中でいくつかのタイトルが浮かびました。そして最終的に、今回はサンスクリット語で「平和、平安」という、このプロジェクトの原点である「平和」をタイトルに置くことにしました。【ジャケットについて】ジャケットもいくつかの候補があったのですが、様々な色が混ざり合い、その境界線が淡く滲んでいる様が、平和への一つのヒントのように感じ、このデザインにしました。このアルバムの中には、サンスクリット語、パンジャーブ語、ヘブライ語、日本語など、様々な言語の様々な文化背景の祈りを収録しました。もちろんこれもほんの一部に過ぎませんし、私自身もそれぞれの言葉のスペシャリストではありませんが、どれも私が自分の人生の中で自分の目で見て、耳で聞いて、直接関わってきた文化のものを収録しました。私たちと同じように朝日と共に目を覚まし、愛する人と共に笑い、泣き、悩んだり、落ち込んだり、いろいろな感情を味わっている、心を持った人たちの日々の営みの中から生まれた「祈り」。長い長い歴史の中で、時代の変化にも耐え、「生きつづけている祈りの言葉」には、やはりどんな時代のどんな文化を生きる人たちにも通じる大切なことを伝えてくれているように思います。私自身、実際にこのレコーディング中に本当に様々な気づきがありました。これらの大切な祈りの言葉を、「音楽」という言葉を超えるものを通して皆さんにお届けすることで、少しでも皆さんとこれらの言葉や文化との距離が近くなればいいなと思います。そして、このアルバムがそれぞれの「平和のともしび」を心に灯していただくためのきっかけになりますことを、心から願っております。CDのプレスや、リターン品などの制作がまだ残っているため、発売は来年の年明けを予定しております。発売日の目処が立ちましたら予約ページも近日中に立ち上げますので、そちらもぜひチェックしていただけると嬉しいです。ここまで見守り、応援してくださった皆様には心から感謝しています。本当にありがとうございました。そして引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!10月25日山口春奈
制作状況の報告を、と思いながらもなかなか文字に書き起こすことができず、気づけばあっという間に9月も後半に入ってしまいました。支援してくださった皆さんにご報告が遅れましたことをお詫びいたします。おかげさまで、レコーディングの方は全曲ほぼ終わりました。今はすでに録り終わったものをもう一度さらいながら、微調整を進めているところです。今回、計9曲のマントラをはじめとする祈りの曲を収録しました。このアルバムは私が長女を4年前に出産した直後、ふと立て続けにメロディが浮かんで、メモとして残しておいたものがほぼベースになっています。その時にメモとして残したマントラのメロディの中に、若くして天に召された知人の好きだったマントラがあります。彼女の亡くなった後、友人からそのマントラを教えてもらった私は、すぐに意味を調べました。OMNamah Shivaya GuraveSaccidananda MurtayeNisprapancaya ShantayaNiralambaya TejaseOM自分の中に、自分を導く光が存在している、そのことを思い出して謙虚になりそれに対して尊敬の気持ちを表します「自分の中の光を見出す」いつでも自分の心の中に自分を導くものがある。亡くなった知人とは深い関係ではなかったのですが、何か大切なメッセージを受け取ったように思っています。祈りは、何か自分の外にある大いなるものへ向かうイメージがあると思いますが、きっとどこかのタイミングで、その「大いなるもの」は、実は私たちの内側にもあり、私たちはそれぞれが神聖で、それぞれが大切な存在である、ということを私たちに気づかせてくれるように思います。このマントラを歌うとき、私は自分の中に、確かに自分を導くものがある、ということを強く感じられる気がしています。私はこのアルバムを作っている時、彼女をはじめ、今はいない大切な人たちのことを何度も何度も思い出しました。それは怖い意味ではなくて、私には本当に彼らがそれを聴いてくれている気がしたし、私も彼らにそれを届くと信じて、だからこそ諦めずに制作を続けてこれました。彼らの存在をふと心のどこかで感じた時、私自身の中にあった「生」と「死」という概念もまた、切り離されたものではなくなったように思います。この作品で描こうとしたものは、ちっぽけな私の人生の経験からは到底完全に描き切ることのできないテーマです。それでも私の人生の中で「祈り」にまつわる経験を通して、大きな根源に触れる一筋の細い細い光を感じた経験を頼りに、それを手繰り寄せ、イメージを膨らませて作品を作ってきました。あまりにも自分の心のど真ん中に抱き続けてきたテーマだったので、ここでつまづいたり、ここで失敗したら、次にどんな一歩を踏み出していいのかわからなくなりそうで、正直怖くもありました。けれど、そんな恐れもまるごと受け止めて、また歩み出す、何か懐の大きな優しさや強さのようなものが、この制作を通して私の中に芽生えた気がしています。製作中にお世話になったミュージシャンの方に「等身大であることがすごく大事だと思う」と掛けられた何気ない一言に今立ち返りながら、今の私を隠さず全て詰め込んで、みなさんにお届けする準備を進めています。曲順もほぼ決まり、この楽曲はアルバムの最初に収録しようと思っています。それが出来上がったら「マスタリング」という作業を経て、いよいよCDに音を乗せていきます。とりあえずレコーディングが全部終了したら、今回作品に携わってくれた方達の紹介などもしていこうと思います。引き続き、温かい目で見守っていただけますと幸いです。いつも温かいご支援、応援、本当にありがとうございます。みなさま自身とそしてみなさまの大切な人たち、そして、世界中の全ての生命が幸せでありますように。Harmonic Records山口春奈